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わが文学半生記: 回想の文学 (講談社文芸文庫 えC 1) 文庫 – 1995/1/1
江口 渙
(著)
大学生の時、初めて接した師・夏目漱石。その後の日々と葬儀までを、瑞々しく捉えた「夏目漱石とその弟子たち」「漱石山房夜話」「夏目漱石の死」「漱石死後の漱石山房」。上野・清凌亭での芥川と佐多稲子、谷崎潤一郎らとの才気溢れる交遊を通して語られる「その頃の芥川龍之介」。菊池寛、久米正雄、宇野浩二、佐藤春夫等の作家群像と、その時代の断面を鮮やかに切り取った、自伝的大正文壇回想。
- 本の長さ365ページ
- 言語日本語
- 出版社講談社
- 発売日1995/1/1
- ISBN-104061963066
- ISBN-13978-4061963061
登録情報
- 出版社 : 講談社 (1995/1/1)
- 発売日 : 1995/1/1
- 言語 : 日本語
- 文庫 : 365ページ
- ISBN-10 : 4061963066
- ISBN-13 : 978-4061963061
- Amazon 売れ筋ランキング: - 622,342位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- - 960位講談社文芸文庫
- - 98,000位ノンフィクション (本)
- - 150,025位文学・評論 (本)
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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2015年2月12日に日本でレビュー済み
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わが文学半生記〈続〉 (1968年) (青木文庫)
1932年から1952年にかけて雑誌に毎月連載した人物評論や回想を収録している。師事した夏目漱石の思い出を初めとして、漱石の弟子である小宮豊隆・森田草平・久米正雄・松根東洋城、芥川龍之介や菊池寛などが主に登場する。漱石の弟子たちはその人間関係や感情も細かく観察され、描かれている。漱石の死の前後の事情(葬式や形見分けまで)は、興味深い。若き日の佐藤春夫、宇野浩二、高村光太郎は独立した章を与えられてある。芥川龍之介が作家になる前の佐多稲子と知りあった事情もよくわかった。「有島武郎は何故心中したか」という章では、有島の思想的変遷を同情をこめて追っており、彼と江口は精神的な立場を異にするからこそこの部分は説得力がある。久米正雄についての章では、江口が俳句にも趣味があったことをうかがわせる。赤木桁平や佐野文夫などの、癖がありマイナーな人物が意外なところで出てきて、それもまた面白かった。
2014年10月3日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
夏目漱石を師と仰ぎ、プロレタリア文学運動に加わり、戦後は「民主文学」の作家となった著者の回想的作品を集めたものである。時代の雰囲気を知るには良いものと言えるだろう。なお、著者は新日本文学会の分裂に際して1964年に除籍され、翌年に日共系が結成した「日本民主主義文学同盟」の初代議長となった。1972年から1973年にかけて
江口渙自選作品集〈第1巻〉 (1972年)
江口渙自選作品集〈第2巻〉 (1972年)
江口渙自選作品集〈第3巻〉 (1973年)
が新日本出版社から出ている。
江口渙自選作品集〈第1巻〉 (1972年)
江口渙自選作品集〈第2巻〉 (1972年)
江口渙自選作品集〈第3巻〉 (1973年)
が新日本出版社から出ている。
2015年8月3日に日本でレビュー済み
極めて個性の強い本だと言えよう。百歩譲ってようやくそんな褒め方ができる程度の内容だ。
松根東洋城の悪口だとか河東碧梧桐の悪口だとか、いちいち露骨に書いていたり、芥川や宇野浩二や菊地寛のことをまるで自分が彼らの一番の理解者であったと言わんばかりの書き方をしているのは笑止千万である。
芥川と宇野の思い出を綴る文章は、広津和郎の「あの時代」がやっぱり優れている。この本を読んでつくづくそう思う。
松根東洋城の悪口だとか河東碧梧桐の悪口だとか、いちいち露骨に書いていたり、芥川や宇野浩二や菊地寛のことをまるで自分が彼らの一番の理解者であったと言わんばかりの書き方をしているのは笑止千万である。
芥川と宇野の思い出を綴る文章は、広津和郎の「あの時代」がやっぱり優れている。この本を読んでつくづくそう思う。