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挾み撃ち (講談社文芸文庫) 文庫 – 1998/4/10
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他者との関係の中に自己存在の根拠を見出そうとする思考の運動を、独特の饒舌体で綴った傑作長篇。
- 本の長さ296ページ
- 言語日本語
- 出版社講談社
- 発売日1998/4/10
- 寸法10.8 x 1 x 14.8 cm
- ISBN-104061976125
- ISBN-13978-4061976122
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登録情報
- 出版社 : 講談社 (1998/4/10)
- 発売日 : 1998/4/10
- 言語 : 日本語
- 文庫 : 296ページ
- ISBN-10 : 4061976125
- ISBN-13 : 978-4061976122
- 寸法 : 10.8 x 1 x 14.8 cm
- Amazon 売れ筋ランキング: - 409,041位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
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著者について
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◉後藤明生(ごとう・めいせい)
一九三二年四月四日、朝鮮咸鏡南道永興郡永興邑生まれ。敗戦後、旧制福岡県立朝倉中学校に転入。早稲田大学第二文学部露文学科卒。在学中の一九五五年、「赤と黒の記録」が全国学生小説コンクールに入選、「文藝」に掲載。卒業後、博報堂を経て平凡出版に勤務。一九六二年、「関係」で文藝賞佳作。一九六七年、「人間の病気」で芥川賞候補。翌年、専業作家に。一九七七年、『夢かたり』で平林たい子文学賞、一九八一年、『吉野大夫』で谷崎潤一郎賞、一九九〇年、『首塚の上のアドバルーン』で芸術選奨文部大臣賞を受賞。一九八九年、近畿大学文芸学部の設立にあたり教授に就任。一九九三年より同学部長を務めた。一九九九年八月二日、逝去。
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ポータルサイト:http://www.gotoumeisei.jp/
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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橋の上という導入のトポスとして好適のはずが、読者の期待はことごとく裏切られる。
団地生活の現在から、上京してすぐの埼玉、引き上げ後の筑前(ちくじぇん!)、植民地の終わりの北朝鮮へと、次々不意撃ちされるように思い出される。
きっかけは、軍歌や炒り豆や脇毛の女子高校生のポスターなど。
細部自体が何かのコピーじみている冒険に付き合うのは、あらすじへの緊張に疲れた読者にとって、清涼剤的な効果をもつ、稀有な小説経験になるだろう。
わからない部分が多いかもしれません。
永井荷風の「濹東綺譚」の話も出てきますが、そちらよりも
この小説は全編に渡ってゴーゴリが関係してきます。
まずはゴーゴリの「外套」と、できれば「鼻」も結末にまで触れているので
興味があればそちらも読んでおくことをおすすめします。
内容は物語を楽しんで読み進めるような作品ではないのですが、
文体が個性的でそれが好みであれば楽しめる作品だと思います。
カーキ色の外套の追及がもう少しほしかった。
もっと推理小説仕立てにできなかったものか。
特に劇的な事件が起こるわけではなく、ただただ「外套」をめぐって主人公が動くだけですが、その過程において、実にゆっくりと、様々な回想などを挟みつつ、過去が再訪され、そこにいた人たちが再訪される、それが読み終わる頃からじわじわと不思議な感触となって残っていきました。実際、少し前に読んだもので、何か印象的な場面が残っているとかいう感じではないのですが、むしろ何気ない場面がなんとなく残っていたりします。
現実/虚構のようなテーマが好きな方も楽しめるのではないでしょうか。