何回も読み返してしまいます。惨事の中、流れていたペルコレージのスターバト・マーテル「悲しみに沈める聖母は涙にむせびて」も何回も聴いてしまいます。
「生身の肉体をもち、生き呼吸をしている限り女もまた男同様、不器用に試行錯誤しながら歩み続けるだけの一匹の愚かな動物に過ぎない」この一文が心にしみました。
プライム無料体験をお試しいただけます
プライム無料体験で、この注文から無料配送特典をご利用いただけます。
非会員 | プライム会員 | |
---|---|---|
通常配送 | ¥410 - ¥450* | 無料 |
お急ぎ便 | ¥510 - ¥550 | |
お届け日時指定便 | ¥510 - ¥650 |
*Amazon.co.jp発送商品の注文額 ¥3,500以上は非会員も無料
無料体験はいつでもキャンセルできます。30日のプライム無料体験をぜひお試しください。
¥2,988¥2,988 税込
発送元: Amazon 販売者: ブックスーパー神奈川
¥2,988¥2,988 税込
発送元: Amazon
販売者: ブックスーパー神奈川
¥104¥104 税込
配送料 ¥280 6月9日-13日にお届け
発送元: e-本屋さん 販売者: e-本屋さん
¥104¥104 税込
配送料 ¥280 6月9日-13日にお届け
発送元: e-本屋さん
販売者: e-本屋さん
無料のKindleアプリをダウンロードして、スマートフォン、タブレット、またはコンピューターで今すぐKindle本を読むことができます。Kindleデバイスは必要ありません。
ウェブ版Kindleなら、お使いのブラウザですぐにお読みいただけます。
携帯電話のカメラを使用する - 以下のコードをスキャンし、Kindleアプリをダウンロードしてください。
冬の伽藍 単行本 – 1999/6/1
小池 真理子
(著)
{"desktop_buybox_group_1":[{"displayPrice":"¥2,988","priceAmount":2988.00,"currencySymbol":"¥","integerValue":"2,988","decimalSeparator":null,"fractionalValue":null,"symbolPosition":"left","hasSpace":false,"showFractionalPartIfEmpty":true,"offerListingId":"iVKVxaCu3GMaIk2nf9wR4nKb8WOTp%2FtVRskTpNFiLP7I%2B9KF%2FZcmeojGh%2FMcZFuq0neGiulLvatX83Op81CVIjMBCdLIB8UYRu5LP56kagfB9F3OUadyN4wFTXlR0y6Z%2BIPd%2BX%2FncHSByvm9piZMKgYFJO%2BPQiS%2Bsw%2BCIX9yjZJM9vePUl5bmBuKKEvkPxMB","locale":"ja-JP","buyingOptionType":"NEW","aapiBuyingOptionIndex":0}, {"displayPrice":"¥104","priceAmount":104.00,"currencySymbol":"¥","integerValue":"104","decimalSeparator":null,"fractionalValue":null,"symbolPosition":"left","hasSpace":false,"showFractionalPartIfEmpty":true,"offerListingId":"iVKVxaCu3GMaIk2nf9wR4nKb8WOTp%2FtV6hiBaM9oPaRFLPln%2BYyo2ze%2BJBUIMz1xf6%2F%2F6Rt%2BaSznerR%2BFyZogNj06%2Bq8Nx1xhBpUF%2BEUrjKG6zzBcZY9gl0PdiJrkeebTF1L98Gm242bhVGAEzu390B4FS9guIPFyZZaCl0J0Aw59iqmaWii2IMKzPTtARyq","locale":"ja-JP","buyingOptionType":"USED","aapiBuyingOptionIndex":1}]}
購入オプションとあわせ買い
死の影をまとって巡り会った男と女が辿る熱い愛の軌跡。
煉獄(れんごく)の中で私は天上の果実を口に含んでいた。
2人の男は悠子を純潔と淫蕩の狭間に追いつめた。死の影をまとって巡り会った男と女が辿る愛の熱い軌跡。
煉獄(れんごく)の中で私は天上の果実を口に含んでいた。
2人の男は悠子を純潔と淫蕩の狭間に追いつめた。死の影をまとって巡り会った男と女が辿る愛の熱い軌跡。
- 本の長さ462ページ
- 言語日本語
- 出版社講談社
- 発売日1999/6/1
- ISBN-104062096838
- ISBN-13978-4062096836
この商品をチェックした人はこんな商品もチェックしています
ページ 1 以下のうち 1 最初から観るページ 1 以下のうち 1
商品の説明
内容(「MARC」データベースより)
人間のありとあらゆる醜い感情の波を通過した上でなお、私はあなたに焦がれるのです-。死の影をまとって巡り会った男と女が辿る熱い愛の軌跡を描く。『小説現代』1998年4月号~99年4月号に連載されたもの。
登録情報
- 出版社 : 講談社 (1999/6/1)
- 発売日 : 1999/6/1
- 言語 : 日本語
- 単行本 : 462ページ
- ISBN-10 : 4062096838
- ISBN-13 : 978-4062096836
- Amazon 売れ筋ランキング: - 894,163位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- - 20,332位日本文学
- カスタマーレビュー:
著者について
著者をフォローして、新作のアップデートや改善されたおすすめを入手してください。
1952(昭和27)年、東京生れ。成蹊大学文学部卒業。
1996(平成8)年に『恋』で直木賞、1998年に『欲望』で島清恋愛文学賞、2006年に『虹の彼方』で柴田錬三郎賞を受賞した。代表的な長編作品に『狂王の庭』『虚無のオペラ』『瑠璃の海』『望みは何と訊かれたら』『ストロベリー・フィールズ』がある一方、短編の名手としても知られ、『水無月の墓』『夜の寝覚め』『雪ひらく』『玉虫と十一の掌篇小説』といった短編集も多数発表している。また、エッセイ集に『闇夜の国から二人で舟を出す』などがある。
