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キウイγは時計仕掛け (講談社ノベルス モF- 48) 新書 – 2013/11/7
- 本の長さ320ページ
- 言語日本語
- 出版社講談社
- 発売日2013/11/7
- ISBN-104061828983
- ISBN-13978-4061828988
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登録情報
- 出版社 : 講談社 (2013/11/7)
- 発売日 : 2013/11/7
- 言語 : 日本語
- 新書 : 320ページ
- ISBN-10 : 4061828983
- ISBN-13 : 978-4061828988
- Amazon 売れ筋ランキング: - 845,615位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- カスタマーレビュー:
著者について
1957年愛知県生まれ。工学博士。
某国立大学の工学部助教授の傍ら1996年、『すべてがFになる』(講談社文庫)で第1回メフィスト賞を受賞し、衝撃デビュー。以後、犀川助教授・西之園萌絵のS&Mシリーズや瀬在丸紅子たちのVシリーズ、『φ(ファイ)は壊れたね』から始まるGシリーズ、『イナイ×イナイ』からのXシリーズがある。
ほかに『女王の百年密室』(幻冬舎文庫・新潮文庫)、映画化されて話題になった『スカイ・クロラ』(中公文庫)、『トーマの心臓 Lost heart for Thoma』(メディアファクトリー)などの小説のほか、『森博嗣のミステリィ工作室』(講談社文庫)、『森博嗣の半熟セミナ博士、質問があります!』(講談社)などのエッセィ、ささきすばる氏との絵本『悪戯王子と猫の物語』(講談社文庫)、庭園鉄道敷設レポート『ミニチュア庭園鉄道』1~3(中公新書ラクレ)、『自由をつくる 自在に生きる』(集英社新書)など新書の著作も多数ある。
ホームページ「森博嗣の浮遊工作室」(http://www001.upp.so-net.ne.jp/mori/)
●これから出る本→予定表(http://www001.upp.so-net.ne.jp/mori/myst/timetable.html)
●作者による作品の紹介(http://www001.upp.so-net.ne.jp/mori/myst/myst_index.html)
●出版された本の一覧→出版年表(http://www001.upp.so-net.ne.jp/mori/myst/nenpyo.html)
カスタマーレビュー
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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今作タイトルにもなっている「時計仕掛け」から連想されるものといえば、
まさしく「すべてがFになる」の真賀田博士。
このシリーズも随分長いですし、タイトルも思わせぶりですし、そろそろシリーズの全貌が明らかになってくるのではないか・・・?
と期待して読み始める訳ですが、
謎は謎のまま積み重なっていくだけで、明確な答えが提示されるでもないのは相変わらず。
ゆっくりと全体像に近づきつつあるようですが、全てが1点に収束するためには、まだまだ足りない駒が多そうです。
そして今作で気になったのが、犀川と西之園との関係。
これまでの作品からは、
西之園の一方的な偏愛っぷりと、それを意味なしジョークで受け流す犀川が目立っていましたが、
今作ではその二人の関係も、遂にと言うか、ようやく以心伝心しつつあるようで、
所帯じみてきているようも感じて微笑ましい。ごちそうさま。
なんだかんだ言いつつ、次が気になるシリーズです。
内容は面白いですが、ずっとひっかかているのどの骨が最後までとれないような、もどかしさがあります。
「事件っていうのは、つまり、真実はあるわけ?」 「その地図が箱根だがね」 「その報告書が事件だがね」
「ま、ほんでも、日本地図を見ても、日本っていう地名はどこにもないわけだで、それといっしょだわね」
内容としては、久しぶりにシリーズメンバーが全員登場するのが嬉しかったのですが、あくまでもここからどういう方向に進むのかなと思わせる通過点であって、ひとつの話として完結しているといえるようなものではないと思います。たぶんこういう事件だったのだろうという感じの終わり方です。
シリーズ途中だからこその価値のある内容だと思います。レギュラーメンバも静かにゆったりとした存在感を示し懐かしくも新しい彼らに逢えた事が純粋に嬉しかったです。
語り手の視点、思考のレヴェルにより言葉の使い方が変わる。同じ事を表現しているのに受け取り方が違ってくるという言葉の凄さを私は感じます。
これからの展開が楽しみな反面、終わりに近づく寂しさもあり複雑な気持ちです。
興味のある方はこの本単品ではなく、「すべてがFになる」から読まれた方が多くの楽しみを得る事が出来ると思います。