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アニの夢私のイノチ 単行本 – 1999/7/1
津島 佑子
(著)
文学はどこに行くのか。待望のエッセイ集。
中上健次がいなくなって、やっぱりどうにもさびしい。89年は昭和の終わった年でもあった。中国では天安門事件が起こり、それからの3年間をたまたま、中上健次とヨーロッパ、アメリカでともに過ごしていたのだった。そうした緊張と不安のなかで、中上健次はアジアを抱え、そして私も遅ればせながらアイヌを日本の一文学者の責任としてすでに抱えていることを自覚せざるを得なくなったのだった。それは、私にとってひとつの希望のよりどころでもあった、と言えそうな気がする。
中上健次がいなくなって、やっぱりどうにもさびしい。89年は昭和の終わった年でもあった。中国では天安門事件が起こり、それからの3年間をたまたま、中上健次とヨーロッパ、アメリカでともに過ごしていたのだった。そうした緊張と不安のなかで、中上健次はアジアを抱え、そして私も遅ればせながらアイヌを日本の一文学者の責任としてすでに抱えていることを自覚せざるを得なくなったのだった。それは、私にとってひとつの希望のよりどころでもあった、と言えそうな気がする。
- 本の長さ299ページ
- 言語日本語
- 出版社講談社
- 発売日1999/7/1
- ISBN-104062097435
- ISBN-13978-4062097437
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商品の説明
内容(「MARC」データベースより)
アイヌ、プルトン、マオリの言語と文学…急逝した中上健次を読み直し、新しい世紀に向けて文学の可能性を探る。中上健次の「妹分」による90年代の軌跡。
登録情報
- 出版社 : 講談社 (1999/7/1)
- 発売日 : 1999/7/1
- 言語 : 日本語
- 単行本 : 299ページ
- ISBN-10 : 4062097435
- ISBN-13 : 978-4062097437
- Amazon 売れ筋ランキング: - 1,865,998位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- - 24,861位近現代日本のエッセー・随筆
- - 162,483位ビジネス・経済 (本)
- カスタマーレビュー:
著者について
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1947年、東京都北多摩郡三鷹町生まれ。白百合女子大学卒。『草の臥所』で第五回泉鏡花文学賞。『寵児』で第十七回女流文学賞。『光の領分』で第一回野間文芸新人賞。「黙市」で第十回川端康成文学賞。『夜の光に追われて』で第三十八回読売文学賞。『真昼へ』で第十七回平林たい子賞。『風よ、空駆ける風よ』で第六回伊藤整文学賞。『火の山──山猿記』で第三十四回谷崎潤一郎賞・第五十一回野間文芸賞。『笑いオオカミ』で第二十八回大佛次郎賞。『ナラ・レポート』で芸術選奨文部科学大臣賞・紫式部文学賞。
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