大昔に買った文庫と同じ、粟津潔装丁の文庫で嬉しかった。
内容は読者其々の判断になると思うが『月の男(ムーンマン)』でもチラッと出て来る"三島の自死"を、そして"楯の会"をカリカチュアライズしたものだと思う。
初期の大江作品が好きな人なら面白さが解るんじゃないかな…
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みずから我が涙をぬぐいたまう日 (講談社文芸文庫) 文庫 – 1991/2/4
大江 健三郎
(著)
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天皇に殉じて割腹、自死を遂げた作家の死に衝撃を受けた、同じ主題を共有するもう1人の作家が魂の奥底までを支配する〈天皇制〉の枷をうち破って想像力駆使し放つ“狂気を孕む同時代史”の表題作。宇宙船基地より逃走する男が日本の現人神による救済を夢見る「月の男」。──全く異なる2つの文体により、現代人の危機を深刻、ユーモラスに描く中篇小説2篇。
- 本の長さ300ページ
- 言語日本語
- 出版社講談社
- 発売日1991/2/4
- 寸法10.8 x 1.2 x 14.8 cm
- ISBN-104061961144
- ISBN-13978-4061961142
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登録情報
- 出版社 : 講談社 (1991/2/4)
- 発売日 : 1991/2/4
- 言語 : 日本語
- 文庫 : 300ページ
- ISBN-10 : 4061961144
- ISBN-13 : 978-4061961142
- 寸法 : 10.8 x 1.2 x 14.8 cm
- Amazon 売れ筋ランキング: - 120,220位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- カスタマーレビュー:
著者について
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1935年愛媛県生まれ。東京大学仏文科卒。大学在学中の58年、「飼育」で芥川賞受賞。以降、現在まで常に現代文学をリードし続け、『万延元年のフット ボール』(谷崎潤一郎賞)、『洪水はわが魂に及び』(野間文芸賞)、『「雨の木」を聴く女たち』(読売文学賞)、『新しい人よ眼ざめよ』(大佛次郎賞)な ど数多くの賞を受賞、94年にノーベル文学賞を受賞(「BOOK著者紹介情報」より:本データは『 「伝える言葉」プラス (ISBN-13: 978-4022616708 )』が刊行された当時に掲載されていたものです)
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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2006年10月3日に日本でレビュー済み
「内」と「外」の両視点から天皇制をテイマに扱ったふたつの中篇は、
大江氏のウィットに満ちた筆致とは裏腹に大きな閉塞感を伴っており、
頁数は「中篇」ではあってもその濃さは何倍にも増幅して読者へと向かってくる。
文末の解説にあるように、同氏は「ぼくらにまず必要なことは、それは神でもいい、なんとか
ポジティヴな世界の全体像を自分で担うための手がかりをつかむべく努力をすること」と語ったというが、
同書は残念ながら読者をある答えへと導くことはせず、提示されるのは手がかりの一端のみである。
作品内「月の男」にはおしつけがましい啓蒙癖のアメリカ人が登場するが、
大江氏の意図はその対極に位置するものとして上記発言に表れているのではないだろうか。
換言すれば「答えの提示」は彼の仕事ではないのである。
現人神の否定としての「あの人の死」から半世紀以上が経過した今、
しかし我々は主体的責任を経ての「救済の構図」を見つけられたのだろうか?
作品中における「セロファン水中眼鏡の錯乱者」も「NASAからの落伍者」も
ある意味では「どこかで見たはずの我々の姿」には違いなく、
いかなる救済者も超越者も現れない本作品から
読者がどんな「手がかり」をつかんで前に進んでいけるのか、
そこが大江氏自身にとってもひとつの関心であり望みでもあるのではないだろうか。
大江氏のウィットに満ちた筆致とは裏腹に大きな閉塞感を伴っており、
頁数は「中篇」ではあってもその濃さは何倍にも増幅して読者へと向かってくる。
文末の解説にあるように、同氏は「ぼくらにまず必要なことは、それは神でもいい、なんとか
ポジティヴな世界の全体像を自分で担うための手がかりをつかむべく努力をすること」と語ったというが、
同書は残念ながら読者をある答えへと導くことはせず、提示されるのは手がかりの一端のみである。
作品内「月の男」にはおしつけがましい啓蒙癖のアメリカ人が登場するが、
大江氏の意図はその対極に位置するものとして上記発言に表れているのではないだろうか。
換言すれば「答えの提示」は彼の仕事ではないのである。
現人神の否定としての「あの人の死」から半世紀以上が経過した今、
しかし我々は主体的責任を経ての「救済の構図」を見つけられたのだろうか?
作品中における「セロファン水中眼鏡の錯乱者」も「NASAからの落伍者」も
ある意味では「どこかで見たはずの我々の姿」には違いなく、
いかなる救済者も超越者も現れない本作品から
読者がどんな「手がかり」をつかんで前に進んでいけるのか、
そこが大江氏自身にとってもひとつの関心であり望みでもあるのではないだろうか。