高校生の頃に何度も読み直した本です。
ゲームクリエイターという職種に興味があって手に取ったのですが、けど、実際には飯野賢治という男の生き様を見せつけられて、かれのかっこよさにしびれました。安定志向のひとが多い中で、この人は自分で考え、道を切り開いて行ってるな、と感じます。
それから、デカルトの『方法序説』が紹介されているのですが、それに触発され、私も哲学の本に手を伸ばすようになりました。結局、大学は哲学科に進学したので、この本がきっかけで人生が変わったといってもいいと思います。
もっと多くの人、とくに十代の人に読んで欲しい本です。
飯野賢治さんのご冥福をお祈りします。
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ゲーム: Super27years life 単行本 – 1997/7/1
飯野 賢治
(著)
『Dの食卓』『エネミー・ゼロ』『リアルサウンド』。
その作品と言動によって、つねに世のなかを揺らし続ける男。
高校中退のダメ兄ちゃんから10年。時代のトップを疾走する男へ。ものづくりにかける情熱、仲間への思い。
これが飯野賢治の「ゲーム」なんだ。
この本を読んでだれかが動き出してくれるのを僕は待っている。
……なんでみんなちゃんとやらないんだろう。なんでみんな、俺の企画買ってくれないんだろう。どの会社もなんでこんなにダメなんだろう。
……いや、それは違う! 自分でもっと好きなことを、もっとちゃんと思想を持ってやっていくことができれば、みんなも自然についてくるし、思想が合わなかったら、自然についてこないんじゃないか?
……どの会社も買ってくれないのも、よく考えたら、別に自分で作ればいいだけじゃないか? うん、出直そう!
その作品と言動によって、つねに世のなかを揺らし続ける男。
高校中退のダメ兄ちゃんから10年。時代のトップを疾走する男へ。ものづくりにかける情熱、仲間への思い。
これが飯野賢治の「ゲーム」なんだ。
この本を読んでだれかが動き出してくれるのを僕は待っている。
……なんでみんなちゃんとやらないんだろう。なんでみんな、俺の企画買ってくれないんだろう。どの会社もなんでこんなにダメなんだろう。
……いや、それは違う! 自分でもっと好きなことを、もっとちゃんと思想を持ってやっていくことができれば、みんなも自然についてくるし、思想が合わなかったら、自然についてこないんじゃないか?
……どの会社も買ってくれないのも、よく考えたら、別に自分で作ればいいだけじゃないか? うん、出直そう!
- 本の長さ356ページ
- 言語日本語
- 出版社講談社
- 発売日1997/7/1
- ISBN-104062087200
- ISBN-13978-4062087209
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商品の説明
内容(「MARC」データベースより)
「Dの食卓」「エネミー・ゼロ」「リアルサウンド」。その作品と言動で常に世の中を照らし続ける男・飯野賢治。高校中退のダメ兄ちゃんから時代のトップへ。ゲーム・クリエイターとしての自分を語る。
著者について
1970年東京生まれ。埼玉川越の高校中退後、ゲーム制作会社勤務を経て、1989年に独立し制作会社を設立するが、ゲーム業界での制作会社のあり方に疑問を感じ、1994年にはソフト開発会社WARP設立。株式会社WARP代表として現在に至る。95年に発売されたゲーム『Dの食卓』ではプロデュースから脚本、音楽、監督、作曲もこなし、全世界で80万本を超えるヒット作になった。また同作品でゲームソフトとしてはじめてマルチメディアグランプリ・通産大臣賞を受賞。96年末『エネミー・ゼロ』(サターン版)は60万本のセールスを記録している。最新作は、ゲーム界初の音だけの「聞く」ゲーム、『リアルサウンド〜風のリグレット〜』(サターン版)。
ゲーム・クリエイターとしてつねに斬新な企画で勝負する姿勢、そして圧倒的な自信に基づく歯に衣着せない発言から、ゲーム業界内外でいま、最も注目されるカリスマ的存在である。
ゲーム・クリエイターとしてつねに斬新な企画で勝負する姿勢、そして圧倒的な自信に基づく歯に衣着せない発言から、ゲーム業界内外でいま、最も注目されるカリスマ的存在である。
登録情報
- 出版社 : 講談社 (1997/7/1)
- 発売日 : 1997/7/1
- 言語 : 日本語
- 単行本 : 356ページ
- ISBN-10 : 4062087200
- ISBN-13 : 978-4062087209
