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ひとたびはポプラに臥す 1 単行本 – 1997/12/1
宮本 輝
(著)
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熱砂の大地に生命の輝きをみつめ、永遠の風を感じる深くゆたかな時間……長篇紀行エッセイ・スタート!
宮本輝がシルクロードを往く。
約1600年前、シルクロードの小さな王国に、仏教伝播の使命を秘めたひとりの少年が生まれた。その名は鳩摩羅什(くまらじゅう)。彼が歩いた道を、いつの日か自分もまた歩いてみせる──。20年来の夢を賭け、中国・西安からパキスタンのイスラマバードまで、6700キロの酷暑と砂漠の旅が始まった。広大な荒野に永遠の時間が流れる地、文明と民族の十字路シルクロードで、著者は何を見て、何を感じ、何を考えたのか。──豊富な写真とともに辿る「宮本輝のシルクロード」
宮本輝がシルクロードを往く。
約1600年前、シルクロードの小さな王国に、仏教伝播の使命を秘めたひとりの少年が生まれた。その名は鳩摩羅什(くまらじゅう)。彼が歩いた道を、いつの日か自分もまた歩いてみせる──。20年来の夢を賭け、中国・西安からパキスタンのイスラマバードまで、6700キロの酷暑と砂漠の旅が始まった。広大な荒野に永遠の時間が流れる地、文明と民族の十字路シルクロードで、著者は何を見て、何を感じ、何を考えたのか。──豊富な写真とともに辿る「宮本輝のシルクロード」
- 本の長さ248ページ
- 言語日本語
- 出版社講談社
- 発売日1997/12/1
- ISBN-104062088967
- ISBN-13978-4062088961
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商品の説明
内容(「MARC」データベースより)
20年来の夢を賭け、中国・西安からパキスタンまで6700キロの酷暑と砂漠の旅が始まった。広大な荒野に永遠の時間が流れるシルクロードで、何を見て、何を感じ、何を考えたのか。写真と共に辿る「宮本輝のシルクロード」。
登録情報
- 出版社 : 講談社 (1997/12/1)
- 発売日 : 1997/12/1
- 言語 : 日本語
- 単行本 : 248ページ
- ISBN-10 : 4062088967
- ISBN-13 : 978-4062088961
- Amazon 売れ筋ランキング: - 112,758位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- - 242位日本文学(日記・書簡)
- カスタマーレビュー:
著者について
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1947(昭和22)年、兵庫県神戸市生れ。追手門学院大学文学部卒業。
広告代理店勤務等を経て、1977年「泥の河」で太宰治賞を、翌年「螢川」で芥川賞を受賞。その後、結核のため二年ほどの療養生活を送るが、回復後、旺盛な執筆活動をすすめる。『道頓堀川』『錦繍』『青が散る』『流転の海』『優駿』(吉川英治文学賞)『約束の冬』『にぎやかな天地』『骸骨ビルの庭』等著書多数。
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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2017年4月7日に日本でレビュー済み
1.宮本輝さんたち一行は1995年5月25日から40日間かけて、西域、その南山街道を走破した。輝先生の目的ははただ一点「五十歳で長安に入った鳩摩羅什が、いかなる生活をおくりながら、超人的ともいえる膨大な仏典翻訳活動に邁進したのか、、、」その動機を知りたいという関心にあった。それを北日本新聞社が支援して、始まった旅行記である。したがって写真が秀逸なのは、その新聞社のカメラマンが同行しているから、できた技なのだ。
