先日、テレビで「太陽がいっぱい」が放送されまして、子供の頃に読んだ吉行さんと淀川長治さんの対談を思い出しました。
「あの映画は初のホモセクシャル映画だね」と淀川さんが言いだし、
さすがの吉行さんがあせる・・・という展開でした。
久々にその対談が読みたいなあと思って探し出したのがこの文庫本です。
読み返してみましたら、子供の頃に読んだ対談そのままが再録されていました。
巻末には似顔絵を描くために対談に同席することが多かった和田誠さん、そして丸谷才一さんとの対談がおまけとして収録され、対談裏話が披露されています。
そこでも、「この巻の白眉はやはり淀川さんと対談」とありました。
博学で物事を深く感じる吉行さんにとっても、淀川さんの「太陽がいっぱい」に対する見方は思わぬ指摘で、吉行さん対談終了後も相当興奮していたとか・・・
この文庫はそういう裏話を知ることができて楽しい上、子供の頃には理解できなかった話題が理解できるようになり、とにかく読んでていて楽しい!
吉行さんの対談集のファンだった父と同じく、枕元に置いてゆっくり読もうと思います。
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やわらかい話 吉行淳之介対談集 (講談社文芸文庫) 文庫 – 2001/7/10
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対談の名手といわれた吉行淳之介が残した多くの対談の内から、とびきり楽しく、そして人生の奥深い味わいをかもし出す12篇を精選。巻末に“あとがき的対談”として吉行淳之介の人となりを彷彿とさせる和田誠と丸谷才一の新対談を収録。〈ゲスト〉金子光晴/和田誠/淀川長治/加山又造/山口瞳/寺山修司/開高健/田村隆一/桃井かおり/大村彦次郎/徳島高義/丸谷才一
- 本の長さ360ページ
- 言語日本語
- 出版社講談社
- 発売日2001/7/10
- 寸法10.8 x 1.2 x 14.8 cm
- ISBN-104061982737
- ISBN-13978-4061982734
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登録情報
- 出版社 : 講談社 (2001/7/10)
- 発売日 : 2001/7/10
- 言語 : 日本語
- 文庫 : 360ページ
- ISBN-10 : 4061982737
- ISBN-13 : 978-4061982734
- 寸法 : 10.8 x 1.2 x 14.8 cm
- Amazon 売れ筋ランキング: - 141,371位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- - 107位講談社文芸文庫
- - 146位論文集・講演集・対談集
- - 2,514位近現代日本のエッセー・随筆
- カスタマーレビュー:
-
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上位レビュー、対象国: 日本
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2016年8月23日に日本でレビュー済み
金子光晴の少年時代の同性愛の話。
山口瞳との対談で、ともに老齢に入った麻布中学の同窓生(吉行が二年先輩)が気の置けない話をしながらも、互いの本質に触れるような発言を投げ合う。吉行が「このごろ口を開けば愚痴ばかり、というありさまで」と言うと山口瞳が「え、あなたが?幻滅だな。僻みっぽいことは絶対言わない人だったのに」と山口瞳ならではの率直な物言いをする場面。
当時あたるべからざる勢いのあった寺山修二とは、女性に対するスタンスを提示しあうなかで互いの作家としての着眼点が浮き彫りになっていく。
この対談集でもっとも色の濃いエピソードは、開口健との対談で語られる、淫売宿で年行かぬ幼女が廊下で手まりをついている話だ。吉行はふすま越しに聞いていて、男が腰を振るときの音だ、と思っていたのだが、虚をつかれたという。その話を聞いた開口は頭に針を打たれたような衝撃を受けたという。
しかし、対談中のエピソードと言うことではなく、対談自体が面白いのは詩人の田村氏との対談だ。
浮世離れした田村氏、吉行氏が原稿を書くのはいやだな、、、めんどうだよなあ、、、とぶつぶついう
田村 こないだインド紀行のときなんてね30枚4ヶ月かかったんだから、なんかプロフェッサーになっちゃったつもりでさ
吉行 わかる もう八枚なんつったらね、冗談じゃないっていうんだよ。
田村 大長編よ、また書くのが好きな奴が居るからね 生島とか。
浮世離れした詩人を兄のような、気持ちでややもてあまし気味に相手をしている吉行氏であるが、妙な緊張感がなく、ああ、本当に親しい友達と話すときってこんな感じだったのだろうな、と想像できる。困ったやっちゃなあ、、、、、と思いながらも、生活破綻者に惹かれるという面が表れていて、とても楽しい。
やや酔っ払って好き放題言う詩人、好意は持っているのだけれど、仕事の対談だからまとめなきゃなあ、、、、、、と当惑しながらも、こういう状況を楽しんでいる気配も伝わってきて、とても貴重な対談ですよ。
田村氏のエピソードも面白い。福井で終戦を迎えて8月16日に京都に行くと、16日には南座が開いていて、東京じゃ見られない華やかな着物を着た京都の女が続々と集まってきていた、とのはなしなど。
吉行氏好きの人もともかく、戦後の風俗を知りたい人にもお勧めしたいです。
山口瞳との対談で、ともに老齢に入った麻布中学の同窓生(吉行が二年先輩)が気の置けない話をしながらも、互いの本質に触れるような発言を投げ合う。吉行が「このごろ口を開けば愚痴ばかり、というありさまで」と言うと山口瞳が「え、あなたが?幻滅だな。僻みっぽいことは絶対言わない人だったのに」と山口瞳ならではの率直な物言いをする場面。
当時あたるべからざる勢いのあった寺山修二とは、女性に対するスタンスを提示しあうなかで互いの作家としての着眼点が浮き彫りになっていく。
この対談集でもっとも色の濃いエピソードは、開口健との対談で語られる、淫売宿で年行かぬ幼女が廊下で手まりをついている話だ。吉行はふすま越しに聞いていて、男が腰を振るときの音だ、と思っていたのだが、虚をつかれたという。その話を聞いた開口は頭に針を打たれたような衝撃を受けたという。
しかし、対談中のエピソードと言うことではなく、対談自体が面白いのは詩人の田村氏との対談だ。
浮世離れした田村氏、吉行氏が原稿を書くのはいやだな、、、めんどうだよなあ、、、とぶつぶついう
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吉行 わかる もう八枚なんつったらね、冗談じゃないっていうんだよ。
田村 大長編よ、また書くのが好きな奴が居るからね 生島とか。
浮世離れした詩人を兄のような、気持ちでややもてあまし気味に相手をしている吉行氏であるが、妙な緊張感がなく、ああ、本当に親しい友達と話すときってこんな感じだったのだろうな、と想像できる。困ったやっちゃなあ、、、、、と思いながらも、生活破綻者に惹かれるという面が表れていて、とても楽しい。
やや酔っ払って好き放題言う詩人、好意は持っているのだけれど、仕事の対談だからまとめなきゃなあ、、、、、、と当惑しながらも、こういう状況を楽しんでいる気配も伝わってきて、とても貴重な対談ですよ。
田村氏のエピソードも面白い。福井で終戦を迎えて8月16日に京都に行くと、16日には南座が開いていて、東京じゃ見られない華やかな着物を着た京都の女が続々と集まってきていた、とのはなしなど。
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