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暗闇坂の人喰いの木 (講談社文庫) 文庫 – 1994/6/6
さらし首の名所暗闇坂にそそり立つ樹齢2千年の大楠。この巨木が次々に人間を呑み込んだ?近寄る人間たちを狂気に駆り立てる大楠の謎とはなにか?信じられぬ怪事件の数々に名探偵御手洗潔が挑戦する。だが真相に迫る御手洗も恐怖にふるえるほど、事件は凄惨をきわめた。本格の旗手が全力投球する傑作。
- 本の長さ680ページ
- 言語日本語
- 出版社講談社
- 発売日1994/6/6
- 寸法10.8 x 2.8 x 14.8 cm
- ISBN-104061856944
- ISBN-13978-4061856943
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登録情報
- 出版社 : 講談社 (1994/6/6)
- 発売日 : 1994/6/6
- 言語 : 日本語
- 文庫 : 680ページ
- ISBN-10 : 4061856944
- ISBN-13 : 978-4061856943
- 寸法 : 10.8 x 2.8 x 14.8 cm
- Amazon 売れ筋ランキング: - 183,487位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- カスタマーレビュー:
著者について
島田 荘司 1948年、広島県生まれ。武蔵野美術大学卒。
1981年に『占星術殺人事件』で衝撃のデビュー。アジアを中心に海外でもその作品は数多く翻訳されベストセラーとなっている。
国内で本格ミステリーの代表的作家であるばかりでなく、アジア各国でも「推理之神(GOD OF MYSTERY)」と尊敬されている。「島田荘司選ばらのまち福山ミステリー文学新人賞」や、台湾・皇冠文化出版有限公司が主催する中国語によるミステリー新人賞「島田荘司推理小説賞」の選考委員をつとめるなど、後進の育成にも尽力している。
Soji Shimada
Soji Shimada was born in 1948 in Hiroshima, Japan.
After graduating from Musashino Art University in Tokyo, he makes his sensational debut with ""The Tokyo Zodiac Murders"" in 1981.
He is regarded as one of the leading figures of Logic (Honkaku) Mystery in Japan, and is even revered as the ""God of Mystery"" throughout Asia.
His works have been translated into Chinese, Korean, Thai, French, and English.
Mr.Shimada is also an ardent promoter of blossoming mystery authors, and recently inaugurated ""The City of Roses Fukuyama Mystery Award Competition"" in his hometown and ""The Soji Shimada Logic Mystery Award Competition"" with Taiwan's Crown Publishing Company.
He serves on the selection committee for both competitions.
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
レビューのフィルタリング中に問題が発生しました。後でもう一度試してください。
長い、面白い、けど長い・・・
けれど面白かったです。
島田先生の作品というか、この御手洗シリーズを読む楽しみの一つは、そのくどいまでの長さを楽しむこと。
相性が悪い作品だと苦痛ですが、今回は私との相性はばっちりでした!
ホラー要素も満載で読みながらゾクゾクしました。
関係ないですが、電子書籍が普及してきたときにそのメリットとして
・飛行機や新幹線使用での長旅に気軽に多くの本をもっていける
・夜間飛行の暗い機内でも、タブレット等で快適に読書できる
・日本の(我が家の?)狭い住宅事情にマッチして、多くの本で空間をうばうことがすくなくなる
・読みたいときに、読みたい本をいつでも読める(買える)
などいろいろあげられていましたが、
・御手洗シリーズのサイコロ本が手軽に読める
というのも追加してもいいのでは・・・
本作は事件の残忍性や密室性ではなく、狂気、恐怖にテーマを絞っています。
そしてその世界観に魅了されることは間違いないでしょう。
ただし、文字サイズも小さく、かなりボリュームがあるのでじっくり読んでください。
これより長いアトポスが発売されるとは予想出来ませんでしたよ…
同時に変人、御手洗潔の人間性にも一歩踏み込んだシリーズファンには嬉しいプロフィールを知ることができる作品です。
御手洗潔の変人かつ人間としての魅力も知ることができます。
頭が下がります。
おそらく旧家に育った日本人、且つ女性ならば直感で判る犯行全貌です。しかし女性ならばこの作品は書かないですね。何故ならば息子殺しは古今東西、父親が犯人と決まっているからです。母親は育てあげた息子を殺さない。息子が母を殺すことはあってもね。
女は後世の為に胤を摘んだりしない。男のように、縦に並んだり横に従ったりしない。己の中に真実も事実も包んで生きる有袋類なんですよ。
この作品は男性が創った「想像の女性」が主人公です。「こんな女、いないよ」とあきれてしまいました。登場人物の玲於奈や三幸も、アニメに描かれる女の子キャラクターのように紋切り型の動きしか果たしていない。
ですが、木にまつわる伝記や死刑の歴史を語る部分はおもしろいです。また、作者の「書く」エネルギーに圧され、その圧倒的な力により読み進めることができます。文学賞なんてどうでもいい、そう思わせる力量を感じます。
ただ読後感に「幼稚だな」と考えずにいられなかった。まずトリックありきゆえ、なのでしょうか。
しかしながら石田氏をはじめ先期の朝井氏や今期の西氏が直木賞を獲ることが出来て、何故島田氏が候補にさえ挙がらないのか。それ自体が日本文学界のミステリーではないでしょうか。島田氏は選ばれる側ではなく、審査員の椅子に座られて当然たる作家だと思えます。不思議です。
今回、再読すると、面白いことは確かですが、長いですし、いろいろ詰め込みすぎの気がしました。
ただやっぱり真相が…