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ポップ吉村の伝説: 世界のオートバイを変えた神の手 単行本 – 1995/1/1
富樫 ヨーコ
(著)
度重なる死線をくぐり抜けたった1人で巨大メーカーに挑戦し勝利を収めた技術者
「バイクのエンジンもな、手をかけてやると魂がこもるんだよ。」
ポップ吉村は、世界グランプリ挑戦前の若き根本健にこう言ったという。実際、彼のバイクは、メーカー製ワークスマシンをものともせず、サーキットを暴れ回った。その速さに目を見張った本田宗一郎が、エンジンの馬力測定を頼んだくらいである。「エンジンの神様」という称号を、ほしいままにした男、ポップ吉村。彼の人生は、称号の華やかさとは逆に、苦難の連続であった。パラシュート事故、ホンダからの部品供給停止、アメリカで詐欺にあい商標を含め、すべてを失った。そして、工場の火事で全身大やけど、家族の死……。それにもかかわらず、サーキットで勝ち続けてきた。現在、彼の育てたメカニック、ライダーは世界中のチームに散らばり、トップ争いを繰り広げている。ポップは彼らの勝利を待ち望み、今もサーキットを見つめ続けている。
「バイクのエンジンもな、手をかけてやると魂がこもるんだよ。」
ポップ吉村は、世界グランプリ挑戦前の若き根本健にこう言ったという。実際、彼のバイクは、メーカー製ワークスマシンをものともせず、サーキットを暴れ回った。その速さに目を見張った本田宗一郎が、エンジンの馬力測定を頼んだくらいである。「エンジンの神様」という称号を、ほしいままにした男、ポップ吉村。彼の人生は、称号の華やかさとは逆に、苦難の連続であった。パラシュート事故、ホンダからの部品供給停止、アメリカで詐欺にあい商標を含め、すべてを失った。そして、工場の火事で全身大やけど、家族の死……。それにもかかわらず、サーキットで勝ち続けてきた。現在、彼の育てたメカニック、ライダーは世界中のチームに散らばり、トップ争いを繰り広げている。ポップは彼らの勝利を待ち望み、今もサーキットを見つめ続けている。
- 本の長さ461ページ
- 言語日本語
- 出版社講談社
- 発売日1995/1/1
- ISBN-104062063220
- ISBN-13978-4062063227
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商品の説明
内容(「MARC」データベースより)
度重なる死線をくぐり抜け、たった一人で巨大メーカーに挑戦し、勝利を収めた技術者、ポップ吉村。その苦難の連続の人生と努力と執念の「エンジンの神様」としての生き方をつづる。
著者について
翻訳家、フリーライター。1954年生まれ。ロードレース出場、南米パタゴニア9000km走破経験を生かし、1983年世界GPにおけるケニーロバーツvsフレディ・スペンサーの死闘の取材より本格的に文筆活動に入る。現在、HRCで外国人ライダーの通訳等もつとめている。著書に『いつか勝てる』(徳間書店)、『ホンダNRヒストリー』(山海堂)等がある。
登録情報
- 出版社 : 講談社 (1995/1/1)
- 発売日 : 1995/1/1
- 言語 : 日本語
- 単行本 : 461ページ
- ISBN-10 : 4062063220
- ISBN-13 : 978-4062063227
- Amazon 売れ筋ランキング: - 335,404位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- - 152位総合機械工学関連書籍
- - 1,352位車・バイク (本)
- - 29,822位エンターテイメント (本)
- カスタマーレビュー:
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トップレビュー
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2013年4月16日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
バイク乗りにとっては無くてはならない一冊です。ライダーには神的な存在のPOP吉村の一生が鮮明に書かれている
