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天使に見捨てられた夜 単行本 – 1994/7/1
桐野 夏生
(著)
私立探偵ミロ・シリーズ第2弾
レイプビデオに出演後、AV女優が失踪した。やがて明らかになる彼女の暗い過去。都会に蠢く欲望と新しい性愛を描く力作長編。
レイプビデオに出演後、AV女優が失踪した。やがて明らかになる彼女の暗い過去。都会に蠢く欲望と新しい性愛を描く力作長編。
- 本の長さ348ページ
- 言語日本語
- 出版社講談社
- 発売日1994/7/1
- ISBN-104062069520
- ISBN-13978-4062069526
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商品の説明
内容(「MARC」データベースより)
「一色リナという女の子を捜し出して欲しい」といって房江はビデオテープを前に置いた。失踪したAV女優を追う私立探偵ミロがはまった危険な罠。都会の闇に蠢く欲望と野望を乾いた感性で描く、書下ろしハードボイルド。
著者について
1951年、金沢市生まれ。成蹊大学法学部卒。会社員を経て、93年、『顔に降りかかる雨』で第39回江戸川乱歩賞を受賞。
登録情報
- 出版社 : 講談社 (1994/7/1)
- 発売日 : 1994/7/1
- 言語 : 日本語
- 単行本 : 348ページ
- ISBN-10 : 4062069520
- ISBN-13 : 978-4062069526
- Amazon 売れ筋ランキング: - 478,461位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- - 135,755位文学・評論 (本)
- カスタマーレビュー:
著者について
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桐野 夏生(きりの・なつお)
1951年生まれ。93年『顔に降りかかる雨』で江戸川乱歩賞を受賞しデビュー。98年『OUT』で日本推理作家協会賞(同作品は英訳され、日本人初のエ ドガー賞候補となる)、99年『柔らかな頬』で直木賞、2003年『グロテスク』で泉鏡花文学賞、04年『残虐記』で柴田錬三郎賞、05年『魂萌え!』で 婦人公論文芸賞、08年『東京島』で谷崎潤一郎賞、09年『女神記』で紫式部文学賞を受賞(「BOOK著者紹介情報」より:本データは『 メタボラ(上) (ISBN-13: 978-4022645548 )』が刊行された当時に掲載されていたものです)
カスタマーレビュー
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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2017年12月23日に日本でレビュー済み
本書が発表されたのは1994年であり、物語もその頃の設定。
主人公の村野ミロは新宿を拠点としており、当時の新宿や渋谷の街並みが固有名詞を出して描かれているのが嬉しい。
伊勢丹、三越、東急百貨店などが実名で登場する。
そして、第一勧銀、ヴァージンメガストアなども出てくるが、これらはもうない。
「懐かしいなあ。そういえば渋谷のあそこに第一勧銀あったなあ」と当時の街並みを思い出して懐かしい気分に浸れた。
そして、探偵の手段も時代を感じさせてくれる。
まず、今では当たり前に誰でも使用している携帯電話、ネットが当時はない。
なので、探偵でありながらも仲間や依頼人との連絡がすぐにつかない。
帰宅して留守番電話の録音を聴くまで誰かが連絡してきた事がわからないのだ。
「そういえば、当時は人と待ち合わせるのに苦労したなあ」とこれまた懐かしさを刺激してくれる。
ミロが調べものをするのもネットがないので、図書館や古書店で文献を調べる。
「そうだよな。今は何でもネットで検索できるけど当時は調べものするのは大変だったよ」とこれまた懐かしい。
さらには個人情報に関するゆるさ。
当時は一般家庭でも電話帳に名前を載せているのが普通で、電話帳には住所まで載っていたのだ。
なので名前さえわかれば電話も住所も簡単にわかる時代だった。
本書でミロも電話帳を利用しての調査を何回か行っている。
おまけに個人情報保護法なんてなかった時代なので、個人はもちろん企業とかでさえ、他人の電話番号とか家を簡単に教えてくれる!
個人情報という概念さえなかった時代だったのだ。
「そういえば、当時はクラス名簿とかあれば誰の住所でもすぐわかったし、プロ野球年鑑とかにはプロ野球選手の住所とか載ってたもんな」
とこれまた当時を思い出す。
約20年前の作品だが、隔世の感がある。携帯、ネットの登場が我々の生活を激変させた事が実感できる。
当時私は大学生だったのだが、「こんなに不便な生活してたっけ?今では考えられないな」という思いになった。
90年代の空気感が蘇ってきて嬉しかった。
物語自体もかなり面白くて一気に読めた。
主人公は女探偵の村野ミロだが、実はこの物語のもう一人の主人公は失踪したAV女優の一色リナだと思う。
(AV女優という言葉ももはや死語!)
