主人公の僕とその彼女の女子大生とのやりとりが可笑しすぎる。
こんなにも性を可笑しくもまじめに取り扱っている小説は初めて出会った。
しかしこれは性の話ではなくて、性を持った人間の話だった。
そして3人の主人公のそれぞれ行くつく場はなんとも救われない感じがする。
と同時に彼らはなんだかキラキラしているな、生命の輝きというか。
例えば一つのエピソード、初めてのヨーロッパに行っても、お金もなく場末のホテルに泊まり、パンをかじりながら
ほとんど出かけることもなくその日が来るのをひたすら耐えて待つ。。というような青春の鬱屈さ。
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叫び声 (講談社文芸文庫) 文庫 – 1990/3/5
大江 健三郎
(著)
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新しい言葉の創造によって“時代”が鼓舞される作品、そういう作品を発表し続けて来た文学者・大江健三郎の20代後半の代表的長篇傑作『叫び声』。現代を生きる孤独な青春の“夢”と“挫折”を鋭く追求し、普遍の“青春の意味”と“青春の幻影”を描いた秀作。
- 本の長さ260ページ
- 言語日本語
- 出版社講談社
- 発売日1990/3/5
- 寸法10.8 x 0.9 x 14.8 cm
- ISBN-104061960717
- ISBN-13978-4061960718
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登録情報
- 出版社 : 講談社 (1990/3/5)
- 発売日 : 1990/3/5
- 言語 : 日本語
- 文庫 : 260ページ
- ISBN-10 : 4061960717
- ISBN-13 : 978-4061960718
- 寸法 : 10.8 x 0.9 x 14.8 cm
- Amazon 売れ筋ランキング: - 234,589位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
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著者について
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1935年愛媛県生まれ。東京大学仏文科卒。大学在学中の58年、「飼育」で芥川賞受賞。以降、現在まで常に現代文学をリードし続け、『万延元年のフット ボール』(谷崎潤一郎賞)、『洪水はわが魂に及び』(野間文芸賞)、『「雨の木」を聴く女たち』(読売文学賞)、『新しい人よ眼ざめよ』(大佛次郎賞)な ど数多くの賞を受賞、94年にノーベル文学賞を受賞(「BOOK著者紹介情報」より:本データは『 「伝える言葉」プラス (ISBN-13: 978-4022616708 )』が刊行された当時に掲載されていたものです)
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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2014年8月18日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
2019年6月23日に日本でレビュー済み
本棚の整理をしていたら、若いとき読んだ「大江健三郎」が出てきた。この本との出会いは、PCのオペレーティングシステムであるWindowsやアマゾンやグーグルが日本に入ってくる前で勿論スマホも生まれてなかったしラインなんかもなかった。そんな中で最初に読んだのが「叫び声」だった。自分のアイデンティティーが求められない少年のことが書いてあったと思う。それは当時の私自身だった。それ以来、大江健三郎と名前が出ている本は全部読んでしまった。もしかしたら私の骨の一部は大江かもしれない。今読み返しても血が騒いでしまう。
2013年5月4日に日本でレビュー済み
中上健次の小説が好きで、その中上健次が大江健三郎に影響を受けたということを知り、この小説を手に取った。
大江健三郎の小説を読むのはこの小説が初めてだったけれど、文章に引き込まれてあっという間に読み終えた。
この小説はきっと、「自分には行くべき場所があるはずなのだけど、それがどこなのかわからない」または「本当は安住できる場所など無い」ということに気付きはじめた人には癒やしになる作品だと思う。
読後はモヤモヤが消えずむしろちょっとへこむのだけど、なぜだか心が癒される。
それはきっと、僕、鷹男、虎の中に自分の姿を見いだし、僕と共に移り変わり、小説の中の叫び声を過去の自分自身の声だったのではないかと思うからだ。(読んだ後はなぜだか『今』ではなく『過去の自分の声』だと思える)
ぜひ自分の人生を模索し不安を抱えて悩んでいる『楽に生きられない人』に読んでほしい。
巻末の著者のメッセージ、新井敏記の解説、作家案内も読み応えがありました。
大江健三郎の小説を読むのはこの小説が初めてだったけれど、文章に引き込まれてあっという間に読み終えた。
この小説はきっと、「自分には行くべき場所があるはずなのだけど、それがどこなのかわからない」または「本当は安住できる場所など無い」ということに気付きはじめた人には癒やしになる作品だと思う。
読後はモヤモヤが消えずむしろちょっとへこむのだけど、なぜだか心が癒される。
それはきっと、僕、鷹男、虎の中に自分の姿を見いだし、僕と共に移り変わり、小説の中の叫び声を過去の自分自身の声だったのではないかと思うからだ。(読んだ後はなぜだか『今』ではなく『過去の自分の声』だと思える)
ぜひ自分の人生を模索し不安を抱えて悩んでいる『楽に生きられない人』に読んでほしい。
巻末の著者のメッセージ、新井敏記の解説、作家案内も読み応えがありました。
2009年5月24日に日本でレビュー済み
とにかく文体がカッコいい!大江健三郎作品の中で一番好き!
まず書き出しからカッコよく、登場人物もそれぞれ個性的ですぐに内容に引き込まれます
文庫としては少々値段が高いが、こんな刺激的な作品が読めるのはありがたい限りだと思いますよ
まず書き出しからカッコよく、登場人物もそれぞれ個性的ですぐに内容に引き込まれます
文庫としては少々値段が高いが、こんな刺激的な作品が読めるのはありがたい限りだと思いますよ