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企業参謀 (講談社文庫) 文庫 – 1985/10/8
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- 本の長さ218ページ
- 言語日本語
- 出版社講談社
- 発売日1985/10/8
- 寸法10.8 x 1 x 14.8 cm
- ISBN-104061836307
- ISBN-13978-4061836303
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商品の説明
著者について
登録情報
- 出版社 : 講談社 (1985/10/8)
- 発売日 : 1985/10/8
- 言語 : 日本語
- 文庫 : 218ページ
- ISBN-10 : 4061836307
- ISBN-13 : 978-4061836303
- 寸法 : 10.8 x 1 x 14.8 cm
- Amazon 売れ筋ランキング: - 29,774位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- - 175位オペレーションズ (本)
- - 440位講談社文庫
- - 3,280位投資・金融・会社経営 (本)
- カスタマーレビュー:
著者について
1943年、福岡県に生まれる。
早稲田大学理工学部卒業後、東京工業大学大学院原子核工学科で修士号を、マサチューセッツ工科大学大学院原子力工学科で博士号を取得。日立製作所原子力開発部技師を経て、1972年、マッキンゼー・アンド・カンパニー・インク入社。
「ボーダレス経済学と地域国家論」提唱者。 マッキンゼー時代にはウォールストリート・ジャーナル紙のコントリビューティング・エディターとして、また、ハーバード・ビジネスレビュー誌では経済のボーダレス化に伴う企業の国際化の問題、都市の発展を中心として拡がっていく新しい地域国家の概念などについて継続的に論文を発表していた。
この功績により1987年にイタリア大統領よりピオマンズ賞を、1995年にはアメリカのノートルダム大学で名誉法学博士号を授与された。
英国エコノミスト誌は、現代世界の思想的リーダーとしてアメリカにはピーター・ドラッカー(故人)やトム・ピータースが、アジアには大前研一がいるが、ヨーロッパ大陸にはそれに匹敵するグールー(思想的指導者)がいない、と書いた。同誌の1993年グールー特集では世界のグールー17人の一人に、また1994年の特集では5人の中の一人として選ばれている。2005年の「Thinkers50」でも、アジア人として唯一、トップに名を連ねている。
2005年、「The Next Global Stage」がWharton School Publishingから出版される。本著は、発売当初から評判をよび、既に13ヶ国語以上の国で翻訳され、ベストセラーとなっている。
経営コンサルタントとしても各国で活躍しながら、日本の疲弊した政治システムの改革と真の生活者主権国家実現のために、新しい提案・コンセプトを提供し続けている。 経営や経済に関する多くの著書が世界各地で読まれている。
趣味はスキューバダイビング、スキー、オフロードバイク、スノーモービル、クラリネット。
ジャネット夫人との間に二男(長男:創希,次男:広樹)。
【略歴】
1943年福岡県に生まれる。
早稲田大学理工学部卒業後、東京工業大学大学院原子核工学科で修士号を取得。
1970年6月マサチューセッツ工科大学大学院原子力工学科で博士号を取得。
1970年(株)日立製作所へ入社。(原子力開発部技師)
1972年マッキンゼー・アンド・カンパニー入社。この頃書きためたノートを書籍「企業参謀」として1975年に出版。
マッキンゼー・アンド・カンパニーではディレクター、日本支社長、アジア太平洋地区会長、を務める。
世界の大企業やアジア・太平洋における国家レベルのアドバイザーとして活躍のかたわら、グローバルな視点と大胆な発想で、活発な提言を行っている。
1992年政策市民集団「平成維新の会」を設立、その代表に就任。
1994年20年以上勤めたマッキンゼー・アンド・カンパニーを退職。
同年、国民の間に議論の場を作るとともに、人材発掘・育成の場として「一新塾」を設立し、2002年9月まで塾長として就任。現在はファウンダー。
