アフリカの話と、親子関係・恋人関係の話と、脳とコンピュータの話、辻褄が合っているのか、いないのか。個性的・魅力的なキャラクタが絡んで来そうでそれほどでもない。盛り込み過ぎのような物足りないような。どうも散漫なまま読み終わってしまいました。
カダラの豚を連想したんだけど、あれくらい長いと読み疲れて勢いに押されて納得しちゃうのかもしれない。
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イツロベ 単行本 – 1999/7/1
藤木 稟
(著)
脳が酩酊し、暴走する。これは読むドラッグだ。
隠蔽された物語(ストーリー)を、あなたはいくつ読み解くことができるか?藤木稟が預言する、恐るべき「21世紀の奇書」!
アフリカの小国にボランティアとして派遣された産婦人科医・間野祥一は、現地の悠久たる時の流れと不可思議な部族風習の中で次第に自分を見失っていく。
やがて帰国した間野の身辺で次々と起こる奇怪な出来事──。
これは現実か、それとも妄想なのか?
世界で爆発的に流行するインターネットゲーム「ゴスペル」がパンドラの箱を開け、巨大な脳(ビッグ・ブレイン)へと人類を導いていく。
隠蔽された物語(ストーリー)を、あなたはいくつ読み解くことができるか?藤木稟が預言する、恐るべき「21世紀の奇書」!
アフリカの小国にボランティアとして派遣された産婦人科医・間野祥一は、現地の悠久たる時の流れと不可思議な部族風習の中で次第に自分を見失っていく。
やがて帰国した間野の身辺で次々と起こる奇怪な出来事──。
これは現実か、それとも妄想なのか?
世界で爆発的に流行するインターネットゲーム「ゴスペル」がパンドラの箱を開け、巨大な脳(ビッグ・ブレイン)へと人類を導いていく。
- 本の長さ428ページ
- 言語日本語
- 出版社講談社
- 発売日1999/7/1
- ISBN-104062096870
- ISBN-13978-4062096874
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商品の説明
内容(「MARC」データベースより)
アフリカの小国にボランティアとして派遣された産婦人科医・間野祥一は、現地の悠久たる時の流れと不可思議な部族風習の中で次第に自分を見失っていく。やがて帰国した間野の身辺で奇怪な出来事が次々と起こり…。
著者について
1961年大阪生まれ。1998年のデビュー作『陀吉尼の紡ぐ糸』が大きな話題を呼ぶ。他の著書に『ハーメルンに哭く笛』『黄泉津比良坂 血祭りの館』『黄泉津比良坂 暗夜行路』がある。
登録情報
- 出版社 : 講談社 (1999/7/1)
- 発売日 : 1999/7/1
- 言語 : 日本語
- 単行本 : 428ページ
- ISBN-10 : 4062096870
- ISBN-13 : 978-4062096874
- Amazon 売れ筋ランキング: - 1,748,906位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- - 419,268位文学・評論 (本)
- カスタマーレビュー:
著者について
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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2013年4月12日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
貴重な書籍です。書籍状態のコメントに偽りはありませんでした。
2016年5月25日に日本でレビュー済み
面白くて、読みだすと止まりません。
アフリカの荒っぽい空間を舞台に、土埃に目を瞬かせ、密林の樹木の香りにむせかるような前半は本当に圧倒的。
でも中盤(いや、もっと前)あたりから、主人公の視点がぐらぐらし始め、日常は溶けてゆき、過去に封印したらしいトラウマが顔をのぞかせ、もう足元にあるはずの地面すら信用できないくらい朦朧と話がすすみます。
面白いんですけど、ちょっと酩酊...いやかなり酩酊している気分。
どこかで、京極堂シリーズの関口先生を引き合いに出してらっしゃるレビューがあったんですが、たしかにウブメに近いものがあります。
ぐらんぐらんの視点とか。
でもウブメ程暗くない...と思う。たぶん。幸せそうだし。
余談ですが、バチカン、朱雀に続いてイツロベを読んだんですが、著者さんの懐の深さを見た感じがしましたー。
バチカンのラノベ感、朱雀の読みにくさ (なんか読みにくいんですよね、なんでだろ)が全然なくて、こういうのもかけるんだー(失礼)とただただ感動。
バチカンと朱雀な安定感が好きな方にはオススメしませんが、ウブメの好きな方なら大好物だと思います。
不条理モノというのでしょうか。アフリカの呪術とサイバースペースのソース、進化論添え。
で、これ続くんですよね?
