村上龍の著作はかなり読んでいますが、後のエッセイとかでは自信たっぷり(時に自慢げ)な龍さんがデビューしたての、初々しくて可愛げのある頃を読むことができます。
「芥川賞受賞のことば」は同賞の全集で読めますが、「群像新人文学賞のことば」というレアなものまで読めるだけで、龍ファンなら保存版にしてもいいのではないのでしょうか。
デビュー後すぐの気取らない近況報告、『コインロッカー・ベイビーズ』執筆時の生活、恐らく単行本のみに掲載された『コインロッカー』のあとがきなど、見所満載です!
あと、他のサイトのレビューでもあったけど、この頃からサッカーについて書いたり『コインロッカー』の執筆中に愛犬とサッカーをしたことなど、早くもサッカー愛が語られています。2000年代にブームに乗った訳じゃなく、この頃からコアに好きだったんですね。
多分、ドラッグ絡みのことを赤裸々に書いちゃってるから今書店には置いてないのでしょうね。
この本でしか読めない、実質村上龍の全盛期(『限りなく透明に近いブルー』『海の向こうで戦争が始まる』『コインロッカー・ベイビーズ 』)は必見です!
無料のKindleアプリをダウンロードして、スマートフォン、タブレット、またはコンピューターで今すぐKindle本を読むことができます。Kindleデバイスは必要ありません。
ウェブ版Kindleなら、お使いのブラウザですぐにお読みいただけます。
携帯電話のカメラを使用する - 以下のコードをスキャンし、Kindleアプリをダウンロードしてください。
村上龍全エッセイ 1976-1981 (講談社文庫 む 3-12) 文庫 – 1991/5/1
村上 龍
(著)
小説を書く行為の中に私の最大限の自由がある――処女作『限りなく透明に近いブルー』で衝撃のデビューを果し、初の長編『コインロッカー・ベイビーズ』で確かな位置を得るまでの5年間の軌跡をたどる全エッセイ。永遠に挑戦者の感覚を持ちつづけたいという作家・村上龍の溢れるエネルギーはもう止まらない。
- 本の長さ386ページ
- 言語日本語
- 出版社講談社
- 発売日1991/5/1
- ISBN-104061849077
- ISBN-13978-4061849075
この商品をチェックした人はこんな商品もチェックしています
ページ 1 以下のうち 1 最初から観るページ 1 以下のうち 1
登録情報
- 出版社 : 講談社 (1991/5/1)
- 発売日 : 1991/5/1
- 言語 : 日本語
- 文庫 : 386ページ
- ISBN-10 : 4061849077
- ISBN-13 : 978-4061849075
- Amazon 売れ筋ランキング: - 619,051位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- - 8,602位講談社文庫
- - 9,940位近現代日本のエッセー・随筆
- - 25,945位評論・文学研究 (本)
- カスタマーレビュー:
著者について
著者をフォローして、新作のアップデートや改善されたおすすめを入手してください。
1952年長崎県生まれ。
七六年『限りなく透明に近いブルー』で第七五回芥川賞受賞。『コインロッカー・ベイビーズ』で野間文芸新人賞、『半島を出よ』では野間文芸賞、毎日出版文化賞を受賞。『トパーズ』『KYOKO』で映画監督も務めた。最新作は『新 13歳のハローワーク』『13歳の進路』。日本の金融・政治経済の問題を考える メールマガジン『JMM』を主宰し、経済トーク番組『カンブリア宮殿』(テレビ東京)のホストも務める。
カスタマーレビュー
星5つ中5つ
5つのうち5つ
全体的な星の数と星別のパーセンテージの内訳を計算するにあたり、単純平均は使用されていません。当システムでは、レビューがどの程度新しいか、レビュー担当者がAmazonで購入したかどうかなど、特定の要素をより重視しています。 詳細はこちら
4グローバルレーティング
虚偽のレビューは一切容認しません
私たちの目標は、すべてのレビューを信頼性の高い、有益なものにすることです。だからこそ、私たちはテクノロジーと人間の調査員の両方を活用して、お客様が偽のレビューを見る前にブロックしています。 詳細はこちら
コミュニティガイドラインに違反するAmazonアカウントはブロックされます。また、レビューを購入した出品者をブロックし、そのようなレビューを投稿した当事者に対して法的措置を取ります。 報告方法について学ぶ
-
トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
レビューのフィルタリング中に問題が発生しました。後でもう一度試してください。
2003年10月22日に日本でレビュー済み
私事だが、どうも元気のないときには村上龍を読むことにしている。彼の文章は常に自分を肯定している人が書くことのできるものであり、それを読むと「あ、俺は何も悪くないんだ」と思えてくるから不思議だ。
そしてこのエッセイではデビューして間もないころの彼の文章を読むことが出来る。「コインロッカー ベイビーズ」という長編を書くにあたり彼は「マラソンランナータイプではない自分は、100メートル走をつなげて42キロを走るように書いた」という。そんな彼の、圧倒的なまでの己に対する自信に、たまにアテられるのもわるくないじゃないか、と思うのだがどうか?
そしてこのエッセイではデビューして間もないころの彼の文章を読むことが出来る。「コインロッカー ベイビーズ」という長編を書くにあたり彼は「マラソンランナータイプではない自分は、100メートル走をつなげて42キロを走るように書いた」という。そんな彼の、圧倒的なまでの己に対する自信に、たまにアテられるのもわるくないじゃないか、と思うのだがどうか?