リナの歩んできた悲惨な人生に感情移入せずにはいられなかった。
あまり詳しく書くとネタバレになるので書かないが、リナの人生は涙なしでは語れないほど可哀想で気の毒なのだ。
リナの行方を捜すのがこの物語のメインストーリーなのだが、私は「どうかリナのその後の人生が幸せでありますように」と願わずにはいられなかった。
90年代の東京を知ってる人にはかなり懐かしい気分になれる作品。
読みながら当時の自分の生活を振り返るという楽しみもできる。
また、当時を知らない若い読者でも十分楽しめると思う。「90年代の東京ってこうだったんだ」ってのがわかると思う。
桐野夏生の初期の傑作。
主人公の村野ミロは新宿を拠点としており、当時の新宿や渋谷の街並みが固有名詞を出して描かれているのが嬉しい。
伊勢丹、三越、東急百貨店などが実名で登場する。
そして、第一勧銀、ヴァージンメガストアなども出てくるが、これらはもうない。
「懐かしいなあ。そういえば渋谷のあそこに第一勧銀あったなあ」と当時の街並みを思い出して懐かしい気分に浸れた。
そして、探偵の手段も時代を感じさせてくれる。
まず、今では当たり前に誰でも使用している携帯電話、ネットが当時はない。
なので、探偵でありながらも仲間や依頼人との連絡がすぐにつかない。
帰宅して留守番電話の録音を聴くまで誰かが連絡してきた事がわからないのだ。
「そういえば、当時は人と待ち合わせるのに苦労したなあ」とこれまた懐かしさを刺激してくれる。
ミロが調べものをするのもネットがないので、図書館や古書店で文献を調べる。
「そうだよな。今は何でもネットで検索できるけど当時は調べものするのは大変だったよ」とこれまた懐かしい。
さらには個人情報に関するゆるさ。
当時は一般家庭でも電話帳に名前を載せているのが普通で、電話帳には住所まで載っていたのだ。
なので名前さえわかれば電話も住所も簡単にわかる時代だった。
本書でミロも電話帳を利用しての調査を何回か行っている。
おまけに個人情報保護法なんてなかった時代なので、個人はもちろん企業とかでさえ、他人の電話番号とか家を簡単に教えてくれる!
個人情報という概念さえなかった時代だったのだ。
「そういえば、当時はクラス名簿とかあれば誰の住所でもすぐわかったし、プロ野球年鑑とかにはプロ野球選手の住所とか載ってたもんな」
とこれまた当時を思い出す。
約20年前の作品だが、隔世の感がある。携帯、ネットの登場が我々の生活を激変させた事が実感できる。
当時私は大学生だったのだが、「こんなに不便な生活してたっけ?今では考えられないな」という思いになった。
90年代の空気感が蘇ってきて嬉しかった。
物語自体もかなり面白くて一気に読めた。
主人公は女探偵の村野ミロだが、実はこの物語のもう一人の主人公は失踪したAV女優の一色リナだと思う。
(AV女優という言葉ももはや死語!)
リナの歩んできた悲惨な人生に感情移入せずにはいられなかった。
あまり詳しく書くとネタバレになるので書かないが、リナの人生は涙なしでは語れないほど可哀想で気の毒なのだ。
リナの行方を捜すのがこの物語のメインストーリーなのだが、私は「どうかリナのその後の人生が幸せでありますように」と願わずにはいられなかった。
90年代の東京を知ってる人にはかなり懐かしい気分になれる作品。
読みながら当時の自分の生活を振り返るという楽しみもできる。
また、当時を知らない若い読者でも十分楽しめると思う。「90年代の東京ってこうだったんだ」ってのがわかると思う。
桐野夏生の初期の傑作。
2018年1月9日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
「顔に降りかかる雨」を読んで、この作品を読みたくなったのに図書館になかったのです。女視点で女主人公で、男のサガに切り込んで行く、信頼できるものがあります。
2023年9月17日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
内容に反して軽い印象を受ける。
この作品が後の作品に活きていくことを節々に感じるところは感慨深いが、今作を単体として見ると、イマイチ魅力に欠ける。
現実離れした流れや腑に落ちない行動などが複数あるのも理由かもしれない。あまり好きになれる作品ではなく残念。
この作品が後の作品に活きていくことを節々に感じるところは感慨深いが、今作を単体として見ると、イマイチ魅力に欠ける。
現実離れした流れや腑に落ちない行動などが複数あるのも理由かもしれない。あまり好きになれる作品ではなく残念。
2017年7月29日に日本でレビュー済み
真面目なレヴュのつもりです。
新装版第二弾。。。
桐野ファンなんですが、読んだことないと思い、
新装版だしで、買って、いざカフェで読み始める・・・
なんか違和感。
そう、、、以前昔昔、、、読んでいました。。。涙。
基本、限られた時間というプレッシャー?で一度読んだ本の再読は過去なく、常に新しい世界の本、小説以外でも読んでいて、、、だからストーリーは忘れているので、そのレヴュは書けませんが、こんな経験者いると思い、変わったレヴュです。
過去、単行本から文庫本に代わり、タイトルが変わった、小池真理子さんで、同じミスをしたことあります。
人の話としては映画でレンタルでそれ経験した人も知っています。
もし生意気いうなら、桐野作品としては記憶にあまり鮮明に残らない作品だったのかもしれないし、タイトルがなかなか覚えれない感じだから、、、も理由かな?
