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8の殺人 (講談社文庫 あ 54-1) 文庫 – 1992/3/1
我孫子 武丸
(著)
“8の字形の屋敷”ゆえに案出された、不可解極まる連続殺人。速水警部補と推理マニアの彼の弟&妹の3人組が挑戦するが、真相は二転三転また逆転――。鬼才島田荘司氏に“本格ミステリー宣言”を書かしめた、2人目の大型新人の本格的にして異色、かつ絶妙のユーモアで味付けした傑作長編推理デビュー作!
- 本の長さ291ページ
- 言語日本語
- 出版社講談社
- 発売日1992/3/1
- ISBN-104061851004
- ISBN-13978-4061851009
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登録情報
- 出版社 : 講談社 (1992/3/1)
- 発売日 : 1992/3/1
- 言語 : 日本語
- 文庫 : 291ページ
- ISBN-10 : 4061851004
- ISBN-13 : 978-4061851009
- Amazon 売れ筋ランキング: - 1,166,933位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- カスタマーレビュー:
著者について
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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2009年5月17日に日本でレビュー済み
ここ数年で少しづつミステリーを読んでいる私ですが、我孫子武丸氏の名前はゲーム「かまいたちの夜」で知っていました。
内容のことを言えば、特異な場所に特異な人物達が集まる、いわばミステリー小説の王道といった所ですが、それだけに読みやすく、また登場人物がキャッチーなキャラをしているため、楽しく考えを纏める事ができました。
主人公である刑事が「探偵役」でないのもミソ。
彼がピエロのように奔走してくれることも、物語の理解のし易さに一役買ってくれているのだと思います。
私のような、まだ難解すぎるミステリーは敬遠してしまう方。入門書としてお勧めします。
面白かったです。
内容のことを言えば、特異な場所に特異な人物達が集まる、いわばミステリー小説の王道といった所ですが、それだけに読みやすく、また登場人物がキャッチーなキャラをしているため、楽しく考えを纏める事ができました。
主人公である刑事が「探偵役」でないのもミソ。
彼がピエロのように奔走してくれることも、物語の理解のし易さに一役買ってくれているのだと思います。
私のような、まだ難解すぎるミステリーは敬遠してしまう方。入門書としてお勧めします。
面白かったです。
2016年1月19日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
我孫子氏の作品は、ほとんど、拝読しており、未読でしたので購入いたしました。初期作品(デビュー作)?なので今までとは、一味違う感じがしたのは私だけでしょうか。
2019年8月27日に日本でレビュー済み
8の字屋敷で起こった、蜂須賀菊一郎殺しと河村美津子殺し。
最後に真相説明するのは、警視庁の速水恭三警部補の弟の慎二。
2つの事件とも、巧妙な殺人方法が取られている。河村美津子殺しの密室に関しては、ちょっと上手く行きすぎとは思うが。
菊一郎の死体が引きずられていた理由、常夜灯が交換されていた理由、左利きの話、空中に浮かんだボウガンの謎、ボウガンの意外な隠し場所等、すべてが合理的に説明されている。
8の字屋敷の特性も、犯行に上手く活かされている。
(この作品だけではなく、他の有名ミステリーもネタバレ)
この作品は、作中に挙げられているような有名ミステリーのパロディーが随所に見られる。
凶器としてボウガンを使ったのは、『ユダの窓』。菊一郎殺しのトリックは『三つの棺』。この事件での河村美津子の役割は『皇帝の嗅ぎ煙草入れ』。真犯人の設定は『スタイルズ荘の怪事件』など。
最後に真相説明するのは、警視庁の速水恭三警部補の弟の慎二。
2つの事件とも、巧妙な殺人方法が取られている。河村美津子殺しの密室に関しては、ちょっと上手く行きすぎとは思うが。