2.さて6700kmの長旅の間、絶えず不思議な虚しさにあった、と輝先生はいう。そして「まだ正確に分析できないでいる。おそらく、生涯、あの虚しさの理由は言葉にできないような気がする」という。私は、正直な感想と受け止めた。仏塔などの遺跡に、興味を示さない輝先生なのだが、その気持ちは私にもあり、すぐ感情移入できた。はたして22年たった2017年の今、輝先生はあの旅をどう思われているだろうか。
3.こと宮本輝さんの本に限ってだが、わたしは自分の経験に引き寄せて、考えてしまう。この本にしても、感想の前に、まずは自分の体験、1999年の秋、米国の西部1900kmを、1週間かけてバイクで走破したことが重なってしまう。無論、C型肝炎の自分が一人でできたわけではなく、ツァーに参加させられただけ。誘ってくれた先輩は直前になってバイク事故で不参加、、なんだよーという感じで、迎えたバイクツーリングだった。その時の写真を見てもわたしの顔は肝臓病患者そのもだった。そうした辛い長旅を「ひとたびはポプラに臥す」に重ねて、感慨にふけってしまうのだ。
4.まずはじめの感想は、水と食べ物と排便環境の艱難辛苦であり、NHKのシルクロードのドキュメンタリーなど絵空事のように感じた。食べ物に、生活用水の悪臭が醸し出してくるのだ。さもありなん、日本のような流れる水はないのだから。原子炉廃棄物と似て、下水溝のない水洗トイレのような地帯が西域なのだと感じた。清潔は、砂漠の熱さにあるだけだ。
5.便所の話のところで、板橋の花火大会で体験した、ささやかなこの世の地獄、とことん汚れた公園の公衆便所を思い出した。肝臓病患者など西域に行ってはならい不安全地帯にほかならない。「シルクロードというものをロマンチックに伝えやがったのはどこのどいつだと怒鳴りたい気分です。」これは輝先生の本音だ。
6.小林秀雄の徒然草のことや、輝先生の断想がちりばめられ、心に響くものが多々あるが、とりわけある少女の描写が響いてきて、心のおりのように沈殿している。。それを転記して①の感想を綴じたい。74~75頁にある。
「どのくらい尾根と谷を超えたかわからなくなったころ、静まりかえった村に入った。黄色い土壁と瓦屋根の農家には、ニンニクとトウモロコシが干してあり、洗剤で洗ったことは一度もないのではないかと思えるほどに黄ばんだ下着が紐に吊るされ、その下で女の子がひとり遊んでいる。
木の枝で庭の土に何かを描き、ひとりごとを言いながら、ときどき洗濯物を見上げる。そしてまたしゃがみ込み、土に何かを描く。
村には、女の子以外、人の気配はない。
私は車の窓から振り返って、その七、八歳の女の子を見つめた。女の子は洗濯物と話をしていたのだった。
誰もいない村の昼盛りのなかで、洗濯物と会話する少女、、、。」
わたしの心に、映像のように広がり、消えることはない。この本全体を象徴するポプラととともに、、、
2.さて6700kmの長旅の間、絶えず不思議な虚しさにあった、と輝先生はいう。そして「まだ正確に分析できないでいる。おそらく、生涯、あの虚しさの理由は言葉にできないような気がする」という。私は、正直な感想と受け止めた。仏塔などの遺跡に、興味を示さない輝先生なのだが、その気持ちは私にもあり、すぐ感情移入できた。はたして22年たった2017年の今、輝先生はあの旅をどう思われているだろうか。
3.こと宮本輝さんの本に限ってだが、わたしは自分の経験に引き寄せて、考えてしまう。この本にしても、感想の前に、まずは自分の体験、1999年の秋、米国の西部1900kmを、1週間かけてバイクで走破したことが重なってしまう。無論、C型肝炎の自分が一人でできたわけではなく、ツァーに参加させられただけ。誘ってくれた先輩は直前になってバイク事故で不参加、、なんだよーという感じで、迎えたバイクツーリングだった。その時の写真を見てもわたしの顔は肝臓病患者そのもだった。そうした辛い長旅を「ひとたびはポプラに臥す」に重ねて、感慨にふけってしまうのだ。
