三輪の兄貴に現れたる、夢魔の正体。
それは、一言で言えば「想像を絶した、(全宇宙)への形而上的反逆。
喩えるなら、阿弥陀に救済される事を拒否した、みずから阿弥陀となりて、超宇宙的浄土建立を企む、極限の忍耐に基づいた「飽くことなき強靭な意思そのもの」
そしてそれは、「俺一人で実行されねばならない」過剰な重力の重さに耐え得る精神。
「全宇宙における全生命体のレーベンを己がすべて体験する宿命」
嗚呼!人はそんな「重さ」に果たして耐え得るのか?
ふむ、してみるとやはりこれは仏教小説か?
しかし、軽率な判断は危険大だ。
言葉による、幾重ものトラップがこの作品には仕掛けられている?
三輪は、ゴータマブッダ?それとも?
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死霊(2) (講談社文芸文庫) 文庫 – 2003/3/10
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不可能性の超出に挑んだ世界文学。深更、濃霧の中を彷徨って帰宅した三輪与志に、瀕死の兄高志が語り始める。自ら唱える《窮極の革命》理論に端を発した、密告者のリンチ事件と恋人の心中、さらに《窮極の秘密を打ち明ける夢魔》との対決。弟の与志はじっと聴きいる。外は深い、怖ろしいほどの濃闇と静寂。兄の告白は、弟の渇し求める〈虚体〉とどう関わるのか。『死霊』第一の山場5章を中心に4章6章を収録。
- 本の長さ416ページ
- 言語日本語
- 出版社講談社
- 発売日2003/3/10
- 寸法10.8 x 1.4 x 14.8 cm
- ISBN-104061983253
- ISBN-13978-4061983250
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登録情報
- 出版社 : 講談社 (2003/3/10)
- 発売日 : 2003/3/10
- 言語 : 日本語
- 文庫 : 416ページ
- ISBN-10 : 4061983253
- ISBN-13 : 978-4061983250
- 寸法 : 10.8 x 1.4 x 14.8 cm
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2017年10月20日に日本でレビュー済み
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長年いつかは読まねばと思っていましたが、長ったらしい文章と言語の海に沈んでゆく感覚に酔いしれました。
2014年9月29日に日本でレビュー済み
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ぷふい、この「死霊」は埴谷雄高の代表作。著者はドストエフスキーから多大な影響を受けてこの作品を書いている。いわゆる著者のいう思索実験小説である。一般には哲学小説、形而上学小説とも称されている。書かれた内容は難解といわれ、はっは、読了者より挫折者のほうが多いのではないだろうか。
ふむ、しかし第五章のいかれっぷりは凄いものがあります。ほほう、著者曰く「意識=存在」というのだから著者にとっては実在する宇宙なのだろう。あっは、著者は読みやすいように配慮してくれていないので、まあまあまあ、ひたすらに読む以外に、この小説の読了の術(すべ)はないのだろう……、
第四章は、第三章のあとの三輪与志が黒川健吉と別れての霧のかかった夜の散歩のなかで首猛夫と津田康造の幻聴を聴き、二つの影と三輪与志は革命についての問答をする。そのあと影は消え、三輪与志は深い霧の中でいろいろな不思議な光景を幻視する。三輪与志は或る部屋に入るとそこには二十一二の少女がいる。二十一二を少女というか疑問であるが、二人は知り合いで死んだ祖母や兄のことについて会話する。少女は保母をしていて話は仕事、隣人、彼女の死んだ姉、そして与志の兄高志のことになる。少女、尾木恒子の姉と高志は過去に深い仲であったことが語られる……、
第五章は、三輪与志の真夜中の帰宅、不眠症で夜中じゅう起きている高志、魔の扉を開けると首猛夫の登場、幽霊の世界の話、高志との自由意志における自殺、子供の生産、革命、真の革命家とは?、生と宇宙、意識と存在、遍在する光の王国、三つの存在の窮極の秘密、意識=存在、自同律の不快、自分自身、のっぺらぼう……、高志の長い物語が語られる……、
第六章は、寝台の三輪与志、夢魔の登場、来客の岸博士、盗まれた矢場徹吾探し。黒川健吉と痴呆少女「神様」とのボート乗り、首猛夫の登場、矢場徹吾の居所、宇宙史、津田夫人と娘の津田安寿子の登場、5人を乗せたボートは××橋へ。愁い王、非在の王、宇宙のはじめ、夢見る宇宙、沈むボート、巨大な白いセイウチのような女王の津田夫人、5人は印刷工場へ。印刷工場の李奉洋、矢場徹吾を探して印刷工場へ駆けつける三輪与志と岸博士……、
ちょっ!、ちょっ!、ちょっ!、行方不明の矢場徹吾の消息は如何に……、ぷふい
ふむ、しかし第五章のいかれっぷりは凄いものがあります。ほほう、著者曰く「意識=存在」というのだから著者にとっては実在する宇宙なのだろう。あっは、著者は読みやすいように配慮してくれていないので、まあまあまあ、ひたすらに読む以外に、この小説の読了の術(すべ)はないのだろう……、
