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ヴィトゲンシュタインの箒 単行本 – 1999/7/1
創意工夫に満ちたストーリー・テリング アメリカ文学の新しい声
「次はどうなるのだろう」思わずページを繰る興奮。小説はここまで面白くなった。
「この作家の才能には柳瀬尚紀氏が早くから注目されていた。ジョイスのような言葉遊びと、時に何ページも続く一文、ナボコフのような美しくも偏執的モノローグ、ピンチョンを思わせる多重構造、ヴォネガットのシュールレアリズム、そして不意打ちギャグにあふれたポップな会話。この文章を24歳で作りだしたのである」──「訳者あとがき」より
「次はどうなるのだろう」思わずページを繰る興奮。小説はここまで面白くなった。
「この作家の才能には柳瀬尚紀氏が早くから注目されていた。ジョイスのような言葉遊びと、時に何ページも続く一文、ナボコフのような美しくも偏執的モノローグ、ピンチョンを思わせる多重構造、ヴォネガットのシュールレアリズム、そして不意打ちギャグにあふれたポップな会話。この文章を24歳で作りだしたのである」──「訳者あとがき」より
- 本の長さ438ページ
- 言語日本語
- 出版社講談社
- 発売日1999/7/1
- ISBN-104062061619
- ISBN-13978-4062061612
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商品の説明
内容(「MARC」データベースより)
箒の本質は? ヴィトゲンシュタインの弟子だったという人が発する問い、様々なゲーム、事物の「再命名」などの言葉遊び、家族による仮面劇…。アメリカ文学の新しい声を伝える創意工夫に満ちたストーリーテリング。
著者について
【デヴィッド・フォスター・ウォレス】
1962年ニューヨーク州イサカ生まれ。1985年にこの作品の舞台のひとつともなっているアマースト大を卒業し、1987年、アリゾナ大学大学院創作科を修了。現在はイリノイ州ブルーミントンに住み、大学の創作科で教えながら旺盛な執筆活動を行い、すでにO.Henry賞、Whiting賞など数々の賞を受けている。他の著書として、短編集Girl with Curious Hair(1989年:『ラブストーリー、アメリカン』所収 柳瀬尚紀訳・新潮社)、大長編Infinite Jest(1996年)などがある。
【宮崎尊】
上智大学外国語学部英語学科卒業。翻訳家・【尊塾】代表・法政大学講師。著書・訳書:『誰にも書けなかった戦争の現実』『ビートルズの時代』『スイスイ頭に入る英単語の集中講義』(草思社)『静かさとはなにか』(共著・第三書館)『ニュースがわかる英語辞典』(SSC)『宮崎尊TOEICテストのTOOL BOX』(ラジオたんぱ)など。
1962年ニューヨーク州イサカ生まれ。1985年にこの作品の舞台のひとつともなっているアマースト大を卒業し、1987年、アリゾナ大学大学院創作科を修了。現在はイリノイ州ブルーミントンに住み、大学の創作科で教えながら旺盛な執筆活動を行い、すでにO.Henry賞、Whiting賞など数々の賞を受けている。他の著書として、短編集Girl with Curious Hair(1989年:『ラブストーリー、アメリカン』所収 柳瀬尚紀訳・新潮社)、大長編Infinite Jest(1996年)などがある。
【宮崎尊】
上智大学外国語学部英語学科卒業。翻訳家・【尊塾】代表・法政大学講師。著書・訳書:『誰にも書けなかった戦争の現実』『ビートルズの時代』『スイスイ頭に入る英単語の集中講義』(草思社)『静かさとはなにか』(共著・第三書館)『ニュースがわかる英語辞典』(SSC)『宮崎尊TOEICテストのTOOL BOX』(ラジオたんぱ)など。
登録情報
- 出版社 : 講談社 (1999/7/1)
- 発売日 : 1999/7/1
- 言語 : 日本語
- 単行本 : 438ページ
- ISBN-10 : 4062061619
- ISBN-13 : 978-4062061612
- Amazon 売れ筋ランキング: - 748,729位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- カスタマーレビュー:
著者について
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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2011年3月27日に日本でレビュー済み
二段組で400ページを超える分量。これが一段組だったら読後の印象も異なったかも知れない。まず文体の特徴として一番に挙げられるのは鉤括弧を用いた会話文の多用(章丸ごとそれの場合も多い)。ここで面食らったのは二名以上(初登場の者が含まれることも)が登場するときも鉤括弧会話文オンリーに徹しているところだ。まあ作者の意図が込められているのだろうけれど。上記から類推できるように、本書では「つづきが気になる」ようなプロットの展開を放棄しているので、作者のことば遊び等のフィーリングを楽しめるかどうかで必要以上にボリューム感の重圧に閉口するかも知れない。さらに厄介なのが、訳者あとがきを読んで判明したのだが、ヴィトゲンシュタインの提唱する哲学の特色を箇条書きできるぐらい把握していないと、「遊び」が遊びである所以が汲み取りにくいであろうことだ。原題は「システムの箒」なのだが、訳者が親切に意訳してくれている。「ヴィトゲンシュタイン」という名前でピンと来ない人や私のように名前は知っているけれど、それだけしか知らないに等しい方は、ほかにも読みたい本が読書計画ラインナップに複数並んでいるならば、本書を迂回するのも得策だと思われる。
2017年9月27日に日本でレビュー済み
読んだ先から忘れていく・・・不思議な小説です。
とにかく会話が多くストーリーはよくわからない。描写もおかしい。
おばあちゃんが出てくるシーンが好きでした。
わいせつなことをしゃべるインコ。
巨体を白い革のボディ・スーツに包んだ男。
レノアの写真を財布に入れているというチビ男。
などなど。
もう訳が分からない世界が広がっています。
とにかく会話が多くストーリーはよくわからない。描写もおかしい。
おばあちゃんが出てくるシーンが好きでした。
わいせつなことをしゃべるインコ。
巨体を白い革のボディ・スーツに包んだ男。
レノアの写真を財布に入れているというチビ男。
などなど。
もう訳が分からない世界が広がっています。
2006年2月2日に日本でレビュー済み
ヒロインのレノアは20代半ばの女性です。だから、ビルドゥングスロマン(”教養小説”と訳されますが、あまり適切な訳語ではなく、”成長小説”とでも言った方がいいかも)のヒロインとしては、ちょっと年取りすぎ。
「自分の髭を剃れない人の髭だけを剃る床屋」「この紙に書いてあることは嘘である」というような「自己言及のパラドックス」は「クレタ島うんぬん」以来有名ですが、この小説は、そういうことにこだわるタイプの人にとっての「遅れてきたビルドゥングスロマン」という感じがします。
「私って×××な人でしょ?」みたいな言い草(=自意識過剰文体)が嫌いな人が書いた遅咲きの青春小説。
「自分の髭を剃れない人の髭だけを剃る床屋」「この紙に書いてあることは嘘である」というような「自己言及のパラドックス」は「クレタ島うんぬん」以来有名ですが、この小説は、そういうことにこだわるタイプの人にとっての「遅れてきたビルドゥングスロマン」という感じがします。
「私って×××な人でしょ?」みたいな言い草(=自意識過剰文体)が嫌いな人が書いた遅咲きの青春小説。