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ジグβは神ですか (講談社ノベルス モF- 47) 新書 – 2012/11/1
芸術家たちが自給自足の生活を営む宗教施設・美之里。
夏休みを利用しそこを訪れた加部谷恵美たちは、
調査のため足を運んでいた旧知の探偵と再会を果たす。
そんななか、芸術家の一人が全裸で棺に入れられ、
ラッピングを施された状態で殺されているのが発見される。
見え隠れするギリシャ文字「β」と、あの天才博士の影。
萌絵が、紅子が、椙田が、時間を超えて交叉する――!
- 本の長さ348ページ
- 言語日本語
- 出版社講談社
- 発売日2012/11/1
- ISBN-104061828568
- ISBN-13978-4061828568
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商品の説明
著者について
1957年12月7日愛知県生まれ。工学博士。某国立大学工学部助教授として勤務するかたわら、1996年、『すべてがFになる』(講談社ノベルス)で第1回メフィスト賞を受賞し、ミステリィ作家としてデビュー。以後、犀川助教授・西之園萌絵のS&Mシリーズや、瀬在丸紅子たちのVシリーズ、『φは壊れたね』から始まるGシリーズ、『イナイ×イナイ』からのXシリーズなどを執筆。ほかに、『女王の百年密室』『スカイ・クロラ』『喜嶋先生の静かな世界』などの小説や、『森博嗣のミステリィ工作室』『工作少年の日々』、ささきすばる氏との絵本『悪戯王子と猫の物語』、庭園鉄道敷設レポート『庭園鉄道趣味 鉄道に乗れる庭』、『つぶやきのクリーム』など多くの作品を発表し、人気を博している。
登録情報
- 出版社 : 講談社 (2012/11/1)
- 発売日 : 2012/11/1
- 言語 : 日本語
- 新書 : 348ページ
- ISBN-10 : 4061828568
- ISBN-13 : 978-4061828568
- Amazon 売れ筋ランキング: - 1,010,764位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- カスタマーレビュー:
著者について
1957年愛知県生まれ。工学博士。
某国立大学の工学部助教授の傍ら1996年、『すべてがFになる』(講談社文庫)で第1回メフィスト賞を受賞し、衝撃デビュー。以後、犀川助教授・西之園萌絵のS&Mシリーズや瀬在丸紅子たちのVシリーズ、『φ(ファイ)は壊れたね』から始まるGシリーズ、『イナイ×イナイ』からのXシリーズがある。
ほかに『女王の百年密室』(幻冬舎文庫・新潮文庫)、映画化されて話題になった『スカイ・クロラ』(中公文庫)、『トーマの心臓 Lost heart for Thoma』(メディアファクトリー)などの小説のほか、『森博嗣のミステリィ工作室』(講談社文庫)、『森博嗣の半熟セミナ博士、質問があります!』(講談社)などのエッセィ、ささきすばる氏との絵本『悪戯王子と猫の物語』(講談社文庫)、庭園鉄道敷設レポート『ミニチュア庭園鉄道』1~3(中公新書ラクレ)、『自由をつくる 自在に生きる』(集英社新書)など新書の著作も多数ある。
ホームページ「森博嗣の浮遊工作室」(http://www001.upp.so-net.ne.jp/mori/)
●これから出る本→予定表(http://www001.upp.so-net.ne.jp/mori/myst/timetable.html)
●作者による作品の紹介(http://www001.upp.so-net.ne.jp/mori/myst/myst_index.html)
●出版された本の一覧→出版年表(http://www001.upp.so-net.ne.jp/mori/myst/nenpyo.html)
カスタマーレビュー
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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森博嗣さんはHPでこのシリーズは全部で12作と宣言していた。でも森さんはリタイア計画もあるようなので、正直もう出ないかもとも思っていた。
出て良かった。またこの世界を読めて嬉しい!
シリーズ前作までとは、少しだけ雰囲気が変わっているかもしれない。
月日は登場人物たちにも流れていたようで、もうみんな就職したり、院生になったり、住む場所も離れたり、それぞれの道を歩んでいる。
そのせいか、青春の香りがちょっと消えた。はしゃいだり、わいわい言ったり、そういう華やかさや賑やかさは、あまりない。
その分、全体に静謐だ。内省的、あるいは哲学的に傾斜している印象。文章も、さらにソリッドでシンプルで知的になってる気がする。
どちらかと言えば四季シリーズに近いかもしれない感じだ。テーマは大きい。
大きいんだけど、重苦しくならないところがいい。海月君の語りは、シビアだけど、相変わらずまっすぐ的を得ていて心地よい。
引用したいくらいだけど、ネタバレになるとやばいので止めておく。
それに、いつになく自分の心を見つめる、加部谷さんの心持がせつない。
森作品の登場人物たちは、なんでこうもせつないんだろう。
探偵役(と相手)を除くと、みんなほんとリアリティがある。ちょっとかみ合わせのずれた会話とか。そうそう、普通こうだよな、って思う。
みんな結構不器用で、気持ちと裏腹の行動をとったり、それを悔やんだり。気持ちがうまく伝えられなかったり、伝わらなかったり。
すごく共感できる。ああ、人間だね、って。だから、彼らにすごく感情移入してしまう。
まあ、小説的には、天才的でフィクショナルな人物をより際立たせるためかとも思うけど(でも少なくとも探偵役は感情面では同じだ)。
だから、彼らに、すごく会いたくなる。久しぶりに会えて嬉しい。また、会いたい。
森先生、お願いだから、宣言通り12作目まで書いてください。何年でも待ってます。
ちなみに、このGシリーズは、上記したように登場人物たちの時制もあるので、少なくともシリーズ最初から読んだ方がより楽しめると思う。
もっと言えば、Vシリーズ、S&Mシリーズも、登場人物が交わるので、興味を持たれたら、並行して読んだ方が楽しいかも。
ファンでない人が、この本を手にとって読むことはあるだろうか。
このシリーズの色はしっかりと出ている。
さすがはビジネスで書いているだけのことはあり、作者の狙い通りの本だといえる。
私自身は、この作者の本は、だいたい読んでいるので、今回も惰性で読んでおいた。
考えようによっては、いくつか考え深いテーマがあるのがおもしろい。
何がどうなっているかは、ネットで検索するといくつかでてくるので、それで整理しよう。
物語の中でも時間が経っており一緒に歩んできた一読者としては感慨深いです。
シリーズ最終巻が楽しみです。
前作から4年がたち登場人物たちも社会人になってたりして、ちょっとテイストがかわってます。
残念なのは犀川が登場しないことですね。。。逆に真賀田博士が登場するので、読者にとっては刺激的な内容なのは間違いないでしょう。
前シリーズはまだ本格的なミステリィとしての体裁を保っていたと思うが、
このシリーズはもはやミステリィとよべるのだろうか。
じゃあなんだと尋ねられるとそれは答えようがない、作者は何か新しい試みをしているので
まだ私にはよく分からない。これは小説だろうか?
ただ、本作の殺人の動機は良識ある人にとっては理解不能だと思われる。
この世界の神がようやく本作で登場するが、神が何を行おうとしているかは
まだはっきりと読者には提示されない。ただ登場人物も読者もその神の前で翻弄される
のみである。