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零戦: その誕生と栄光の記録 (講談社文庫 ほ 6-1) 文庫 – 1984/12/1
堀越 二郎
(著)
日本人がもし一部の人の言うような模倣と小細工のみに長(た)けた民族であったなら、あの零戦は生まれえなかった。独特の考え方、哲学のもとに設計された「日本人の血の通った飛行機」それが零戦であった。本書は零戦のチーフデザイナーが、アイデアから完成までの過程を克明に綴った技術開発成功の物語である。
- 本の長さ226ページ
- 言語日本語
- 出版社講談社
- 発売日1984/12/1
- ISBN-104061834029
- ISBN-13978-4061834026
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登録情報
- 出版社 : 講談社 (1984/12/1)
- 発売日 : 1984/12/1
- 言語 : 日本語
- 文庫 : 226ページ
- ISBN-10 : 4061834029
- ISBN-13 : 978-4061834026
- カスタマーレビュー:
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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2024年5月21日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
プロペラ枚数の数詞として「翅」という漢字が用いられるものと理解していたが、本書では「翼」となっていた。設計者の堀越二郎氏がそう記したので、当時はそれが業界(少なくとも三菱と海軍では)標準であった事を知った・・・それはほんの一例であり、他にも、数々の発見があったことから、零戦開発にまつわる歴史書としての価値も高いと感じた。電子図書なので、後から調べごとで見返す時に、キーワード検索が重宝してます。
2023年12月16日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
堀越二郎氏の文章は読み応えがありました。理系に詳しくなくても興味深く読めました。ギリギリまで性能を追求し無駄のないフォルムになっていく零戦そのものでした。
2024年3月15日に日本でレビュー済み
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映画の零戦燃ゆ、風立ちぬも含め映画は観ましたが当時の技術者の熱意に感動しました。
戦争抜きでも同年代の他国の航空機よりもスマートにできたのも、技術者の努力ですね。
戦争抜きでも同年代の他国の航空機よりもスマートにできたのも、技術者の努力ですね。
2017年12月23日に日本でレビュー済み
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久々に活字を読むのですが、前半は興味深く読めたのですが、後半は本の内容がダレたのか、自分の興味がなくなったのか後半は読みませんでした。
良くも悪くも開発者の思い出話。零戦がどういうものであったか知らない方々には読む価値はあるのではないでしょうか。
ただ零戦にフォーカスを当て過ぎてる感もします。
良くも悪くも開発者の思い出話。零戦がどういうものであったか知らない方々には読む価値はあるのではないでしょうか。
ただ零戦にフォーカスを当て過ぎてる感もします。
2020年5月3日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
零戦関連の本は子供の頃から数多く読んで来たが、何故か堀越二郎さんの手になる本書は、存在は知っていたが読む機会がなかった。今回思い立って一気に読み通した。面白かった。
技術的な深掘りや戦史的な中身は他書に譲るが、設計者としての取り組みや、海軍とのやり取りなど当事者の目から見た開発のハイライトを戦後25年経っての振り返りで、この時間経過がある種の冷静さを本書に与えた様で、淡々と読み進めた。(見方によっては食い足らない様にも感じるかも知れないが、個々の深掘りは他書によるべきだと思う)
設計主務者といえど、零戦の挙げた戦果や評価等を戦後になって初めて知ったことが多々あった事や、有名な操縦系統の剛性低下方式に対する堀越さんの思い入れの深さに触れ、興味深かった。
過去に新製品開発に関わった経験から、新機種開発と言う仕事の類似性を感じる事が多く、共感する部分も多かった。
厳しい時代ではあったろうとも思うが、一つのことに迷いなく邁進出来た事は羨ましくも思う。
技術的な深掘りや戦史的な中身は他書に譲るが、設計者としての取り組みや、海軍とのやり取りなど当事者の目から見た開発のハイライトを戦後25年経っての振り返りで、この時間経過がある種の冷静さを本書に与えた様で、淡々と読み進めた。(見方によっては食い足らない様にも感じるかも知れないが、個々の深掘りは他書によるべきだと思う)
設計主務者といえど、零戦の挙げた戦果や評価等を戦後になって初めて知ったことが多々あった事や、有名な操縦系統の剛性低下方式に対する堀越さんの思い入れの深さに触れ、興味深かった。
過去に新製品開発に関わった経験から、新機種開発と言う仕事の類似性を感じる事が多く、共感する部分も多かった。