-
トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
レビューのフィルタリング中に問題が発生しました。後でもう一度試してください。
2013年8月10日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
小池真理子さんの本をはしめて読んだのが「水の翼」でした。素敵な作家だなあと思って次によんだのが、この本です。
なかなか骨太の内容のある作品でよみごたえがありました。女性の些細な心理など、やはり女性の側の感覚でなければ分からないところが嫌みなく良く書かれています。内容は例えれば良質の韓国ドラマのような世界でした。(韓国ドラマと侮ることなかれ、良いものもたくさんあるのですから)
なかなか骨太の内容のある作品でよみごたえがありました。女性の些細な心理など、やはり女性の側の感覚でなければ分からないところが嫌みなく良く書かれています。内容は例えれば良質の韓国ドラマのような世界でした。(韓国ドラマと侮ることなかれ、良いものもたくさんあるのですから)
2020年7月26日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
最後のシーンがあまりにも映像が浮かんできて焼き付いてしまいました。
読み終えた時にはなんだか脱力してしまった、というか、しばらく余韻で動けなかったほど。入り込んで読んでいました。
主人公の女性の揺らぐ気持ちに「?」だったり
なんで別の人と再婚できるかな?とか
色々と共感できない部分はあります。
が、恋とか愛とか結婚て、セオリー通りには行かないものなのかな、と。
だから小説になるのだろうと思います。
悲恋の物語だからこその美しさ、でした。
読み終えた時にはなんだか脱力してしまった、というか、しばらく余韻で動けなかったほど。入り込んで読んでいました。
主人公の女性の揺らぐ気持ちに「?」だったり
なんで別の人と再婚できるかな?とか
色々と共感できない部分はあります。
が、恋とか愛とか結婚て、セオリー通りには行かないものなのかな、と。
だから小説になるのだろうと思います。
悲恋の物語だからこその美しさ、でした。
2021年4月20日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
差しペンス要素を巧みに入れてた、恋愛小説の傑作。差ラストシーンは、小池真理子のうまさは、さすが。著者の最高傑作、と思う
2019年8月11日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
話がエロいと思いきや…
ラストは感動もの…
数年後にもう一度読みました。
ラストは感動もの…
数年後にもう一度読みました。
2010年1月11日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
ありきたりな比喩かもしれませんが、本作は、「男」という縦糸と「女」という横糸を丁寧に編み上げた美しい織物のようです。縦糸と横糸はあたかも互いに無関係に色づけされているのに、それらが織り合わされたとき、息をのむような深く美しい紋様が浮かび上がってくるような、そんなイメージです。
しかし、美しさは残酷さの裏返し。男(義彦と英二郎)と女(悠子と美冬)は、惹かれ合いながらも、縦糸と横糸のように、決して長く寄り添うことはない運命にあり、一瞬の交わりにすべてをかける。そんな儚さが胸を締め付けます。
二人は、最後の最後に(ある意味では)救われました。でも、私にはハッピーエンドには思えませんでした。苦しみの意味はたぶん男と女ではまったく違うし、「救い」の意味も同じでないという哀しい現実に気付かされます。美しく感動的であるだけに、このどうしようもない深い溝に、いっそうやりきれなさが募りました。
しかし、美しさは残酷さの裏返し。男(義彦と英二郎)と女(悠子と美冬)は、惹かれ合いながらも、縦糸と横糸のように、決して長く寄り添うことはない運命にあり、一瞬の交わりにすべてをかける。そんな儚さが胸を締め付けます。
二人は、最後の最後に(ある意味では)救われました。でも、私にはハッピーエンドには思えませんでした。苦しみの意味はたぶん男と女ではまったく違うし、「救い」の意味も同じでないという哀しい現実に気付かされます。美しく感動的であるだけに、このどうしようもない深い溝に、いっそうやりきれなさが募りました。
2017年6月24日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
私の好みではありませんでした。
それだけで評価を低くしてしまってごめんなさいという感じですが。
純潔性というものは何が起きても失われることは無いものだと思うし、そこにこだわることはないと思っているからです。
純潔性という概念自体が人の心を縛っているに違いないと思います。
この世に多々ある概念よりも大切なもの、人間というものの本質が描かれなければ、小説に読む価値はあるのでしょうか。
それだけで評価を低くしてしまってごめんなさいという感じですが。
純潔性というものは何が起きても失われることは無いものだと思うし、そこにこだわることはないと思っているからです。
純潔性という概念自体が人の心を縛っているに違いないと思います。
この世に多々ある概念よりも大切なもの、人間というものの本質が描かれなければ、小説に読む価値はあるのでしょうか。
2017年2月17日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
3か所で、泣きました。第1章の最後と、義彦が悠子にあてた手紙、そして最終の軽井沢での二人の再会シーン。
小池真理子の作品に登場する人物は、男性は、寡黙で冷淡で美しく、女性は、美人が多いのか。
私自身が物語のヒロインになり切り、なんで義父の誘いをキッパリ拒否しなかったのか・・・後悔
そのことで美しい義彦を失うことになってしまい。涙、涙でした。
小池真理子の作品に登場する人物は、男性は、寡黙で冷淡で美しく、女性は、美人が多いのか。
私自身が物語のヒロインになり切り、なんで義父の誘いをキッパリ拒否しなかったのか・・・後悔
そのことで美しい義彦を失うことになってしまい。涙、涙でした。