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占星術殺人事件 (講談社文庫) 文庫 – 1987/7/8
- 本の長さ470ページ
- 言語日本語
- 出版社講談社
- 発売日1987/7/8
- ISBN-104061833715
- ISBN-13978-4061833715
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登録情報
- 出版社 : 講談社 (1987/7/8)
- 発売日 : 1987/7/8
- 言語 : 日本語
- 文庫 : 470ページ
- ISBN-10 : 4061833715
- ISBN-13 : 978-4061833715
- Amazon 売れ筋ランキング: - 285,230位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- カスタマーレビュー:
著者について
島田 荘司 1948年、広島県生まれ。武蔵野美術大学卒。
1981年に『占星術殺人事件』で衝撃のデビュー。アジアを中心に海外でもその作品は数多く翻訳されベストセラーとなっている。
国内で本格ミステリーの代表的作家であるばかりでなく、アジア各国でも「推理之神(GOD OF MYSTERY)」と尊敬されている。「島田荘司選ばらのまち福山ミステリー文学新人賞」や、台湾・皇冠文化出版有限公司が主催する中国語によるミステリー新人賞「島田荘司推理小説賞」の選考委員をつとめるなど、後進の育成にも尽力している。
Soji Shimada
Soji Shimada was born in 1948 in Hiroshima, Japan.
After graduating from Musashino Art University in Tokyo, he makes his sensational debut with ""The Tokyo Zodiac Murders"" in 1981.
He is regarded as one of the leading figures of Logic (Honkaku) Mystery in Japan, and is even revered as the ""God of Mystery"" throughout Asia.
His works have been translated into Chinese, Korean, Thai, French, and English.
Mr.Shimada is also an ardent promoter of blossoming mystery authors, and recently inaugurated ""The City of Roses Fukuyama Mystery Award Competition"" in his hometown and ""The Soji Shimada Logic Mystery Award Competition"" with Taiwan's Crown Publishing Company.
He serves on the selection committee for both competitions.
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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自分が読んだ当時、子宮体ガンで苦しんでいたこともあり、この手記を書いたのは女性のはずだ、と感じていました。女性でないのなら、作者が筆を誤ったことになる、と。
案の定の結果で。冒頭から犯人の手がかりをくっきり示していた大胆さに驚いた。
なにせ事件が起きたのは昭和11年。
自分の5人の娘から、それぞれ最良の部分を用いて最高の女性を作り上げることを妄想していた、犯罪者と思しき男性の難解な手記から物語は始まる。
実際に彼の娘たちは殺害され、バラバラ死体が発見されていた。
しかし、彼女たちを殺害したのは狂気染みた考えを持つ父親ではなかった。
父親は、彼女たちが殺害される以前に屋内で殺害されていた。
時代感のある文章と、狂気を感じさせる内容が相まって、最初からこの物語の雰囲気が決定付けられる。
時は流れて昭和53年。
当時の事件は未だ犯人不明の謎のままだった。
また、殺害された女性の一部を組み合わせて作られたであろう人造人間?「アゾート」が日本のどこかに隠されている、とも言われていた。
鬱を患い、時折体調を崩す占い師「御手洗」。
その知り合いが御手洗に謎解きをけしかけ、自らも謎に挑む。
何度も事件の核心に迫りつつあると思わせながら、その説は既に過去に考えられていたものであるなど、読者は何度も翻弄される。
彼らは事態打開のため、事件に関係する人物を尋ねて京都へ向かう。
途中で警察が介入してきたことにより、事情が複雑になり彼らが推理するのに必要な時間は限られていた。
最終的に彼らは真犯人を突き止められるのか。
全体を通して読みにくさは否めないが、トリックが秀逸。
叙述物でだまされるようなある種の爽快さではなく、このトリックは感動に近い。
こんな面白い作品を今まで読んでいなかったのが悔やまれる。
島田荘司って初めて読んだけどすごい。
きっとすごく頭良いのだろうな。
他の作品も読んでみよう。
また、犯人は、その意図のためには、人に見つかる危険を増やしてまで、多数の死体を別々の場所に埋める必要はないのであって、人が行きそうもないところに全部まとめて埋めればよいのです。実にばかげています。
この小説は、推理パズルに無理矢理ストーリーをくっつけたようなもので、ばかげた小説です。こんな小説が、常に、日本のミステリーランキングの上位に入るということは、日本のミステリー好きには、物語の面白さよりも、パズルを面白がる人が多いとうことを意味しているのだと思います。
メインのアゾート殺人のトリックは確かに名作だが、
前半の平吉殺しの密室は凡庸で、余分な気がする。
メインへの伏線として必要なら、もう少しアッサリと扱った方が良かったと思う。
全体に長くて不要なエピソードも多い。半分くらいのページでまとめれば文句なく名作だと思う。
名探偵御手洗潔のキャラ設定・思わせぶりな口調もウザい。
後半、私の地元である京都~大阪間に舞台が移ってからは土地勘が働き、
非常に読み易くなったのは有難かった、
因みに私は、探偵小説はたまに読む程度ですが、第一の「読者への挑戦状」直前のヒントで、
メイン・トリックと犯人の特定は出来ました。
のこりページが少なくなってもまだ謎が解けず、最後の展開に驚きました。
これだけ先が読めなかったのは久々でした。
”斜め屋敷”では影薄すぎて、まったく印象に残らなかったんだもの。
前半の会話だけで進んでいくシーンはなかなか面白かった。
テンポよく読めましたし。
2,3箇所どっちが話してるか分からなくなる部分もありましたが。
メインのトリック、金田一某の方を知らなかったので、単純に驚けました。
んでもまぁ気持ち悪いかな。それだけの人数の遺体を切断するなんてねぇ・・・。
人を欺くための手記、”異邦”にもありましたよね。
その辺で、同じ作者だもんな~と思ってみたり。