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青二才の頃: 回想の’70年代 単行本 – 1999/9/1
清水 義範
(著)
今よりは少し貧乏で今よりはずっと元気だった日本!当代の小説家が快調に綴る思い出エッセイ。
1970年は昭和でいうと45年。昭和22年生まれの私が、1年浪人しているので大学4年生になる年だ。いきなり個人的な話になるが、いろんな意味でアセっていた頃だった。その頃の私はもうはっきりと、将来は作家になりたいと決めていた。──(本文より)
1970年は昭和でいうと45年。昭和22年生まれの私が、1年浪人しているので大学4年生になる年だ。いきなり個人的な話になるが、いろんな意味でアセっていた頃だった。その頃の私はもうはっきりと、将来は作家になりたいと決めていた。──(本文より)
- 本の長さ310ページ
- 言語日本語
- 出版社講談社
- 発売日1999/9/1
- ISBN-10406209777X
- ISBN-13978-4062097772
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商品の説明
内容(「MARC」データベースより)
「1970年は私が大学4年生になる年だ。いきなり個人的な話になるが、いろんな意味でアセっていた頃だった。」 今よりは少し貧乏で、今よりはずっと元気だった日本。70年代を振り返る思い出エッセイ。
登録情報
- 出版社 : 講談社 (1999/9/1)
- 発売日 : 1999/9/1
- 言語 : 日本語
- 単行本 : 310ページ
- ISBN-10 : 406209777X
- ISBN-13 : 978-4062097772
- Amazon 売れ筋ランキング: - 1,225,542位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- - 33,792位エッセー・随筆 (本)
- - 110,884位ビジネス・経済 (本)
- カスタマーレビュー:
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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2014年4月6日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
詳細に書かれていて懐かしくまた面白かったです。エッセイもいいですね。
2009年5月1日に日本でレビュー済み
清水義範が青春時代にあたる70年代の思い出をエッセイにしたものです。
小説家を目指しながら、ファッション誌の編集で生計を立てていましたので、当時の世相の見方は深く詳しく、世相史として読んでも満足のいく内容だったと思います。
筆者の自伝的作品としてすでに『青山物語1971』や『青山物語1974』において当時の状況は描かれているわけですが、それらと対比させて読むと複層的な楽しみを得られると思います。師匠となる半村良との不思議な出会いとその後の関わりあい方や、後の奥さんとなる女性Nさんとの関わりもまた結構興味深く読みました。恥じらいがあるようで、あまり詳しく書かれていないのがまた筆者の性格を物語っているようです。個人史ですが、当時の若者の心境には共通項があるようで、時代の感覚を捉える上でも興味をひく本でした。
冒頭のいくつかの項目を見るだけで当時の世相が浮かび上がってきそうです。テレビの映像に残されているものもありますが、ほとんどは記憶の彼方へと過ぎ去っていた事象ですが、今これを読むことでプレイバックできたようです。
万博とよど号ハイジャックで始まった 三島由紀夫の割腹自殺に大ショック ビューティフルじゃなかった我が就職 アングラからニュー・ライフスタイルへ ホットパンツなんかはやらなかった 常識ってヤツとおさらばした時に のんびりゆこうよオレたちは ジーンズとジーパンとの大きな違い 浅間山荘事件と田中角栄のしたこと 自然志向と質素革命で「木綿と木」 原宿へはもう何度も行きましたね オイルショックで省エネと狂乱物価 向田邦子さんの時間ですよ! スプーンの首はなぜ曲がるのか ほかです。
小説家を目指しながら、ファッション誌の編集で生計を立てていましたので、当時の世相の見方は深く詳しく、世相史として読んでも満足のいく内容だったと思います。
筆者の自伝的作品としてすでに『青山物語1971』や『青山物語1974』において当時の状況は描かれているわけですが、それらと対比させて読むと複層的な楽しみを得られると思います。師匠となる半村良との不思議な出会いとその後の関わりあい方や、後の奥さんとなる女性Nさんとの関わりもまた結構興味深く読みました。恥じらいがあるようで、あまり詳しく書かれていないのがまた筆者の性格を物語っているようです。個人史ですが、当時の若者の心境には共通項があるようで、時代の感覚を捉える上でも興味をひく本でした。
冒頭のいくつかの項目を見るだけで当時の世相が浮かび上がってきそうです。テレビの映像に残されているものもありますが、ほとんどは記憶の彼方へと過ぎ去っていた事象ですが、今これを読むことでプレイバックできたようです。
万博とよど号ハイジャックで始まった 三島由紀夫の割腹自殺に大ショック ビューティフルじゃなかった我が就職 アングラからニュー・ライフスタイルへ ホットパンツなんかはやらなかった 常識ってヤツとおさらばした時に のんびりゆこうよオレたちは ジーンズとジーパンとの大きな違い 浅間山荘事件と田中角栄のしたこと 自然志向と質素革命で「木綿と木」 原宿へはもう何度も行きましたね オイルショックで省エネと狂乱物価 向田邦子さんの時間ですよ! スプーンの首はなぜ曲がるのか ほかです。
2009年10月5日に日本でレビュー済み
ルービックキューブ発売時の値段は,発売時の西暦と同じ1980円,というような小ネタ。あるいは,ミニ・スカートの流行は73年ころで終わった,男子の長髪ブームは78〜80年ころに終わった,というような実感。
これら70年代の時代雰囲気を随所にちりばめながら,筆者がどのような仕事をし,作家デビューに至ったかを記した自伝的なエッセイ集である。
基本的にワンテーマずつのバラバラな話だが,途中から出てくる年下の部下女性Nとの関係は,エッセイ集なのに一本筋の通った小説を読んでいるかのような感じで,最後にNさんとどうなったのかというところを読んだときには,軽い感動さえ覚えた。
清水ファン必読の一冊。
これら70年代の時代雰囲気を随所にちりばめながら,筆者がどのような仕事をし,作家デビューに至ったかを記した自伝的なエッセイ集である。
基本的にワンテーマずつのバラバラな話だが,途中から出てくる年下の部下女性Nとの関係は,エッセイ集なのに一本筋の通った小説を読んでいるかのような感じで,最後にNさんとどうなったのかというところを読んだときには,軽い感動さえ覚えた。
清水ファン必読の一冊。