素晴らしい作家さんばかりを集めた作品集です。
読みごたえがあります。
今回、読みたい作家さんがいて、5だけを購入しましたが、
全部集めようかな……と思っています。
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戦後短篇小説再発見5 生と死の光景 (講談社文芸文庫) 文庫 – 2001/10/10
講談社文芸文庫
(編集)
刻々と近づいてくる老いと死――
日常の中での避けがたい死との関係を通して、生きている現在を直視する12篇
・正宗白鳥「今年の秋」
・島比呂志「奇妙な国」
・遠藤周作「男と九官鳥」
・結城信一「落葉亭」
・島尾ミホ「海辺の生と死」
・高橋昌男「夏草の匂い」
・色川武大「墓」
・高井有一「掌の記憶」
・川端康成「めずらしい人」
・上田三四二「影向」
・三浦哲郎「ヒカダの記憶」
・村田喜代子「耳の塔」
日常の中での避けがたい死との関係を通して、生きている現在を直視する12篇
・正宗白鳥「今年の秋」
・島比呂志「奇妙な国」
・遠藤周作「男と九官鳥」
・結城信一「落葉亭」
・島尾ミホ「海辺の生と死」
・高橋昌男「夏草の匂い」
・色川武大「墓」
・高井有一「掌の記憶」
・川端康成「めずらしい人」
・上田三四二「影向」
・三浦哲郎「ヒカダの記憶」
・村田喜代子「耳の塔」
- 本の長さ288ページ
- 言語日本語
- 出版社講談社
- 発売日2001/10/10
- ISBN-104061982656
- ISBN-13978-4061982659
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登録情報
- 出版社 : 講談社 (2001/10/10)
- 発売日 : 2001/10/10
- 言語 : 日本語
- 文庫 : 288ページ
- ISBN-10 : 4061982656
- ISBN-13 : 978-4061982659
- Amazon 売れ筋ランキング: - 31,317位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- カスタマーレビュー:
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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2013年11月16日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
年代によって評価が分かれる本だと思います。どちらかといえば、死を意識させる作品が多く、その対照として生があることを感じます。複数の作者の筆による短編を集めているので、比べ読みする楽しみ方もあります。
2007年11月28日に日本でレビュー済み
文学が重要なテーマとしているように、日本の近代文芸においても、さまざま「生と死の光景」が描かれてきた。本編、そのテーマで書いたと編集者がみなす12人の短編小説12編が集められている。「再発見」と銘打つように、作家自身は名の通った人でも作品自身はあまり世に知られていないものが多い。正宗白鳥は知っているが、「今年の秋」は知らない。遠藤周作は知っているが、「男と九官鳥」は知らない。川端康成は知っているが、「めずらしい人」は知らない。このような錚々たる文豪にはさまれて【島比呂志】の『奇妙な国』が載せられている。編者の特別な配慮があったと推察される。
『奇妙な国』(1959年発表)は評論家川村湊によって「北条民雄の『命の初夜』以来の秀作」と激賞された。一見ユーモラスな語り口でありながら、「生きている死者」としてのハンセン病患者の凄まじい生き方、死に方を淡々と描き、静かな感銘を与える小説である。
軽く読むと、単に非現実な設定の小説とみなされがちであるが、その背後にハンセン病の現実が深く蔵されていることを知れば、読み流して終わる問題ではない。
自分という存在が否定され「滅亡を大理想とする」所が理想であるはずはない。逆説の意味を含めて「奇妙な国」をカリカチュアしている小説である。世の偏見と国の隔離政策と闘って来た執念の作家の研ぎ澄まされた感覚で書いた遺作である。
『奇妙な国』(1959年発表)は評論家川村湊によって「北条民雄の『命の初夜』以来の秀作」と激賞された。一見ユーモラスな語り口でありながら、「生きている死者」としてのハンセン病患者の凄まじい生き方、死に方を淡々と描き、静かな感銘を与える小説である。
軽く読むと、単に非現実な設定の小説とみなされがちであるが、その背後にハンセン病の現実が深く蔵されていることを知れば、読み流して終わる問題ではない。
自分という存在が否定され「滅亡を大理想とする」所が理想であるはずはない。逆説の意味を含めて「奇妙な国」をカリカチュアしている小説である。世の偏見と国の隔離政策と闘って来た執念の作家の研ぎ澄まされた感覚で書いた遺作である。