4.まずはじめの感想は、水と食べ物と排便環境の艱難辛苦であり、NHKのシルクロードのドキュメンタリーなど絵空事のように感じた。食べ物に、生活用水の悪臭が醸し出してくるのだ。さもありなん、日本のような流れる水はないのだから。原子炉廃棄物と似て、下水溝のない水洗トイレのような地帯が西域なのだと感じた。清潔は、砂漠の熱さにあるだけだ。
5.便所の話のところで、板橋の花火大会で体験した、ささやかなこの世の地獄、とことん汚れた公園の公衆便所を思い出した。肝臓病患者など西域に行ってはならい不安全地帯にほかならない。「シルクロードというものをロマンチックに伝えやがったのはどこのどいつだと怒鳴りたい気分です。」これは輝先生の本音だ。
6.小林秀雄の徒然草のことや、輝先生の断想がちりばめられ、心に響くものが多々あるが、とりわけある少女の描写が響いてきて、心のおりのように沈殿している。。それを転記して①の感想を綴じたい。74~75頁にある。
「どのくらい尾根と谷を超えたかわからなくなったころ、静まりかえった村に入った。黄色い土壁と瓦屋根の農家には、ニンニクとトウモロコシが干してあり、洗剤で洗ったことは一度もないのではないかと思えるほどに黄ばんだ下着が紐に吊るされ、その下で女の子がひとり遊んでいる。
木の枝で庭の土に何かを描き、ひとりごとを言いながら、ときどき洗濯物を見上げる。そしてまたしゃがみ込み、土に何かを描く。
村には、女の子以外、人の気配はない。
私は車の窓から振り返って、その七、八歳の女の子を見つめた。女の子は洗濯物と話をしていたのだった。
誰もいない村の昼盛りのなかで、洗濯物と会話する少女、、、。」
わたしの心に、映像のように広がり、消えることはない。この本全体を象徴するポプラととともに、、、
2022年12月28日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
たまにテレビに映る上海、武漢等の大都市の超高層ビルと計画的に整備された美しい街路を見て現代中国は素晴らしいと思っていたが、地方に行くと、今でも この本が書かれた様な生活が本当の姿なんでしょうか?巻1は、殆ど汚い、不衛生の話が占めていて、読むのが嫌になる。 巻2以降に 敦煌、楼蘭、ロプノールと本来のシルクロードの話になるかと思いますが、読み続けるかは今ではわかりません。
2013年4月23日に日本でレビュー済み
作家、宮本輝の紀行エッセイ
旅そのものより、旅のなかで何を感じて考えたかに重点が置かれている。
会話文が多く、文体も柔らかく読みやすい。
著者の主観による偏りはあるものの
現代中国の様相を知れて、なるほどと思えることもあり面白かった。
宮本輝氏の人物そのものは全く知らなかったのだが、中々話のわかるおっさんだなと感じた。
笑える部分もあり、のんびりしたい時に是非。
旅そのものより、旅のなかで何を感じて考えたかに重点が置かれている。
会話文が多く、文体も柔らかく読みやすい。
著者の主観による偏りはあるものの
現代中国の様相を知れて、なるほどと思えることもあり面白かった。
宮本輝氏の人物そのものは全く知らなかったのだが、中々話のわかるおっさんだなと感じた。
笑える部分もあり、のんびりしたい時に是非。
2004年7月12日に日本でレビュー済み
宮本輝がシルクロードを旅するエッセイ。ユーミンちゃんや息子のダイ君、カメラマンらと長旅にでる。なかなか進まない旅路、美味しくない食事、みんながぼやいてたりするのが面白い。ゆったりした雰囲気で楽しめた。
2004年5月17日に日本でレビュー済み
