高橋克彦『炎立つ』読了。
全5巻なので1カ月以上もかかってしまったが、壮大な奥州藤原氏成立から滅亡までの物語である。
NHK大河ドラマにもなったそうだが、そもそも大河ドラマは50年以上見ていないので、そちらの知識はない。
それにしても、奥州藤原氏の成立を蝦夷の視点から描くという、著者ならではの一貫した立場が貫かれ、それが本書の強靭なアイデンティティとなっていることに、分かってはいても驚嘆する。
阿弖流為を描いた『火炎』、その続編としての『炎立つ』、さらに1月に読んだ織豊時代を描いた『天を衝く』と、奥州ものを読み続けると、いやでも平泉は尋ねてみたくなる。
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炎立つ 壱 北の埋み火 (講談社文庫) 文庫 – 1995/9/6
高橋 克彦
(著)
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陸奥の豪族安倍頼良(よりよし)の館では息子貞任(さだとう)の婚儀が盛大に始まった。平将門の乱が平定されてすでに100年を越え朝廷は蝦夷(えみし)たちを俘囚(ふしゅう)と悔るばかりだった。源平の武士たちの台頭を前に東北の地に黄金の楽土を築こうとした藤原氏の夢がこの夜大きな炎となって燃えあがる。著者渾身の大作歴史ロマン全5巻刊行開始!! (講談社文庫)
陸奥の豪族安倍頼良(よりよし)の館では息子貞任(さだとう)の婚儀が盛大に始まった。平将門の乱が平定されてすでに100年を越え朝廷は蝦夷(えみし)たちを俘囚(ふしゅう)と悔るばかりだった。源平の武士たちの台頭を前に東北の地に黄金の楽土を築こうとした藤原氏の夢がこの夜大きな炎となって燃えあがる。著者渾身の大作歴史ロマン全5巻刊行開始!!
陸奥の豪族安倍頼良(よりよし)の館では息子貞任(さだとう)の婚儀が盛大に始まった。平将門の乱が平定されてすでに100年を越え朝廷は蝦夷(えみし)たちを俘囚(ふしゅう)と悔るばかりだった。源平の武士たちの台頭を前に東北の地に黄金の楽土を築こうとした藤原氏の夢がこの夜大きな炎となって燃えあがる。著者渾身の大作歴史ロマン全5巻刊行開始!!
- 本の長さ376ページ
- 言語日本語
- 出版社講談社
- 発売日1995/9/6
- 寸法10.8 x 1.5 x 14.8 cm
- ISBN-104061857630
- ISBN-13978-4061857636
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登録情報
- 出版社 : 講談社 (1995/9/6)
- 発売日 : 1995/9/6
- 言語 : 日本語
- 文庫 : 376ページ
- ISBN-10 : 4061857630
- ISBN-13 : 978-4061857636
- 寸法 : 10.8 x 1.5 x 14.8 cm
- Amazon 売れ筋ランキング: - 206,272位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
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著者について
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1947年、岩手県に生まれる。早稲田大学商学部卒。
美術館勤務を経て、1983年『写楽殺人事件』で江戸川乱歩賞を受賞。その後、1986年『総門谷』で吉川英治文学新人賞、1987年『北斎殺人事件』で日本推理作家協会賞、1992年『緋い記憶』で直木賞を受賞。
著書に『広重殺人事件』『竜の柩』『炎立つ』など多数。また、浮世絵研究家としても知られ『浮世絵鑑賞事典』がある。
-
トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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2012年11月4日に日本でレビュー済み
火怨で、すっかり作者高橋克彦のフアンになって、当然の流れで本作品を手にとって、まずは一区切りの第二巻までの感想。
予想にたがわず、面白かった。
いま、震災後、三陸地方に縁ができ、月に何度も訪れる地域のことだけに特に興味深い。
武士の世につながる、公卿と武家の力関係の逆転のハシリともいえる大きな歴史の転機が、この蝦夷地で起こっていたことが実に面白い。
はずかしながら、知らない歴史だった。
話は実にうまく構成され、あっという間に読んでしまう。
人物像も中々魅力的に描かれ、どの登場人物に感受移入しちゃおうか悩む。
ただ、若干人物像が火怨のそれに被る。ま、歴史はヒト流れだと思えば、そんなものかもしれないが、ちょっとそれが気にかかった。
絶世の美女と表現される女性の登場人物何人もいるけど、彼女たちが美女というだけで、その重要性は現時点ではまだわからない(実はすでに3巻をよんでおり、こちらでは女性が重要な役割を果たすんだけどね)。
とにかく読み出したら止まらない。
作品自身のスピード感がたまりません。
予想にたがわず、面白かった。
いま、震災後、三陸地方に縁ができ、月に何度も訪れる地域のことだけに特に興味深い。
武士の世につながる、公卿と武家の力関係の逆転のハシリともいえる大きな歴史の転機が、この蝦夷地で起こっていたことが実に面白い。
はずかしながら、知らない歴史だった。
話は実にうまく構成され、あっという間に読んでしまう。
人物像も中々魅力的に描かれ、どの登場人物に感受移入しちゃおうか悩む。
ただ、若干人物像が火怨のそれに被る。ま、歴史はヒト流れだと思えば、そんなものかもしれないが、ちょっとそれが気にかかった。
絶世の美女と表現される女性の登場人物何人もいるけど、彼女たちが美女というだけで、その重要性は現時点ではまだわからない(実はすでに3巻をよんでおり、こちらでは女性が重要な役割を果たすんだけどね)。
とにかく読み出したら止まらない。
作品自身のスピード感がたまりません。
2019年9月23日に日本でレビュー済み
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あまり読んだことのない時代でしたが、すごく面白かった
2017年2月25日に日本でレビュー済み
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NHKの大河を見て、面白かったので買いました。まだ少ししか読んでいませんが、面白そうです。
2013年11月1日に日本でレビュー済み
主人公をてっきり源頼義と思っていたら、藤原経清が主人公。
拙い私の知識では、経清は安倍への内通を頼義から疑われ、安倍方に寝返った人物のはず。
そこで高橋氏の視点が朝廷側ではなく東北勢にあることに、改めて思い至りました。
本書では、前九年の役の発端となった鬼切部の戦いまでを描いています。
「風の陣」「火怨」を読み心が震えた私は、ストーリーに引き込まれサクサク読み進むのですが、
黄金を使って調停工作をする物部一族の登場にはワンパターン的なものを感じ、
残念に思いました。
拙い私の知識では、経清は安倍への内通を頼義から疑われ、安倍方に寝返った人物のはず。
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本書では、前九年の役の発端となった鬼切部の戦いまでを描いています。
「風の陣」「火怨」を読み心が震えた私は、ストーリーに引き込まれサクサク読み進むのですが、
黄金を使って調停工作をする物部一族の登場にはワンパターン的なものを感じ、
残念に思いました。
2016年5月24日に日本でレビュー済み
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自分はあまり意識していなかったが、東北人への蔑視は現代にも引き継がれていて、それに対する著者の静かな怒りが伝わってくる作品。
ただ、小説としては藤原経清を描いた第三巻までを読めば十分。四巻、五巻は蛇足だね。
ただ、小説としては藤原経清を描いた第三巻までを読めば十分。四巻、五巻は蛇足だね。
2017年1月20日に日本でレビュー済み
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名前だけは知ってても実はよく知らない奥州藤原三代、そしてそれの前の前九年後三年の役。教科書でしか知らない単語に鮮やかな息吹を与えてくれる名著です。日本史が好きならぜひとも一読を!