紙の媒体でずいぶん昔に読みました。
船戸与一をはじめて知った本です。
読み返しのつもりで、ゆっくり読んでいます。
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カルナヴァル戦記 (講談社文庫 ふ 30-5) 文庫 – 1989/6/1
船戸 与一
(著)
リオのカルナヴァル(謝肉祭)の最後の夜、暗殺者であるおれは、組織の裏切者・金承春を狙ってビルの高層階に待機した。金はリオの非合法地域に潜伏中だったが、カルナヴァルの日にはどの住民も例外なしにサンバの踊り手として山車の上に乗らなければならない。おれは今、狙撃の瞬間を静かに待っている。
- 本の長さ352ページ
- 言語日本語
- 出版社講談社
- 発売日1989/6/1
- ISBN-104061844687
- ISBN-13978-4061844681
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登録情報
- 出版社 : 講談社 (1989/6/1)
- 発売日 : 1989/6/1
- 言語 : 日本語
- 文庫 : 352ページ
- ISBN-10 : 4061844687
- ISBN-13 : 978-4061844681
- Amazon 売れ筋ランキング: - 1,971,097位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- カスタマーレビュー:
著者について
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1944(昭和19)年、山口県生れ。早稲田大学法学部卒業。
1985年『山猫の夏』で吉川英治文学新人賞、日本冒険小説協会大賞を受賞。1989(平成元)年『伝説なき地』で日本推理作家協会賞を受賞。1992年『砂のクロニクル』で山本周五郎賞を受賞。2000年『虹の谷の五月』で直木賞を受賞する。主な著書に『猛き箱舟』『炎 流れる彼方』『蝦夷地別件』『龍神町龍神十三番地』『緋色の時代』『三都物語』『河畔に標なく』などがある。
カスタマーレビュー
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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2016年12月4日に日本でレビュー済み
船戸さんの短編集です。日本に居場所のない日本人を書かせると抜群に旨い。そして明るいブラジルではなく闇のブラジルが良く描かれています。確かにしばらく前のブラジルはこんな感じでした。オリンピックで経済的に発展しましたが、根っこのところはあまり変わってないと思います。一気に読めてしまいます。船戸初心者にもおすすめです。この後「山猫の夏」を読んでください。感動します。
2007年1月25日に日本でレビュー済み
「山猫の夏」と同じくブラジルを舞台に日本人を主役に吸えた短編集だが、主人公は揃いも揃って夢も希望もろくな仕事もないダメ人間ばかり。仕事をしていても殺し屋やヤクの売人、レイプを請け負うクズ。といった徹底振りだ。
この作品ではそういった自分を引っ張ってくれる大儀と野望に満ちた「山猫」は一切登場しないため、ダメ男達は単独で袋小路に追い詰められ、ダメ男なりの突破の仕方しか選択できない。 そのため「山猫の夏」のような壮大なロマンや自分が成長していく快感といったものとは一切無縁であるが、倫理観が欠如しているためかその行動は一種ヤケクソ気味の解放感に満ちている。 正直ヒドイ主人公達の行動だが、思わずニヤリとしてしまう。不思議に魅力的な作品だ。
この作品ではそういった自分を引っ張ってくれる大儀と野望に満ちた「山猫」は一切登場しないため、ダメ男達は単独で袋小路に追い詰められ、ダメ男なりの突破の仕方しか選択できない。 そのため「山猫の夏」のような壮大なロマンや自分が成長していく快感といったものとは一切無縁であるが、倫理観が欠如しているためかその行動は一種ヤケクソ気味の解放感に満ちている。 正直ヒドイ主人公達の行動だが、思わずニヤリとしてしまう。不思議に魅力的な作品だ。