OUT
とかなら忘れないだろうし、作品ももち強烈だったし。。。
しかし文庫本といえど800円以上するわけで、、、
でもご安心を!
新装版故の表紙。
好きです。
好きなデザイン。
桐野さんが気に入られたとか。。。
インテリでも使えます。
本はそんな喜びもあります!
共感をだれかしてくれるレヴュと思います!
内容かけずごめんなさい!!!
新装版第二弾。。。
桐野ファンなんですが、読んだことないと思い、
新装版だしで、買って、いざカフェで読み始める・・・
なんか違和感。
そう、、、以前昔昔、、、読んでいました。。。涙。
基本、限られた時間というプレッシャー?で一度読んだ本の再読は過去なく、常に新しい世界の本、小説以外でも読んでいて、、、だからストーリーは忘れているので、そのレヴュは書けませんが、こんな経験者いると思い、変わったレヴュです。
過去、単行本から文庫本に代わり、タイトルが変わった、小池真理子さんで、同じミスをしたことあります。
人の話としては映画でレンタルでそれ経験した人も知っています。
もし生意気いうなら、桐野作品としては記憶にあまり鮮明に残らない作品だったのかもしれないし、タイトルがなかなか覚えれない感じだから、、、も理由かな?
OUT
とかなら忘れないだろうし、作品ももち強烈だったし。。。
しかし文庫本といえど800円以上するわけで、、、
でもご安心を!
新装版故の表紙。
好きです。
好きなデザイン。
桐野さんが気に入られたとか。。。
インテリでも使えます。
本はそんな喜びもあります!
共感をだれかしてくれるレヴュと思います!
内容かけずごめんなさい!!!
2013年9月3日に日本でレビュー済み
桐野夏生は痛い人を書かせると日本一です。
痛い人に慈悲あふれる眼差しをおくるでもなく,蔑むでもなく,
ただ「ああ,いるよね」と,とことんリアリティを追求します。
本作でも痛い人がパレードをなしていますが,まあそのリアルなこと。
ミステリとしてもハードボイルドとしても面白いですが,私には傑作痛い人図鑑としても楽しめました。
痛い人に慈悲あふれる眼差しをおくるでもなく,蔑むでもなく,
ただ「ああ,いるよね」と,とことんリアリティを追求します。
本作でも痛い人がパレードをなしていますが,まあそのリアルなこと。
ミステリとしてもハードボイルドとしても面白いですが,私には傑作痛い人図鑑としても楽しめました。
2011年11月30日に日本でレビュー済み
テーマにインパクトがあるだけで、文章は微妙。
全体的に乱雑な印象を受けました。
各々のキャラクターの印象が薄いのに、登場人物が多すぎる。
内容も結末も夜のサスペンス並みのお粗末なもの。
最初から失敗したなぁと思いながら読み続けて、読み終わってもやっぱり失敗したなぁという印象が拭えなかった。
桐野さんの作品はどうも好きになれない。
全体的に乱雑な印象を受けました。
各々のキャラクターの印象が薄いのに、登場人物が多すぎる。
内容も結末も夜のサスペンス並みのお粗末なもの。
最初から失敗したなぁと思いながら読み続けて、読み終わってもやっぱり失敗したなぁという印象が拭えなかった。
桐野さんの作品はどうも好きになれない。
2013年7月7日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
すごい楽しい!面白い!って訳じゃないのに、先が読めなくて、なぜか一気に読んでしまいました。
途中から、ホラー物?と思ってしまうぐらい先が読めなかった。
最後はもう少しグッとくる終わり方がよかったけど、よかったです。
OUTしか読んだことなかったので、違ったイメージを受けました。
途中から、ホラー物?と思ってしまうぐらい先が読めなかった。
最後はもう少しグッとくる終わり方がよかったけど、よかったです。
OUTしか読んだことなかったので、違ったイメージを受けました。