。あらためてヨシムラの凄さを認識した。
。あらためてヨシムラの凄さを認識した。
2004年12月4日に日本でレビュー済み
単行本で460ページ強、結構分厚い本ですが、読み始めると止まらずに一気に読み終えた。学生時代にホンダの中古Tボーンの90ccに乗っていた頃、ヘイルウッドや高橋が活躍していたのを思い出したけれど、ちょうどヨシムラの興隆期で気になる存在だった。一緒に走っていたバイク好きの友人はそのまま育ってホンダの技術研究所で2輪の技術屋さんになったし懐かしい。卒業以来バイクにも遠ざかっていたのだが、この本を手にとって、風を切って走るあの楽しさが蘇った。素人の私にも、世界を相手にトップを目指す吉村秀雄の職人気質と目標に向けて時間・体をフルに使ってものにしていく行動力が伝わってくる。
2017年11月17日に日本でレビュー済み
ポップ吉村氏の孫娘さん(モリワキの専務❗️)のご活躍に触れ、本書を引っ張り出し嬉しく読み返しました。
孫娘さんの風貌や立居振舞いとも、若き日のお祖母様(ポップ氏令室→本書に独身時代のお写真掲載)の笑顔やお母様(ポップ氏ご長女にして森脇氏令室)のご活躍ぶりをも彷彿とさせ、改めて著者のポップ氏ご本人やご家族への敬意を込めた、しかし決して即き過ぎていない叙述に改めて舌を巻いた次第です。
今季('17年)の鈴鹿8耐は久々にヨシムラ、モリワキ揃い踏みとなり楽しみでしたが、いずれも思わしくはなかったようで判官贔屓なオールドファンとしては残念でした。
しかし本書にも活写された、機械好きの親父さんとご家族を初めとするヨシムラチルドレンの皆さんの嘘がない真っ当至極な奮闘は、必ずしも全てが成功したのではないでしょうけれど、努力しなければ報われないとのいつの時代にも通暁する真実を想起させてくれました。
我々老頭児(ロートル)ばかりでなく、広く若い世代にもお薦めしたい好著と考えています。
孫娘さんの風貌や立居振舞いとも、若き日のお祖母様(ポップ氏令室→本書に独身時代のお写真掲載)の笑顔やお母様(ポップ氏ご長女にして森脇氏令室)のご活躍ぶりをも彷彿とさせ、改めて著者のポップ氏ご本人やご家族への敬意を込めた、しかし決して即き過ぎていない叙述に改めて舌を巻いた次第です。
今季('17年)の鈴鹿8耐は久々にヨシムラ、モリワキ揃い踏みとなり楽しみでしたが、いずれも思わしくはなかったようで判官贔屓なオールドファンとしては残念でした。
しかし本書にも活写された、機械好きの親父さんとご家族を初めとするヨシムラチルドレンの皆さんの嘘がない真っ当至極な奮闘は、必ずしも全てが成功したのではないでしょうけれど、努力しなければ報われないとのいつの時代にも通暁する真実を想起させてくれました。
我々老頭児(ロートル)ばかりでなく、広く若い世代にもお薦めしたい好著と考えています。
2005年10月1日に日本でレビュー済み
福生で長らく活動し今も第一線で活躍するプライベートチューナーの頂点です。こちらから巣立ったライダー、チューナーは数多く、中でも著名なところは「ケン松浦」でしょう。松浦氏は初期のヨシムラにおいて重要なポジションを占めたようです。自動車レースの世界でもケン松浦の影響は大きく、今やFNのトップチューナーである東名エンジンの今井社長も「松浦さんには多大なる影響を受けた。当時は憧れのエンジンチューナーです。」とも語っています。そんな日本のレース界におけるプライベートチューナーである吉村氏も元は零戦の整備士であり彼のレース戦略などは特攻隊の影響を多大に受けたとも言われています。漫画「ふたり鷹」にも登場するなど日本のバイクシーンにはかかせない人物でしょう。そんな吉村氏の波乱に満ちた生涯をドラマチックに綴ったこの一冊。バイク好きのみならず逆境をどう乗り越えるか!を学ぶ素晴らしい一冊となっています
2022年7月21日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
バイク乗らない自分にとっては、ヨシムラというと「バイクのマフラー屋さん?」程度のイメージだったのですが、こんなすごい人だったのですね。バイクレース云々の話だけではなく、生き方というか、「とことんやる」「自分が先頭でやる」「理不尽に屈しない」という情熱の大切さが伝わってくる本でした。