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鹿島茂

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千年紀のベスト100作品を選ぶ単行本 – 2001/6/1

丸谷才一 (著)

4.1 10個の評価

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文学・絵画・音楽・建築・舞踊・映画……
この千年間に人類が生み出したすべての芸術の中からベスト100を決定する大胆きわまりない試み
千年間のあらゆる芸術を総括しつつ候補を選ぶ。

●意外な「名作」の落選。
●日本の作品は何作入るのか。
●ベスト100作品を選出し解読する。
●ベスト100作リストへの異議申し立てもあり。
●超豪華執筆陣による100作の各作品論まで収録。

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本の長さ

252ページ
言語

日本語
出版社

講談社
発売日

2001/6/1
ISBN-10

4062103354
ISBN-13

978-4062103350
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丸谷才一
18
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鹿島茂
23
単行本
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商品の説明

内容（「MARC」データベースより）

文学・絵画・音楽・建築・舞踊・映画など、この千年間に人類が生み出したすべての芸術の中からベスト100を決定する試み。選出から解読までの選者の議論、このリストへの異議申し立て、豪華執筆陣による各作品論を収録。

登録情報

出版社 ‏ : ‎ 講談社 (2001/6/1)
発売日 ‏ : ‎ 2001/6/1
言語 ‏ : ‎ 日本語
単行本 ‏ : ‎ 252ページ
ISBN-10 ‏ : ‎ 4062103354
ISBN-13 ‏ : ‎ 978-4062103350

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新日マニア

人工だから美しい。

2024年5月9日に日本でレビュー済み

Amazonで購入

1000年間分の世界芸術を並べると不思議な香気が立ち昇る。何かを想起させる。源氏とプルーストとフェルメールと後鳥羽院。ユリシーズとフォークナーとマルケスと大江健三郎、村上春樹。黒澤明と溝口健二とフェリーニとゴダール、ベルトリッチとか。孤立した芸術なんてないんですね。直接か間接か偶然か。不思議。
リストにケチを付けるのも楽しい。

2014年10月3日に日本でレビュー済み

Amazonで購入

まだ途中までですがとにかく鹿島・三浦・丸谷三氏のベスト１００を選ぶやりとりが
面白い。

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某々

あんまり生真面目に読む本ではないのでしょう

2018年8月8日に日本でレビュー済み

「文学・絵画・音楽・建築・舞踊・映画など、この千年間に人類が生み出したすべての芸術の中からベスト100を決定する試み」とされた本書では、3人による議論によるベスト100の選定が行われ、1位が「源氏物語」、2位が「失われた時を求めて」、3位が「ユリシーズ」と決まった。「異議あり」として、サイデンステッカーによる「リストの偏り」という短文が掲載されて、その中で述べられているように、全体として、日本贔屓、フランス贔屓の選出になっている。初めからオアソビとしてみればいいのかもしれないが、3人が「これも知ってる」「あれも知ってる」という範囲内で選んだのではという気がしないでもない。まあ、あんまり生真面目に読む本ではないのでしょうか。