アフリカの荒っぽい空間を舞台に、土埃に目を瞬かせ、密林の樹木の香りにむせかるような前半は本当に圧倒的。
でも中盤(いや、もっと前)あたりから、主人公の視点がぐらぐらし始め、日常は溶けてゆき、過去に封印したらしいトラウマが顔をのぞかせ、もう足元にあるはずの地面すら信用できないくらい朦朧と話がすすみます。
面白いんですけど、ちょっと酩酊...いやかなり酩酊している気分。
どこかで、京極堂シリーズの関口先生を引き合いに出してらっしゃるレビューがあったんですが、たしかにウブメに近いものがあります。
ぐらんぐらんの視点とか。
でもウブメ程暗くない...と思う。たぶん。幸せそうだし。
余談ですが、バチカン、朱雀に続いてイツロベを読んだんですが、著者さんの懐の深さを見た感じがしましたー。
バチカンのラノベ感、朱雀の読みにくさ (なんか読みにくいんですよね、なんでだろ)が全然なくて、こういうのもかけるんだー(失礼)とただただ感動。
バチカンと朱雀な安定感が好きな方にはオススメしませんが、ウブメの好きな方なら大好物だと思います。
不条理モノというのでしょうか。アフリカの呪術とサイバースペースのソース、進化論添え。
で、これ続くんですよね?
2006年12月5日に日本でレビュー済み
今だに強烈に印象に残っています。
もう細かいストーリーは覚えていないのですが、とにかく熱中してすごく集中して読めたということはよく覚えているのです。
幻想小説の傑作ですね。夢か現実かわからない世界の中を、ふらふら彷徨っているような妙な読書感を堪能できます。
この作家はすごい力量の持ち主だと思いますね。
もう細かいストーリーは覚えていないのですが、とにかく熱中してすごく集中して読めたということはよく覚えているのです。
幻想小説の傑作ですね。夢か現実かわからない世界の中を、ふらふら彷徨っているような妙な読書感を堪能できます。
この作家はすごい力量の持ち主だと思いますね。
2004年12月27日に日本でレビュー済み
アフリカにボランティアとして赴任し、謎の部族と接触した医師「間野」が主人公。
熱病に冒され、やむなく日本に帰国するが、アフリカで見た女の亡霊?が現れるなど、次々と不可解な事件に巻き込まれ追いつめられる間野。
過去の記憶が不連続に浮かび上がり、複雑に事件と絡み合う。
読み進みながら、自分まで現実世界から引きずり込まれそうな怖さをおぼえました。
超一級のホラーでありSFであり、ミステリーでもあり、突き抜けたスゴイ作品です。
巻末の田中啓文の解説も面白くて、読んで得した一冊です。
熱病に冒され、やむなく日本に帰国するが、アフリカで見た女の亡霊?が現れるなど、次々と不可解な事件に巻き込まれ追いつめられる間野。
過去の記憶が不連続に浮かび上がり、複雑に事件と絡み合う。
読み進みながら、自分まで現実世界から引きずり込まれそうな怖さをおぼえました。
超一級のホラーでありSFであり、ミステリーでもあり、突き抜けたスゴイ作品です。
巻末の田中啓文の解説も面白くて、読んで得した一冊です。
2002年11月23日に日本でレビュー済み
「現実」か「妄想」か分からない状況が次々と畳み掛けてくる目まぐるしい展開、スピード感溢れる…
というよりも「暴走していく」という方が適切かと思えるような文章。
伝説、伝奇、テクノロジー、記憶、圧倒的な情報、崩壊して行く世界…
とにかく「凄い」本です。面白いです。
残念ながら「どこが面白い」と表現できる能力は僕にはありません。
でも、物語の世界にぐいぐいと引き込まれていきます。
まるで船酔いを起こしたような、脳の中をかき混ぜられるような酩酊感と衝撃…
「これは読むドラッグだ」と評した方がおられる様ですが、まさにその言葉はピッタリです。
僕が藤木さんの著書を読んだのは、幸か不幸か、これが初めてですが、「藤木ワールド」にハマってしまいそうな予感がします。
好き嫌いは分かれるでしょうが、一度「体験」してみることを、強くお薦めします。
というよりも「暴走していく」という方が適切かと思えるような文章。
伝説、伝奇、テクノロジー、記憶、圧倒的な情報、崩壊して行く世界…
とにかく「凄い」本です。面白いです。
残念ながら「どこが面白い」と表現できる能力は僕にはありません。
でも、物語の世界にぐいぐいと引き込まれていきます。
まるで船酔いを起こしたような、脳の中をかき混ぜられるような酩酊感と衝撃…
「これは読むドラッグだ」と評した方がおられる様ですが、まさにその言葉はピッタリです。
僕が藤木さんの著書を読んだのは、幸か不幸か、これが初めてですが、「藤木ワールド」にハマってしまいそうな予感がします。
好き嫌いは分かれるでしょうが、一度「体験」してみることを、強くお薦めします。
2003年8月1日に日本でレビュー済み
正直、難解な内容です。難しいから、ついつい何度も読んでしまい、気が付いたらどっぷりとはまってしまいます。一気に読むと内容に圧倒されて疲れるのに、一度読んだら最後まで目が離せない! いつも、消耗しながら読んでます。
ちなみにイツロベ、というタイトルはちゃんと意味があります。その意味は、読めば判りますので。
ちなみにイツロベ、というタイトルはちゃんと意味があります。その意味は、読めば判りますので。