一応「ミステリアス・コメディ」との事ですが、
見方によってはミステリとして成立しているような、
してないような……なかなかジャンル分けしずらい
作品です。
コメディとしての要素は非常に面白く、漫画に例え
るなら永野のり子さんのギャグ漫画に近いノリを感
じました。
色々な意味で難アリな犯人達が非常にユニークです。
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名被害者・一条(仮名)の事件簿 (講談社ノベルス ヤP- 1) 新書 – 2012/4/1
山本 弘
(著)
名探偵の陰に、名被害者あり。名探偵が頻繁に事件に出くわすように、この世にはムダに殺人者と遭遇して殺されそうになる「名被害者」と呼ばれる存在がいる。だが、「名被害者」的性質が世に知られることは少ない。なぜなら……「名被害者」はその性質故に、殺されてしまうからだ。
この物語は、「名被害者・一条」が変わった殺人者と出会い、どう生き延びるかを描いている……ような気がする。
この物語は、「名被害者・一条」が変わった殺人者と出会い、どう生き延びるかを描いている……ような気がする。
- 本の長さ231ページ
- 言語日本語
- 出版社講談社
- 発売日2012/4/1
- ISBN-104061828193
- ISBN-13978-4061828193
商品の説明
著者について
山本 弘
SF作家。ゲームデザイナー。1956年京都生まれ。1987年、ゲーム創作集団「グループSNE」の一員となり、作家およびゲームデザイナーとしてデビュー。現在はSNEから独立。と学会会長。
代表作に『神は沈黙せず』『アイの物語』『詩羽のいる街』(角川書店)、『ラプラスの魔』『パラケルススの魔剣』『サイバーナイト』『ギャラクシー・トリッパー美葉』『妖魔夜行』(角川スニーカー文庫)、『サーラの冒険』(富士見ファンタジア文庫)、『時の果てのフェブラリー』(徳間デュアル文庫)、『MM9』(東京創元社)『トワイライト・テールズ』(角川書店)などがある。
SF作家。ゲームデザイナー。1956年京都生まれ。1987年、ゲーム創作集団「グループSNE」の一員となり、作家およびゲームデザイナーとしてデビュー。現在はSNEから独立。と学会会長。
代表作に『神は沈黙せず』『アイの物語』『詩羽のいる街』(角川書店)、『ラプラスの魔』『パラケルススの魔剣』『サイバーナイト』『ギャラクシー・トリッパー美葉』『妖魔夜行』(角川スニーカー文庫)、『サーラの冒険』(富士見ファンタジア文庫)、『時の果てのフェブラリー』(徳間デュアル文庫)、『MM9』(東京創元社)『トワイライト・テールズ』(角川書店)などがある。
登録情報
- 出版社 : 講談社 (2012/4/1)
- 発売日 : 2012/4/1
- 言語 : 日本語
- 新書 : 231ページ
- ISBN-10 : 4061828193
- ISBN-13 : 978-4061828193
- Amazon 売れ筋ランキング: - 1,135,624位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- カスタマーレビュー:
カスタマーレビュー
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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2015年6月28日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
第1話 麗子さん(仮名)と血染めのノコギリ
第2話 雲母坂(きららざか)部長(仮名)と壁を登る鍵
第3話 ダチイエローさん(仮名)と大きな冷蔵庫
第4話 白1号さん(仮名)と活きのいいタコ
第5話 カマンザドオリさん(仮名)と第九次侵略計画
第2話 雲母坂(きららざか)部長(仮名)と壁を登る鍵
第3話 ダチイエローさん(仮名)と大きな冷蔵庫
第4話 白1号さん(仮名)と活きのいいタコ
第5話 カマンザドオリさん(仮名)と第九次侵略計画
2012年8月12日に日本でレビュー済み
設定も名被害者という突飛な発想で、読んでいても飽きない非常に面白い作品でした。
其々の個性的なキャラクターが織りなす幾つかの短編になっていて、長編が苦手な方にもオススメです!
ハッキリと言えば、好き嫌いが分かれそうな作品ですが、個人的には買ってよかったと思います。
其々の個性的なキャラクターが織りなす幾つかの短編になっていて、長編が苦手な方にもオススメです!
ハッキリと言えば、好き嫌いが分かれそうな作品ですが、個人的には買ってよかったと思います。
2012年5月31日に日本でレビュー済み
終始なにがしたいのか分かりませんでした。
ネタと思われる部分も小中学生が喜びそうな下ネタばかりで辟易しますし、読み終わった後には自分が今まで何を読んでいたのか分かりませんでした。
作者はSF系の作家さんだそうで、あのような締め方だったのでしょうが、無理矢理感が否めません。
正直、全くオススメできません。
ネタと思われる部分も小中学生が喜びそうな下ネタばかりで辟易しますし、読み終わった後には自分が今まで何を読んでいたのか分かりませんでした。
作者はSF系の作家さんだそうで、あのような締め方だったのでしょうが、無理矢理感が否めません。
正直、全くオススメできません。
2012年4月24日に日本でレビュー済み
『メフィスト』誌に掲載(2009 VOL.3,2010 VOL.1-3)の四編に書き下ろしを加えた一冊で,
ミステリアス・コメディとあるように,ミステリとも,ユーモアミステリとも違う位置づけです.
