ミステリの基本が詰まったような一冊。
今読むと多少古臭い感は否めないが
その根底に流れているのは純粋な面白さ。
時間を忘れて没頭できる内容。
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十角館の殺人 (講談社文庫 あ 52-1) 文庫 – 1991/9/1
綾辻 行人
(著)
半年前、凄惨な四重殺人の起きた九州の孤島に、大学ミステリ研究会の7人が訪れる。島に建つ奇妙な建物「十角館」で彼らを待ち受けていた、恐るべき連続殺人の罠。生きて残るのは誰か?犯人は誰なのか?鮮烈なトリックとどんでん返しで推理ファンを唸らせた新鋭のデビュー作品。
- 本の長さ375ページ
- 言語日本語
- 出版社講談社
- 発売日1991/9/1
- ISBN-104061849794
- ISBN-13978-4061849792
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登録情報
- 出版社 : 講談社 (1991/9/1)
- 発売日 : 1991/9/1
- 言語 : 日本語
- 文庫 : 375ページ
- ISBN-10 : 4061849794
- ISBN-13 : 978-4061849792
- Amazon 売れ筋ランキング: - 94,318位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- カスタマーレビュー:
著者について
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1960年京都府生まれ。京都大学教育学部卒業、同大学院修了。’87年に『十角館の殺人』で作家デビュー。“新本格ムーヴメント”の嚆矢となる。’92 年、『時計館の殺人』で第45回日本推理作家協会賞を受賞。“館シリーズ”と呼ばれる一連の長編は現代本格ミステリを牽引する人気シリーズとなった。(「BOOK著者紹介情報」より:本データは『 迷路館の殺人 新装改訂版 (講談社文庫) (ISBN-13: 978-4062763974 )』が刊行された当時に掲載されていたものです)
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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2014年3月7日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
ミステリー小説の王道だ。従来の暗い、動機重視の推理小説では味わえない爽快感がある。
2019年3月23日に日本でレビュー済み
言うまでもないですが新本格ブームの魁となった作品。
類似のトリックはこの作品以前にもたくさんありましたし、トリックに途中で気づいた人も少なくないでしょう。
でも、そこが重要なのではないのです。
このミステリで重要なのは、事件解決が突然訪れること。
よくある推理小説の解決編の探偵による犯人指摘や犯人の告白などではなく、普通の会話の何気ない一言で読者が犯人を知る、道を歩いていて突然横から殴られたかのような衝撃なのです。
たった一言で本格ミステリの歴史を変えた一冊です。
類似のトリックはこの作品以前にもたくさんありましたし、トリックに途中で気づいた人も少なくないでしょう。
でも、そこが重要なのではないのです。
このミステリで重要なのは、事件解決が突然訪れること。
よくある推理小説の解決編の探偵による犯人指摘や犯人の告白などではなく、普通の会話の何気ない一言で読者が犯人を知る、道を歩いていて突然横から殴られたかのような衝撃なのです。
たった一言で本格ミステリの歴史を変えた一冊です。
2013年2月8日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
エポックメーキングな作品として、期待しながら読んだのですが、
私にはこの作品の評価が高いことが理解できませんでした。
本格ミステリー?が合わないのかも・・・
私にはこの作品の評価が高いことが理解できませんでした。
本格ミステリー?が合わないのかも・・・
2017年8月22日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
登場人物の名前が慣れるまで分かりにくかったですが、予想を立てながら読み進めて楽しかったです。
2011年3月2日に日本でレビュー済み
本書は推理小説を大量に購入した際に、間違えて購入していたものの一冊。
これほど有名だとは知らずに、読み始めました。
島での犯人は、最初に気がつきました。
ほかに考えようがなく、誰が考えてもこの人だと思いました。
物語が、並列に走っていて、その間の架け橋がなにかが、
最終章の前に種明かしがあります。
自分は推理小説の愛好家ではないので、一瞬、何を言っているのかが分かりませんでした。
最後の最後の壜の意味も、ひょっとしたら勘違いしているかもしれません。
それでも興味深く読めたのは、著者の文章力だと思います。
ありがとう。
これほど有名だとは知らずに、読み始めました。
島での犯人は、最初に気がつきました。
ほかに考えようがなく、誰が考えてもこの人だと思いました。
物語が、並列に走っていて、その間の架け橋がなにかが、
最終章の前に種明かしがあります。
自分は推理小説の愛好家ではないので、一瞬、何を言っているのかが分かりませんでした。
最後の最後の壜の意味も、ひょっとしたら勘違いしているかもしれません。
それでも興味深く読めたのは、著者の文章力だと思います。
ありがとう。
2005年8月2日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
今まで、その存在は知っていた綾辻行人という作家。私は2005年になって初めて読みました。「十角館~」は1987年のデビュー作です。
実は私は、綾辻作品および「館」シリーズを読むのは「十角館~」が二つ目だったのですが、どんでん返しのあの1行にビックリしました。その切れ味の良さ!
この作品から出会っていたならば、もっと鮮烈さを増していたかもしれません。
だから、これから綾辻作品の「館」シリーズを読まれる方はこの作品から順番通りに読むことを勧めます。
お互いのことを海外の文豪の名前から付けたニックネームで呼び合うミステリ研の仲間たち。
この名前こそがこの作品のキーになってる事柄でありまた、海外の文豪をあまり知らない私には、その文豪達を知るキッカケにもなりました。
実は私は、綾辻作品および「館」シリーズを読むのは「十角館~」が二つ目だったのですが、どんでん返しのあの1行にビックリしました。その切れ味の良さ!
この作品から出会っていたならば、もっと鮮烈さを増していたかもしれません。
だから、これから綾辻作品の「館」シリーズを読まれる方はこの作品から順番通りに読むことを勧めます。
お互いのことを海外の文豪の名前から付けたニックネームで呼び合うミステリ研の仲間たち。
この名前こそがこの作品のキーになってる事柄でありまた、海外の文豪をあまり知らない私には、その文豪達を知るキッカケにもなりました。