第四章は、第三章のあとの三輪与志が黒川健吉と別れての霧のかかった夜の散歩のなかで首猛夫と津田康造の幻聴を聴き、二つの影と三輪与志は革命についての問答をする。そのあと影は消え、三輪与志は深い霧の中でいろいろな不思議な光景を幻視する。三輪与志は或る部屋に入るとそこには二十一二の少女がいる。二十一二を少女というか疑問であるが、二人は知り合いで死んだ祖母や兄のことについて会話する。少女は保母をしていて話は仕事、隣人、彼女の死んだ姉、そして与志の兄高志のことになる。少女、尾木恒子の姉と高志は過去に深い仲であったことが語られる……、
第五章は、三輪与志の真夜中の帰宅、不眠症で夜中じゅう起きている高志、魔の扉を開けると首猛夫の登場、幽霊の世界の話、高志との自由意志における自殺、子供の生産、革命、真の革命家とは?、生と宇宙、意識と存在、遍在する光の王国、三つの存在の窮極の秘密、意識=存在、自同律の不快、自分自身、のっぺらぼう……、高志の長い物語が語られる……、
第六章は、寝台の三輪与志、夢魔の登場、来客の岸博士、盗まれた矢場徹吾探し。黒川健吉と痴呆少女「神様」とのボート乗り、首猛夫の登場、矢場徹吾の居所、宇宙史、津田夫人と娘の津田安寿子の登場、5人を乗せたボートは××橋へ。愁い王、非在の王、宇宙のはじめ、夢見る宇宙、沈むボート、巨大な白いセイウチのような女王の津田夫人、5人は印刷工場へ。印刷工場の李奉洋、矢場徹吾を探して印刷工場へ駆けつける三輪与志と岸博士……、
ちょっ!、ちょっ!、ちょっ!、行方不明の矢場徹吾の消息は如何に……、ぷふい
2014年12月5日に日本でレビュー済み
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第二巻においては夢魔の世界という世界において三輪与志の兄、三輪高志は霊魂との対話を始める。霊魂の世界では我々の世界と異なり、時間と空間の概念が崩壊する。すなわち、我々の想念は霊魂の世界にどっぷりつかることで初めて、0と無限、すなわち宇宙の問題について語ることができるのである。この小説では宇宙の変転の原動力を自同律の不快と解釈し、我々の自己破壊欲求がこの宇宙の無限膨張のダイナミズムと直結していることを伺わせる。
しかし、無限に膨張する宇宙は錯誤の宇宙史を展開する。すなわち、常なる未出現があるのだ。その未出現を我々人間は創造しうるか。これが三輪与志の虚体論の挑戦であり、この問題を考えることが人間の尊厳を追求したかつての先達への現代人の責任なのだと私は考える。
死んでしまった人間は何もかたることはできない。しかし、それ故にこそ我々は彼らに対して有らん限りの想像力をもって報いねばならないのだ。
しかし、無限に膨張する宇宙は錯誤の宇宙史を展開する。すなわち、常なる未出現があるのだ。その未出現を我々人間は創造しうるか。これが三輪与志の虚体論の挑戦であり、この問題を考えることが人間の尊厳を追求したかつての先達への現代人の責任なのだと私は考える。
死んでしまった人間は何もかたることはできない。しかし、それ故にこそ我々は彼らに対して有らん限りの想像力をもって報いねばならないのだ。
2022年5月9日に日本でレビュー済み
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返金額が送料を差し引いた額との説明があったのに、それよりはるかに少ない額が返金額でした。
そのあたりの説明がないので、取引をする際には要注意だと考えます。
そのあたりの説明がないので、取引をする際には要注意だと考えます。
2010年1月20日に日本でレビュー済み
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ある評論家は時代背景を考慮して読んではならないと書いていたが、始末の描写は生々しい。学生運動の終末と連合赤軍は無視できないと思います。また気が付くと特定の漢字がぱたりと消え、違う漢字が登場する。相変わらず始末の描写意外は精神現象学か宮沢賢治の童話かで、難読ですが、もう嵌ってしまいます。
2013年2月26日に日本でレビュー済み
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普段あまり読まないタイプの本なので買いました。評価しづらい。
2013年8月17日に日本でレビュー済み
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埴谷雄高、死霊I/II巻をやっと66日間で読了。
勿論、未完ではあるが第III巻まで出されているのは承知だが、もうとても読み進める意欲も興味もなくなった。鶴見俊輔の解説を読めば、それでも何故これが文学史上の名作かが少しは分かるが、己には全く理解不可能な世界。強いて言えば、風景描写の諸処に水彩画でも見るような美しさは何とか感じることは出来たが。
3年前に初めて読み始めて中断したのがどこか悔しくて再挑戦したわけだが、もうこれで埴谷雄高には別れを告げることとした。何事も高望みをしないのが我が人生で、読書の面でも然り。かつて、高級フランス料理を食べてから、ひどい腹痛、下痢になって以来、決して食べなくなったことに似たりか。
勿論、未完ではあるが第III巻まで出されているのは承知だが、もうとても読み進める意欲も興味もなくなった。鶴見俊輔の解説を読めば、それでも何故これが文学史上の名作かが少しは分かるが、己には全く理解不可能な世界。強いて言えば、風景描写の諸処に水彩画でも見るような美しさは何とか感じることは出来たが。
3年前に初めて読み始めて中断したのがどこか悔しくて再挑戦したわけだが、もうこれで埴谷雄高には別れを告げることとした。何事も高望みをしないのが我が人生で、読書の面でも然り。かつて、高級フランス料理を食べてから、ひどい腹痛、下痢になって以来、決して食べなくなったことに似たりか。