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念珠集 (講談社文芸文庫) 文庫 – 2004/7/10

4.0 5つ星のうち4.0 7個の評価

在欧中の亡き父への追想をふくむ第一随筆集精神科医であり歌人である茂吉は大正10年ヨーロッパに留学。在欧中に没した父の追想記として書かれた表題作のほか、「島木赤彦臨終記」など帰国後の文章を収録

登録情報

  • 出版社 ‏ : ‎ 講談社 (2004/7/10)
  • 発売日 ‏ : ‎ 2004/7/10
  • 言語 ‏ : ‎ 日本語
  • 文庫 ‏ : ‎ 288ページ
  • ISBN-10 ‏ : ‎ 406198375X
  • ISBN-13 ‏ : ‎ 978-4061983755
  • カスタマーレビュー:
    4.0 5つ星のうち4.0 7個の評価

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斎藤 茂吉
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上位レビュー、対象国: 日本

2017年1月24日に日本でレビュー済み
歌人として高名な斉藤茂吉氏ですが
お恥ずかしいことに歌集はほどんど読んだことがありません。
短編でエッセイをも書かれていたことも知らず、
しかもこんなに面白いとは思わなかったです。

とくに、幼少〜青年時代の故郷山形での出来事や、高野山への旅についての章は、
現代感覚でまるで日記を読むかのように楽しめました。

また、当時の文芸批評家の片上氏への反論ではじまる章も意外でとてもおもしろいです。
 ” 時事新報の正月に載った、僕の『仏法僧鳥』という短い文章が、
はからずも一代の批評家片上氏の目に留まり、一つ二つ難癖を附けられているのを、
時事新報の二月四日、五日の文芸欄で読んだから、ついでに
一言を費やそうと思うのである ” 
ここからは、訥々と、反論がはじまります。いつの時代もどんな人でも、、、と、クスッとしてしまうところがいくつもあります。
(ご参考まで、章末は、潔さのある〆で終わっています。)

ユーモアと素朴な人柄にほっとさせられながら、
四季折々の洗練された風景描写に読みいりました。
歌人としてよくご存知の方なら想像に易いことでしょう。

便利さや豊かさと引き換えに今はだいぶ失われてしまったもの(とりかえしのつかないもの)が日本には確かにあったのだと
明治・大正を生きた人がまだ大勢いた時代の日本を思いながら、
本を閉じました。日本がここにあります。
大人の方がさらっと読める良きエッセイだと思います。
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