- Amazon 売れ筋ランキング: - 727,816位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- - 403位情報・コンピュータ産業
- - 48,188位歴史・地理 (本)
- - 199,600位文学・評論 (本)
- カスタマーレビュー:
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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2009年2月6日に日本でレビュー済み
レビューのタイトルにしたように
一見痛快なサクセスストーリーのようですが
読み方によっては当時のゲーム業界(ひょっとしたら今もほとんど変わらないんじゃないかと
思うが)のかなり深い事情や情報にあふれた当事者にしかわからない貴重な経験談が
ちりばめられていて結構飽きのこない深い本です。
また飯野さんの人生観が垣間見えるような
鋭い洞察に支えられた描写がみられ文筆家としての彼の優れた個性がとてもよく伝わってきます。
軽妙な若者言葉の語り口に気を取られるとそのような面白みを見逃す可能性があると感じました。
非凡な彼の感受性や知性が感じられると思います。
この人にこの時期に本を書かせたのは正解で当時のゲーム業界や関係者に関する資料としてもかなり価値があります。
特に松下の3DOの時代のことなんて彼にしかわからないでしょう。
あげくの果てには当時HAL研にいた現在の任天堂社長のことまで書かれている。
やはり当時から飯野さんの目にも非常に非凡な人として映ったようです。
i podやiphoneがゲームとして使えるようになって改めて彼の時代がきたと思うのは俺だけではないと思います。リアルサウンドなんかこれのためにあるようなアイデアです。
実際これらのためにゲームを作って大きく成功しています。
彼の今後の動向から目が離せません。
一見痛快なサクセスストーリーのようですが
読み方によっては当時のゲーム業界(ひょっとしたら今もほとんど変わらないんじゃないかと
思うが)のかなり深い事情や情報にあふれた当事者にしかわからない貴重な経験談が
ちりばめられていて結構飽きのこない深い本です。
また飯野さんの人生観が垣間見えるような
鋭い洞察に支えられた描写がみられ文筆家としての彼の優れた個性がとてもよく伝わってきます。
軽妙な若者言葉の語り口に気を取られるとそのような面白みを見逃す可能性があると感じました。
非凡な彼の感受性や知性が感じられると思います。
この人にこの時期に本を書かせたのは正解で当時のゲーム業界や関係者に関する資料としてもかなり価値があります。
特に松下の3DOの時代のことなんて彼にしかわからないでしょう。
あげくの果てには当時HAL研にいた現在の任天堂社長のことまで書かれている。
やはり当時から飯野さんの目にも非常に非凡な人として映ったようです。
i podやiphoneがゲームとして使えるようになって改めて彼の時代がきたと思うのは俺だけではないと思います。リアルサウンドなんかこれのためにあるようなアイデアです。
実際これらのためにゲームを作って大きく成功しています。
彼の今後の動向から目が離せません。
2008年11月4日に日本でレビュー済み
ゲーム業界を騒がせた風雲児、飯野賢治の本。
300ページ以上ある、わりと厚めの本ですが、独特の語り口調、独特のセンスあふれるエピソードが面白いので、3・4時間で読み終われると思います。
若い頃には工場のシンナーでラリったり、一身上の”都会”で高校を辞めたり、ソニーからセガに移籍したり(ゲームショウのデモで、PSのロゴをわざわざサターンの物に変える!)
傍から見たらおバカで、会社社長と思えないぐらい軽くて、自分の思い通り、感情を重視して行動しているのに、何故かこの本を読むとその一種のピュアさ? に魅かれて、飯野賢治氏が正しく思えてしまいますね。
偉くなっても売れても、バンド意識というか、仲間と遊ぶことを最重視というか。
こうして見る分には面白いですし、私もまた飯野賢治氏に業界を騒がせて欲しい一人です。ゲームは作るのに時間が掛かってしまい、そういった情熱だけで名作が生まれにくい環境、っていうのは分かるんですけども。
300ページ以上ある、わりと厚めの本ですが、独特の語り口調、独特のセンスあふれるエピソードが面白いので、3・4時間で読み終われると思います。
若い頃には工場のシンナーでラリったり、一身上の”都会”で高校を辞めたり、ソニーからセガに移籍したり(ゲームショウのデモで、PSのロゴをわざわざサターンの物に変える!)
