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鳥の水浴び 単行本 – 2000/4/1

3.7 5つ星のうち3.7 6個の評価

名作「夕べの雲」から35年の時が流れ、多摩丘陵の家は夫婦2人だけの暮らしになった。
よろこびの輪をひろげ小さな楽しみを見つける愛に満ちた穏やかな日々

子供が大きくなり、結婚して、家に夫婦2人きりで暮すようになってから年月たった。孫の数もふえた。そんな夫婦がどんなことをよろこび、どんなことを楽しんで毎日を送っているかを書いてみたい。庭の水盤に来た四十雀やメジロがちゃんと水浴びをしてくれるかどうか、書斎から私は眺めている。たっぷり水浴びしてくれれば満足する。せっかく水盤の近くまで来ていながら、ろくに水浴びをしないで去るのがいると、がっかりする。私は飽きずに見守っている。──あとがきより

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商品の説明

内容(「MARC」データベースより)

「夕べの雲」から35年の時が流れ、多摩丘陵の家は夫婦二人だけの暮しになった…。よろこびの輪をひろげ、小さな楽しみを見つける愛に満ちた穏やかな日々。夫婦の晩年を描く長編小説。

登録情報

  • 出版社 ‏ : ‎ 講談社 (2000/4/1)
  • 発売日 ‏ : ‎ 2000/4/1
  • 言語 ‏ : ‎ 日本語
  • 単行本 ‏ : ‎ 243ページ
  • ISBN-10 ‏ : ‎ 4062100592
  • ISBN-13 ‏ : ‎ 978-4062100595
  • カスタマーレビュー:
    3.7 5つ星のうち3.7 6個の評価

著者について

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庄野 潤三
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(1921-2009)1921(大正10)年、大阪府生れ。

九州帝大を2年で終え、海軍に入る。戦後、教職を経て朝日放送に勤め、小説を書き始める。1954(昭和29)年、「プールサイド小景」で芥川賞受賞。平穏な日常の危うさを描き、「第三の新人」の一人として活躍する。1960年の「静物」で新潮社文学賞、1965年の「夕べの雲」で読売文学賞、1972年の「明夫と良二」で赤い鳥文学賞、毎日出版文化賞を受賞。

カスタマーレビュー

星5つ中3.7つ
5つのうち3.7つ
6グローバルレーティング

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上位レビュー、対象国: 日本

2012年5月18日に日本でレビュー済み
 音楽の分野ではフィリップ・グラスなど、同じメロディーをひたすら繰り返していくミニマル・ミュージックがある。原型はラヴェルの「ボレロ」だろうか。庄野潤三はそれになぞらえれば、ミニマル文学と言えそうだ。ほとんど同じ文章が何度も繰り返し現れる。タイトルにもなっている庭に来る鳥たち、清水さんのこと、徳島風まぜずし「かきまぜ」について。
 繰り返しは「ボレロ」と違って盛り上がりが全くないのだが、読んでいるうちに心地よくなってくるのだ。
 小説というか、日記文学とでも呼びたいような作品である。日々の出来事の中で、散歩の途中で小さな蛇を見かけたなんてことも、苦手な人はぎょっとするだろうが、作者に言わせると「滅多に蛇に会うことはないので、うれしかった」となる。
 などと長ったらしく述べ立てるよりも、本作については、作者をまねてただ次のように書いただけの方がいいような気もする。
 独特な穏やかな雰囲気があって、よかった。
3人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2015年6月7日に日本でレビュー済み
氏の短編が好きな方なら,楽しめる随筆です。

文体が好きです。とつとつとした感じ。詩のようなテンポの良い文体。

内容も好きです。なんの変哲もない日常生活を描いてます。

読んだあとほっとできるような本です。

装丁も素敵です。
1人のお客様がこれが役に立ったと考えています
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