渋谷の人間味がある近代の情報を知りたくて調べてた時にこの本に出会いました。
今の渋谷ストリームや東急プラザ、センター街や西武百貨店の100年前がどうだったか、
大岡昇平が子供の頃の体験をもとに、記憶だけに頼らず、知人や地元の人の話や、各種書物で補強しながら書かれた一冊です。

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幼年 (講談社文芸文庫) 文庫 – 1990/12/3
幼い時期の記憶の断片――女になり替りたい願望、金を盗んだ罪の意識、父との確執と、母への思慕。それらを、主情的な回顧としてではなく文献、再訪、知人らの証言で修復し、確認しつつ幼い精神の形成されゆく一過程として提示した自伝。死者への鎮魂の名著『レイテ戦記』の著者の透徹した知性、清冽なる精神の拠ってきたる源泉。
- 本の長さ236ページ
- 言語日本語
- 出版社講談社
- 発売日1990/12/3
- ISBN-104061961071
- ISBN-13978-4061961074
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登録情報
- 出版社 : 講談社 (1990/12/3)
- 発売日 : 1990/12/3
- 言語 : 日本語
- 文庫 : 236ページ
- ISBN-10 : 4061961071
- ISBN-13 : 978-4061961074
- Amazon 売れ筋ランキング: - 905,450位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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2015年7月25日に日本でレビュー済み
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大岡昇平氏の幼児から小学生時代に過ごした回想を書いているが、
つまらない当時の私的な地理的状況の記述が大半である。
氏の幼年の人間関係などに興味をもち購入したが全く期待外れであった。
私は幼児の一時期池袋に済んでいたので新宿、渋谷などの地理的な状況をある程度知ってはいるが、
本の地理的記述の多さには興味も惹かれずに辟易した。
つまらない当時の私的な地理的状況の記述が大半である。
氏の幼年の人間関係などに興味をもち購入したが全く期待外れであった。
私は幼児の一時期池袋に済んでいたので新宿、渋谷などの地理的な状況をある程度知ってはいるが、
本の地理的記述の多さには興味も惹かれずに辟易した。
2010年8月16日に日本でレビュー済み
大岡昇平は「幼年」の後書きに「私自身も老い先短い身の上ですが、やっと自分が何者であったかを検討する気持ちになったのは不思議です」と記している。「幼年」は1971年1月から雑誌「潮」に掲載され以後連載される。大岡62歳である。私も62歳で年金生活で暇を持て余している。財産もなければ借金もない。学生運動、百年戦争、逃亡生活、サラリーマンと何が何だか解らない嵐のような40年が過ぎ昼間からビールを飲みながら「いったい俺は何をしてきて何者なんだろう?」と考えるようになった。もっと別な人生があったのでは?そしたら鴻上尚史の「ヘルメットをかぶった君に会いたい」のモデルがAさんであることを知った。Aさん。俺のこと憶えているかしら?多分忘れているだろう。俺は昨日のことのようにAさんの笑顔やしぐさを憶えている。なぜなんだろう?そのときは全く意識しなかったが生涯出会った唯一人の「姉の力」というべき存在だった。以後自分の人生を検討して「自分が何者であったか」を調べることにした。