皆さんは裁判官という方々に変な偏見持ってませんか?
…まあ中にはそういう風に見られてもしょうがないような常識外れの裁判官もいますが、中にはそうでは無い人達も多く居る事がこの本を読むとよく分かります。裁判官が私生活や仕事や法律や司法制度の事を本音で書いた面白い本。
司法方面に強い興味のある人は是非。
★五つ
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裁判官は訴える私たちの大疑問 単行本 – 1999/9/1
日本裁判官ネットワーク
(著)
<私たち裁判官がこの「奇妙な」本を出版する動機は、日本の司法の体質を、日本社会の転換期のいまなんとか変えてみたいという一点にある。正直言って、(中略)閉鎖的な体質は、司法やそれを構成する裁判官の体質として現に存在している。別に内部告発をしようと思っているわけではないが、裁判官が本音で社会に対して発言している場面は滅多にないであろう。(中略)ごく当たり前のことなのだが、裁判官は決して特別な人たちではない。家族や生活のことで、人並みに泣いたり笑ったりする。仕事が忙しすぎるとか、自分に対する処遇が十分でないとかの愚痴を言い、赤提灯で役付裁判官の悪口を言ってくだを巻くのは世のサラリーマンと全く同じである>(「まえがき」より)
カバーの版画に描かれているのは、ギリシャ神話に登場する裁判の女神「ディーケー」。右手には勇気の象徴である剣、左手には正義の秤を持ち、自分の良心にのみ従うため目隠しをしている。裁判とは本来、多数決の力ではなく裁判官個人の理性によるべきであることを、この女神は表している。
カバーの版画に描かれているのは、ギリシャ神話に登場する裁判の女神「ディーケー」。右手には勇気の象徴である剣、左手には正義の秤を持ち、自分の良心にのみ従うため目隠しをしている。裁判とは本来、多数決の力ではなく裁判官個人の理性によるべきであることを、この女神は表している。
- 本の長さ285ページ
- 言語日本語
- 出版社講談社
- 発売日1999/9/1
- ISBN-104062098180
- ISBN-13978-4062098182
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商品の説明
内容(「MARC」データベースより)
日本社会の転換期の今、閉鎖的な体質を変え、開かれた存在感ある司法の確立が求められている。当事者である裁判官が、率直にその生活、信条を語り、司法改革の方向を考える資料を提供する。
著者について
1999年9月、一枚岩とされる裁判所に新たな風を吹き込むため現役の裁判官により結成されたグループである。とかく顔が見えないと言われる裁判官が、積極的に外部に向けて発言し、現在、求められている司法改革についても研究、提言を行ってゆく。
登録情報
- 出版社 : 講談社 (1999/9/1)
- 発売日 : 1999/9/1
- 言語 : 日本語
- 単行本 : 285ページ
- ISBN-10 : 4062098180
- ISBN-13 : 978-4062098182
- Amazon 売れ筋ランキング: - 806,966位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- - 788位司法・裁判(一般)関連書籍
- - 3,949位法律入門
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2022年10月9日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
裁判官の日常から滲み出してくる問題意識が、体温を伴って伝わって来るようでした。
とても有意義な本だと思います。
12人の裁判官の文章はどれも非常に面白い(さらに概ね穏やかで易しい)ですが、個人的には「どんな活動が政治参加に当たるのか?」とか「政治的中立とは実際には何を指しているのか?」について掘り下げてある部分が特に興味深かったです。
コラムもとても面白いのですが、中でも「死刑判決を下した裁判官は、夜はなかなか寝付けない」という部分が印象的でした。
とても有意義な本だと思います。
12人の裁判官の文章はどれも非常に面白い(さらに概ね穏やかで易しい)ですが、個人的には「どんな活動が政治参加に当たるのか?」とか「政治的中立とは実際には何を指しているのか?」について掘り下げてある部分が特に興味深かったです。
コラムもとても面白いのですが、中でも「死刑判決を下した裁判官は、夜はなかなか寝付けない」という部分が印象的でした。