ですので,物語の冒頭部でも触れられていますが,犯人が,謎解きが,というのは全くありません.
全体としては,巷にあふれる(?)名探偵に対するところの,名被害者という発想がおかしく,
少しピントのずれた女の子のやり取りなど,良くも悪くものんびり,ゆるめの感じで進んでいき,
ミステリへのパロディやツッコミは,ミステリ好きならあるある感覚的な面白さがあると思います.
反面,コメディですから,好き嫌いの分かれる幅はどうしても大きくなってしまうでしょうし,
アニメのパロディや,ネットスラングを用いた言い回しにも,鼻白むことがあるかもしれません.
また,どこか感覚の違う主人公について,『死』への意識が軽すぎるのがどうしても気になり,
自身が人を殺したり,隠蔽に手を貸しながらも,悪びれることのない様子には嫌悪感を覚えます.
他にも,頻繁に下ネタが出てくるのも好きになれず,どれも小中学生レベルのものばかりとはいえ,
無頓着なキャラ設定のため,唐突,脈略なく発されるそれらには,笑えず『引いて』しまうことも….
書き下ろしの最後の編は,それまでのアレコレを吹っ飛ばすほど,突き抜けたものがありましたが,
そのバカバカしさや,先に挙げた要素など,カバー絵とは裏腹にかなり読み手をかなり選ぶ作品です.
ミステリアス・コメディとあるように,ミステリとも,ユーモアミステリとも違う位置づけです.
ですので,物語の冒頭部でも触れられていますが,犯人が,謎解きが,というのは全くありません.
全体としては,巷にあふれる(?)名探偵に対するところの,名被害者という発想がおかしく,
少しピントのずれた女の子のやり取りなど,良くも悪くものんびり,ゆるめの感じで進んでいき,
ミステリへのパロディやツッコミは,ミステリ好きならあるある感覚的な面白さがあると思います.
反面,コメディですから,好き嫌いの分かれる幅はどうしても大きくなってしまうでしょうし,
アニメのパロディや,ネットスラングを用いた言い回しにも,鼻白むことがあるかもしれません.
また,どこか感覚の違う主人公について,『死』への意識が軽すぎるのがどうしても気になり,
自身が人を殺したり,隠蔽に手を貸しながらも,悪びれることのない様子には嫌悪感を覚えます.
他にも,頻繁に下ネタが出てくるのも好きになれず,どれも小中学生レベルのものばかりとはいえ,
無頓着なキャラ設定のため,唐突,脈略なく発されるそれらには,笑えず『引いて』しまうことも….
書き下ろしの最後の編は,それまでのアレコレを吹っ飛ばすほど,突き抜けたものがありましたが,
そのバカバカしさや,先に挙げた要素など,カバー絵とは裏腹にかなり読み手をかなり選ぶ作品です.
2012年7月5日に日本でレビュー済み
ひたすら事件に巻き込まれる名被害者という発想は面白かった。
ミステリというよりはライトのベルに近い感じ。
そして最後にはSFにも?
ラノベが好きな方で、世界に入り込めればなかなか面白いかも。
ミステリというよりはライトのベルに近い感じ。
そして最後にはSFにも?
ラノベが好きな方で、世界に入り込めればなかなか面白いかも。
2012年7月28日に日本でレビュー済み
登場人物に対して、(名)探偵という属性を与えたものは多々あるが、名被害者という属性を与えるという、発想は今まで見たことがなかった(もしかしたら、知らないだけで実はあるのかもしれないが)。その点では、非常に新しいし、面白いアイディアだと感じた。
ただ、一つ残念なのはそれを上手く活かせてないようだということだ。この作者の作品を読むのは初めてなのでそもそもどういった作風なのか全く知らないが、このアイディアなら、余計なことはせずに、純粋にミステリ、あるいは、数理小説として、十分に勝負できるアイディアだったと思う。途中途中にはそういう雰囲気もあったが、最後の持っていき方は強引かつ、不必要で、もっと丁寧に練った方が良かったと思う。
ただ、一つ残念なのはそれを上手く活かせてないようだということだ。この作者の作品を読むのは初めてなのでそもそもどういった作風なのか全く知らないが、このアイディアなら、余計なことはせずに、純粋にミステリ、あるいは、数理小説として、十分に勝負できるアイディアだったと思う。途中途中にはそういう雰囲気もあったが、最後の持っていき方は強引かつ、不必要で、もっと丁寧に練った方が良かったと思う。
2012年7月18日に日本でレビュー済み
書店での平積みでタイトルが気になり、家に帰ってから調べると山本弘さんの作品でした。
早速読んでみましたが、名探偵の真逆、名被害者という設定は好きなんですが、中盤辺りまで最近のラノベ読者に阿ってる感じがして、文章の運び方が好きな感じではありませんでした。
最後は記憶に残る「ギャラクシートリッパー美葉」のような展開に感じられて、らしいなぁと思いましたけどね。
早速読んでみましたが、名探偵の真逆、名被害者という設定は好きなんですが、中盤辺りまで最近のラノベ読者に阿ってる感じがして、文章の運び方が好きな感じではありませんでした。
最後は記憶に残る「ギャラクシートリッパー美葉」のような展開に感じられて、らしいなぁと思いましたけどね。