表題の作品も良いのだけれど、私の一番お気に入りは「ツナギの男をくどく法」。
主人公がこだわったのは「蛇口をひねるとお湯が出てくる生活」。その為にマンションに住んだのに、給湯器が度々機嫌を損ねる。
機械のことなんてさっぱりわからんのに！ これは女の自立を阻む男社会の陰謀なんではないの？
腐ってる主人公の前におっちゃんの代わりに現れたのは痩せた、煤けた感じの青年だった。
昭和の作品です。もう随分と古い。でも待って。
今ならPCのカスタマーセンターのサポートの方相手とかにときめく人結構いるんじゃないかな。
時代が変わっても、教えてくれるものが違っても、専門知識がありそれをわかりやすく教えてくれる人は惚れられる、モテる、という普遍の傾向があると思います。
きゅんきゅんしますよ。30年以上前が初読なのに、今でも時々読み返してしまいます。
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