1996年起業家養成のための学校「アタッカーズ・ビジネス・スクール」を開設、塾長に就任。
1997年カリフォルニア大学ロサンゼルス校(UCLA)大学院公共政策学部総長教授に就任。
1997年~
1998年スタンフォード大学大学院経営学部(MBA)客員教授
1998年(株)ビジネス・ブレークスルー設立、代表に就任。2005年4月に本邦初の遠隔教育によりMBAプログラムとして大学院開校、学長に就任、2010年4月にはビジネス・ブレークスルー大学開校、学長に就任。
2002年中国遼寧省、及び、天津市の経済顧問に就任。
2006年大連の名誉市民に選出。
2007年3月財団法人大塚敏美育英奨学財団設立と同時に理事に就任。
2010年重慶の経済顧問に就任。
2011年CCTV (China Central Television(中国中央電視台))顧問に就任。
2012年4月公益財団法人の移行登記をもって公益財団法人大塚敏美育英奨学財団理事に就任。
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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文字通り凝縮されているため、何度も読み返しましたし、何度も発見がありました。
コンパクトなポケットサイズなのが実用性があり、かつ読みやすい。読み手への配慮を感じる。
目次は
第一章:戦略的思考入門
1. 戦略的思考とは
2.ものの本質を考える
3.問題点の摘出と解決のプロセス
4.つねに本質に迫るための方法
5.問題解決成功の尺度となるもの
6.尺度の使いかた
第二章:企業おける戦略思考
7.中期経営計画戦略
8.製品系列のポートフォリオ管理
9.製品・市場戦略
第三章:戦略的思考の国政への応用
10.産業構造論の出発点
11.ニュージーランド沖の日本イカ船団
第四章:戦略思考を阻害するもの
12.教訓米国衰史
13.参謀五戒
第五章:戦略的思考グループの形成
14.寄らば大樹と道場破り
15.シンクタンクと戦車
あとがき
書籍の内容は、もう目次の通りです。もともとこの書籍は、「大学ノートのメモがたまたま『企業参謀』として出版された」ということが他のインタビュー記事などでも書かれてます。例えば [...] 。しかし、実は、新クライアント発掘の為の(当時の)マッキンゼー社の営業ツールを想定してたんじゃないかとなんとなく思います。上記インタビューでは「大前氏が入社した当時のマッキンゼーはまだ日本に進出したばかりで、知名度が低かった。にも関わらず、コンサルティング料は月2500万円」で「大前氏は提案書をもって約500社の日本企業を回ったが、まったく相手にされなかったという。」と書かれてあり知名度を上げるためにこの本を書いたような匂いがします。それ故、戦略系コンサルティングが何かわからない人が理解できるように書籍の内容も要点を分かりやすく抑え解説も図解も多用し分かりやすく書かれています。それと同時に「われわれのように企業立案を〜経験者と行うのが、時間から見ても費用から見ても効率的である。」(p.144)というような表現(マッキンゼー社の基本的な分析のノウハウは文中の通りだけど、実行するんならマッキンゼー社のコンサルタントを雇った方がCPいいですよ)を文中で散見します。そして最後に「15.シンクタンクと戦車」で戦略系コンサルティングとシンタタンクの違いについて述べ、シンクタンクに客が逃げないように一応釘も打って最後、「あとがき」で占めてます。
それにしても、こういう(実践的な)企業戦略の本が1975年(この本の初版の発行年)という、マイケルポーターのバリューチェーン登場(1985年)よりも10年も前に発行されていたということに驚きます。もともとこの経営戦略の領域というのは、軍の戦略の経営学への応用という側面もあり、そういう軍隊っぽい e.g. 「短期的なことは、現場の指揮官に判断を任せるよりほかない。細部に至るまで、会社の中枢に情報を送り込んで指揮を仰がれたのでは・・・・」(p.77) 表現があったり、35年位前に書かれた本なので(当然)言葉もやや古臭く感じられるところも散見したり、本の内容のみならずいろんな意味で香ばしい書籍と言えると思います。
ある程度知識のある人が読んだ方が、この本の価値が分かると思う。