菊一郎の死体が引きずられていた理由、常夜灯が交換されていた理由、左利きの話、空中に浮かんだボウガンの謎、ボウガンの意外な隠し場所等、すべてが合理的に説明されている。
8の字屋敷の特性も、犯行に上手く活かされている。
(この作品だけではなく、他の有名ミステリーもネタバレ)
この作品は、作中に挙げられているような有名ミステリーのパロディーが随所に見られる。
凶器としてボウガンを使ったのは、『ユダの窓』。菊一郎殺しのトリックは『三つの棺』。この事件での河村美津子の役割は『皇帝の嗅ぎ煙草入れ』。真犯人の設定は『スタイルズ荘の怪事件』など。
2015年8月16日に日本でレビュー済み
なんといっても我孫子武丸氏の著書は読みやすい。
変に難しい言葉も使わず、純粋に物語を描写する。
たまにくだけた表現も織り交ぜているので、純粋にパズル感覚で事件について推理することができる。
明るいキャラクターも出てきて、殺人事件とはいえそこまで暗い気分にはさせないのが本シリーズの特徴だ。
そして、その読みやすい文章の中で青天の霹靂のように起こる殺人。
犯人も相変わらず「何おまえ!!?」と思わず言いたくなるようなオカシイ奴がでてくる。
本当に我孫子氏の描く異端な犯人は面白い。
これを読んでるあなたもこのスラスラ読める本書を読みながら、
文中の図をみて自分なりに推理して、最終的に「何なのおまえ!!?」って言いたくなるような犯人に出会ってください。
変に難しい言葉も使わず、純粋に物語を描写する。
たまにくだけた表現も織り交ぜているので、純粋にパズル感覚で事件について推理することができる。
明るいキャラクターも出てきて、殺人事件とはいえそこまで暗い気分にはさせないのが本シリーズの特徴だ。
そして、その読みやすい文章の中で青天の霹靂のように起こる殺人。
犯人も相変わらず「何おまえ!!?」と思わず言いたくなるようなオカシイ奴がでてくる。
本当に我孫子氏の描く異端な犯人は面白い。
これを読んでるあなたもこのスラスラ読める本書を読みながら、
文中の図をみて自分なりに推理して、最終的に「何なのおまえ!!?」って言いたくなるような犯人に出会ってください。
2004年12月17日に日本でレビュー済み
我孫子武丸のデビュー作にして速水三兄妹シリーズの第1弾です。デビュー作とはいえ、いろいろやっちゃってくれてます。ミステリーなんだけど笑わせてくれるこのシリーズ。「人形」シリーズも良いけど速水三兄妹シリーズも絶品です。お堅いだけが本格じゃないですよ。
2024年5月26日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
著者はそこそこの素材を調達できるくせに調理がものすごく下手くそな料理人だ。ほかの小説家や漫画家の原作者になれば良いと将来を暗示する迷作。まあバブル期のユーモアミステリなら及第点なので、新本格の呼び水の一部として評価しておきましょ。この本を頑張って読み終えたおかげで、一旦挫折した乱歩賞「五十万年の死角」が登場人物の志の高さやスケールの大きさで再度読み始める契機になった。当て馬としては五つ星クラスなので著者を見直した。殺戮に至る病しか売れないのはしょうがないと思うよ。
2011年12月4日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
冒頭の犯人(勿論名前は伏せられてます)の独白で、
思いついたトリックが芸術的な犯罪だなどといきなりハードルを上げていますが、
ラストで真相や犯人が分かってもさほど驚きはありません。
探偵役が披露する密室講義がこの本の最大の読みどころかな。
ただ面白いか面白く無いか問われたら、面白いと答えます。
但し、赤川次郎的なユーモアミステリとして…。
デビュー作としてはまずまずだと思います。
この後の著作「探偵映画」「殺戮にいたる病」は傑作。
思いついたトリックが芸術的な犯罪だなどといきなりハードルを上げていますが、
ラストで真相や犯人が分かってもさほど驚きはありません。
探偵役が披露する密室講義がこの本の最大の読みどころかな。
ただ面白いか面白く無いか問われたら、面白いと答えます。
但し、赤川次郎的なユーモアミステリとして…。
デビュー作としてはまずまずだと思います。
この後の著作「探偵映画」「殺戮にいたる病」は傑作。