厳しい時代ではあったろうとも思うが、一つのことに迷いなく邁進出来た事は羨ましくも思う。
2023年4月29日に日本でレビュー済み
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零銭に関する記述がもちろん大部ですが、堀越技師自身の三菱入社から零銭に至る航空機設計、そして終戦までの回顧としての記述も多く、興味深く読みました。
当時一流の、かつ日本海軍が開戦を決意する一要素にもなったであろう零銭の設計者である堀越技師本人から、開戦前、開戦後の日本のいくすえへの不安、アメリカへの恐怖感も回想されます。また、直接的ではないですが当時の為政者、軍部にたいする不信が行間に滲む記述もあり、あの零銭の設計者がなにを思っていたか?という点でも貴重な著作だと思います。
当時一流の、かつ日本海軍が開戦を決意する一要素にもなったであろう零銭の設計者である堀越技師本人から、開戦前、開戦後の日本のいくすえへの不安、アメリカへの恐怖感も回想されます。また、直接的ではないですが当時の為政者、軍部にたいする不信が行間に滲む記述もあり、あの零銭の設計者がなにを思っていたか?という点でも貴重な著作だと思います。
2013年8月12日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
零式艦上戦闘機の設計主任が執筆した零戦開発の理論的な背景について記載した本である。
戦闘機について、全く興味がなかった私は、太平洋戦争とそれに関わる兵器開発の歴史を全く知らなかった。
今回、映画、「風立ちぬ」絡みで、私も興味を持ち零戦に関していくつかの本を読んでみた。
本書は、零式艦上戦闘機開発において、解決されないといけない問題点が示され、
それをどのように解決したかが記されており、
その過程が、非常に知的な読み物になっている。
零戦の設計過程で興味深いと思ったのは、
飛行機のグラウンドデザインを堀越自身で奇想し、
それを基に細部のデザインが社内のチームで詰められる形で、
その設計が行われた点だろう。
アメリカだったら、グラウンドデザイン自体は、一つの会社の中でも、
コンテスト方式にし、社内の様々なデザイナーがideaを競わせて、
その中で優良と思われるものを2−3点選び、並行的に細部のデザインを進行させて、
さらに優秀なものを選択させるというプロセスを取るのではないかと思う。
このあたりが、いかにも日本という設計の仕方だと思った。
本書では、設計の理論的な背景に加えて、戦争に巻き込まれる時節の中での環境の変化に加えて、
身近な自然の描写や、その時々の堀越の心の変化、緊張感や喜び、
そして、自らが生み出した零戦が特攻に狩りだされた苦悩等が述べられており、
人間、堀越二郎の肉声を聞けることが、一番の特徴であろう。
零戦とはどのような飛行機か、そしてどこが優れていたのかという点について、
私が、今回の読書で、最も具体的に理解できたのは、「 零式戦闘機 」であったが、
映画「風立ちぬ」をみて、堀越二郎という人間に興味を持ち、
実際の堀越の肉声を読み解きたいヒトには、本書が適しているように思う。
本書を読了したヒトは、映画で描かれる堀越の生活がかなりの部分、創作であるのに対して、
飛行機を作りたいという堀越の夢とその残酷な帰結については、
映画が非常に忠実に描き出しているのに驚かれるのではないだろうか。
戦闘機について、全く興味がなかった私は、太平洋戦争とそれに関わる兵器開発の歴史を全く知らなかった。
今回、映画、「風立ちぬ」絡みで、私も興味を持ち零戦に関していくつかの本を読んでみた。
本書は、零式艦上戦闘機開発において、解決されないといけない問題点が示され、
それをどのように解決したかが記されており、
その過程が、非常に知的な読み物になっている。
零戦の設計過程で興味深いと思ったのは、
飛行機のグラウンドデザインを堀越自身で奇想し、
それを基に細部のデザインが社内のチームで詰められる形で、
その設計が行われた点だろう。
アメリカだったら、グラウンドデザイン自体は、一つの会社の中でも、
コンテスト方式にし、社内の様々なデザイナーがideaを競わせて、
その中で優良と思われるものを2−3点選び、並行的に細部のデザインを進行させて、
さらに優秀なものを選択させるというプロセスを取るのではないかと思う。
このあたりが、いかにも日本という設計の仕方だと思った。
本書では、設計の理論的な背景に加えて、戦争に巻き込まれる時節の中での環境の変化に加えて、
身近な自然の描写や、その時々の堀越の心の変化、緊張感や喜び、
そして、自らが生み出した零戦が特攻に狩りだされた苦悩等が述べられており、
人間、堀越二郎の肉声を聞けることが、一番の特徴であろう。
零戦とはどのような飛行機か、そしてどこが優れていたのかという点について、
私が、今回の読書で、最も具体的に理解できたのは、「 零式戦闘機 」であったが、
映画「風立ちぬ」をみて、堀越二郎という人間に興味を持ち、
実際の堀越の肉声を読み解きたいヒトには、本書が適しているように思う。
本書を読了したヒトは、映画で描かれる堀越の生活がかなりの部分、創作であるのに対して、
飛行機を作りたいという堀越の夢とその残酷な帰結については、
映画が非常に忠実に描き出しているのに驚かれるのではないだろうか。
2020年7月17日に日本でレビュー済み
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本は良態でした。
内容も楽しみました。
内容も楽しみました。