傍から見たらおバカで、会社社長と思えないぐらい軽くて、自分の思い通り、感情を重視して行動しているのに、何故かこの本を読むとその一種のピュアさ? に魅かれて、飯野賢治氏が正しく思えてしまいますね。
偉くなっても売れても、バンド意識というか、仲間と遊ぶことを最重視というか。
こうして見る分には面白いですし、私もまた飯野賢治氏に業界を騒がせて欲しい一人です。ゲームは作るのに時間が掛かってしまい、そういった情熱だけで名作が生まれにくい環境、っていうのは分かるんですけども。
2008年3月22日に日本でレビュー済み
ゲーム業界に核爆弾という一石を投下した
ある意味偉大な人の自伝。
自らの信念を貫いて
我がままに突っ走った半生が描かれています。
そういう風に生きるのにはやはり強さが必要で
そんな生き方を学びました。
誰もやらないから自分でやる。
インターネットが世に出る少し前の時代。
いまではベンチャー精神も市民権を得ましたが
当時は本当にそんな人はいなかった。
飯野賢治は世の中の脅威であり、同時に羨望の的でした。
ある意味偉大な人の自伝。
自らの信念を貫いて
我がままに突っ走った半生が描かれています。
そういう風に生きるのにはやはり強さが必要で
そんな生き方を学びました。
誰もやらないから自分でやる。
インターネットが世に出る少し前の時代。
いまではベンチャー精神も市民権を得ましたが
当時は本当にそんな人はいなかった。
飯野賢治は世の中の脅威であり、同時に羨望の的でした。
2006年11月24日に日本でレビュー済み
飯野賢治の自伝です。
27才にして自伝を書いてしまうというのがいかにも飯野さんらしい。
当時、飯野さんの大ファンだったわたしは、この本を夢中になって読んでいました。
〜したんだよね、〜だからさあ、などという語り口調で書かれている文章がとても読みやすく、また面白かったですね。
わたしは飯野さんから多大な影響をうけて育ちましたが、わたしと同じような人は全国にたくさんいるのではないでしょうか。
飯野賢治という人はやはりカリスマでした。また飯野さんの作った新作ゲームをプレイしたいです。監督、脚本、演出、音楽、CM制作、飯野賢治の濃厚な作品を是非。
27才にして自伝を書いてしまうというのがいかにも飯野さんらしい。
当時、飯野さんの大ファンだったわたしは、この本を夢中になって読んでいました。
〜したんだよね、〜だからさあ、などという語り口調で書かれている文章がとても読みやすく、また面白かったですね。
わたしは飯野さんから多大な影響をうけて育ちましたが、わたしと同じような人は全国にたくさんいるのではないでしょうか。
飯野賢治という人はやはりカリスマでした。また飯野さんの作った新作ゲームをプレイしたいです。監督、脚本、演出、音楽、CM制作、飯野賢治の濃厚な作品を是非。
2005年2月17日に日本でレビュー済み
面白い本でした。飯野さんのブログも時々読んでます。ゲーム評論家にろくなのがいないなんて、まったくその通り。今でも、もう一度ゲーム作って欲しい人、№1です。
2002年1月29日に日本でレビュー済み
本書は、彼が色んな意味で絶頂だった頃までのサクセスストーリーである。
沢山の人に愛されながらも、挑戦的なメッセージで敵を作り、仕事の上で、
身近な所や重要な企業にも敵を作り、それでも尚自分は自分であり続けた彼。
「ゲーム業界から撤退した」という事実が起るべくして起きたと思える。
この本を読んでゲーム業界を目指し、何故かマスコミになってしまったが、
未だに、クリエイティブな部分で迷った時に「あの頃」という物を再確認
させてくれ、軌道修正をしてくれる、そんな本である。
沢山の人に愛されながらも、挑戦的なメッセージで敵を作り、仕事の上で、
身近な所や重要な企業にも敵を作り、それでも尚自分は自分であり続けた彼。
「ゲーム業界から撤退した」という事実が起るべくして起きたと思える。
この本を読んでゲーム業界を目指し、何故かマスコミになってしまったが、
未だに、クリエイティブな部分で迷った時に「あの頃」という物を再確認
させてくれ、軌道修正をしてくれる、そんな本である。