宮本輝がシルクロードを旅するというのだから、仏教知識を織り交ぜてタイムスリップするのかと思いきや、徹底して、見たこと感じたことを記す。このリアリストぶりは散文家の面目躍如たるものがある。私は詩的な紀行を予想していたので少々面食らったが、こちらの方が、より実のある文だとは言える。中国、あるいは日本に対する宮本氏のスタンスが最初はつかみにくかったが、それは読み進む中で明らかになってきた。旅で新しいことに出会ったとき、変に迷ったり、考え込んだりしていないのが、よい。日頃そういうことを考えていない人間ほど、現実を目にしてとまどい、迷うからだ。
しかし正直なことを申し上げると、この本は1巻を読んだだけで、続きは読まなかった。
しかし正直なことを申し上げると、この本は1巻を読んだだけで、続きは読まなかった。
2006年8月27日に日本でレビュー済み
著者が、仏教経典の翻訳者であった鳩摩羅什という人物がかつて旅した足跡をそのまま辿った旅行記。
著者は関西人らしく、会話のはしばしにユーモアがちりばめられていて、面白く読める。また、旅の途上で宮本輝が何を考え、何を見たかがストレートに伝わってきて、興味深い。
ただ、1ヶ所、気になる部分があった。著者は、自分が作り出す物語に自分の解釈や説明や理由付けを行ってはならないと書いている。しかし、自分の解釈がない小説など、毒にも薬にもならない。そんな小説に心が動かされるはずはない。小説とは、人生や社会、事件などへの意見、批判、または問題提起となるべきだと私は考える。何らかのメッセージがこめられていない小説など、存在価値がないと思うのである。宮本輝がなぜそんなことをいったのかは分からないが、私の小説観とは意見が異なるようである。
波乱に満ちた旅の最後に、著者はずっと持ち続けていた感情を自覚する。「虚しさ」である。この言葉がすべてを物語っているように思われる。古代の王、ソロモンは言った。「空の空、すべては空」。何を成し遂げようとも、どんなに富があろうとも、結局はすべてが虚しいとこの王は言ったのである。著者が期せずして同じ結論にたどりついたのも、ソロモンの言葉の正しさを表しているのではないだろうか。
著者は関西人らしく、会話のはしばしにユーモアがちりばめられていて、面白く読める。また、旅の途上で宮本輝が何を考え、何を見たかがストレートに伝わってきて、興味深い。
ただ、1ヶ所、気になる部分があった。著者は、自分が作り出す物語に自分の解釈や説明や理由付けを行ってはならないと書いている。しかし、自分の解釈がない小説など、毒にも薬にもならない。そんな小説に心が動かされるはずはない。小説とは、人生や社会、事件などへの意見、批判、または問題提起となるべきだと私は考える。何らかのメッセージがこめられていない小説など、存在価値がないと思うのである。宮本輝がなぜそんなことをいったのかは分からないが、私の小説観とは意見が異なるようである。
波乱に満ちた旅の最後に、著者はずっと持ち続けていた感情を自覚する。「虚しさ」である。この言葉がすべてを物語っているように思われる。古代の王、ソロモンは言った。「空の空、すべては空」。何を成し遂げようとも、どんなに富があろうとも、結局はすべてが虚しいとこの王は言ったのである。著者が期せずして同じ結論にたどりついたのも、ソロモンの言葉の正しさを表しているのではないだろうか。
2003年5月31日に日本でレビュー済み
北日本新聞に連載当時は火曜日が楽しみでいつも読んでいましたが、やはり本でまとまって読むと旅行の過程がはっきり見えてきて、砂埃や熱い砂漠やトラックの揺れなども感じられました。
旅行の本は楽しいことばかり書き連ねる物もありますが、この本は辛いことが正直に書かれていて現実感のある文章だと思いました。
実際は目的地にやっと着いても、感動!というよりは「ああ着いた」と言った気持ちになるのがとても伝わってきます。
旅行の本は楽しいことばかり書き連ねる物もありますが、この本は辛いことが正直に書かれていて現実感のある文章だと思いました。
実際は目的地にやっと着いても、感動!というよりは「ああ着いた」と言った気持ちになるのがとても伝わってきます。