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日の出　ＬＩＫＥ

参考にはなったが。

2012年3月4日に日本でレビュー済み

丸谷才一・三浦雅士・鹿島茂の選者によるベスト。文学だけでなく建築物も含まれ、どういう基準で選んでいるのか、また何故これが選ばれたのか分からないものもあって、異議はある。しかし参考にはなった。複数のジャンルが混じって分かりにくいので、その結果をあえてジャンルに分けて、以下列記してみた。
世界文学　：2位失われた時を求めて　3位ユリシーズ　8位ボヴァリー夫人　9位悪の華　10位千一夜物語　10位ガリヴァー旅行記　10位赤と黒　10位悪霊（ドストエフスキー）　15位ハムレット　15位幻滅（バルザック）　19位アブサロム、アブサロム！（フォークナー）　　22位ロミオとジュリエット　22位ポーの一連の短編集　28位ロビンソン・クルーソー　28位ファウスト　28位夢判断（フロイト）　33位神曲　33位不思議の国のアリス　33位変身（カフカ）　37位マノン・レスコー（プレヴォー）　37位ワーニャ伯父さん　41位デカメロン　41位白鯨　41位アンナ・カレーニナ　41位ロリータ（ナボコフ）　49位人間嫌い（モリエール）　52位ローマ帝国衰亡史　52位魔の山　52位百年の孤独　65位トム・ジョーンズ（フィールディング）　65位告白（ルソー）　65位マルテの手記（リルケ）　76位寓話詩選（ラ・フォンテーヌ）　76位ファニー・ヒル（クレランド）　76位回想録（カサノヴァ）　76位ドン・ジュアン（バイロン）　76位レ・ミゼラブル（ユゴー）　76位タイム・マシン（ウェルズ）　76位南回帰線（ヘンリー・ミラー）　76位ブリキの太鼓（グラス）　76位フランドルへの道（シモン）　92位エセー（モンテニュー）　92位ドン・キホーテ（セルバンテス）　92位鼻（ゴーゴリ）　92位ツァラトゥストラはかく語りき（ニーチェ）　101位遺言（ヴィヨン）　101位フランクリン自伝（フランクリン）　101位悪徳の栄え（サド）　101位スペードの女王（プーシキン）　101位伝奇集（ボルヘス）　112位東方見聞録（マルコ・ポーロ）　112位ガルガンチュア（ラブレー）　112位フランケンシュタイン（シェリー）　112位ある夫人の肖像（ジェイムズ）　112位巨匠とマルガリータ（ブルガーコフ）　112位花のノートルダム（ジュネ）　112位火星年代記（ブラッドベリー）　112位長いお別れ（チャンドラー）　112位悲しき熱帯（レヴィ＝ストロース）
日本文学　：1位源氏物語　4位平家物語　5位新古今和歌集　10位仮名手本忠臣蔵　19位心中天網島　22位奥の細道　47位細雪（谷崎潤一郎）　49位好色一代男　49位吾輩は猫である　101位雨月物語　112位銀河鉄道の夜　
映画　：22位８1/2（フェリーニ）　52位キングコング（1933年）　65位ワイルドパンチ　65位地獄に堕ちた勇者ども　65位暗殺の森　76位七人の侍　76位勝手にしやがれ　76位北北西に進路を取れ　76位去年マリエンバートで
美術　：6位手紙を読む女（フェルメール）　22位モナ・リザ　22位シテール島への船出（ワトー）　52位鳥獣戯画（鳥羽僧正）　52位春（ボッティチェリ）　52位夜警（レンブラント）　52位雨・蒸気・速度（ターナー）　52位ドーミエの一連の風刺画　 52位ムーラン・ルージュにて（ロートレック）　65位ヴィーナス（クラーナハ）　65位ユーディットII（クリムト）　76位ダビデ像（ミケランジェロ）　92位草上の昼食（マネ）　92位接吻（ロダン）　101位蕭湘八景（牧谿）　101位紅白梅図屏風（尾形光琳）　101位もうひとつの世界（グランヴィル）　101位サント＝ヴィクトワール山（セザンヌ）　112位富嶽三十六景(葛飾北斎）　112位睡蓮（モネ）　
音楽　：7位クラリネット五重奏曲（モーツァルト）　41位マタイ受難曲（バッハ）　52位弦楽四重奏曲１３番（ショスタコーヴィチ）　65位弦楽四重奏曲１５番（ベートーヴェン）　76位交響曲第５番（マーラー）　92位至上の愛（コルトレーン）　112位ｱｲｳｫﾝﾄﾄｩﾎｰﾙﾄﾞﾕｱﾊﾝﾄﾞ（ビートルズ）
演劇　：15位フィガロの結婚　オペラ（モーツァルト　ダ・ポンテ台本）　15位カルメン　オペラ（ビゼー　メリメ原作）　19位春の祭典　バレエ（ニジンスキー／ストラヴィンスキー）　28位井筒　能（世阿弥）　32位トスカ　オペラ（プッチーニ　サルドゥー原作）　33位白鳥の湖　バレエ（プテイパ／チャイコフスキー）　41位ボレロ　バレエ（ベジャール／ラヴェル）　47位娘道成寺　日本舞踊　52位椿姫　オペラ（ヴェルディ　小デュマ作）　52位トリスタンとイゾルデ　オペラ（ワーグナー）　65位ジゼル　バレエ(コラリ／ペロー／アダン）　76位シラノ・ド・ベルジュラク（ロスタン）
建築　：37位ノートルダム寺院　37位ベルサイユ宮殿　65位水晶宮（パクストン設計）　92位サン・マルコ広場　92位紫禁城　101位カレル橋　112位銀閣寺　112位エッフェル塔　112エンパイア・ステート・ビル

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鷺坂判内

サイデンステッカーの批判のとおり偏っているが面白い

2008年12月15日に日本でレビュー済み

現代を代表する知識人が選んだ千年紀のベスト。フランス、イギリスに偏りすぎていることは確か。とはいえ、知的なゲームとして楽しめば良いのであって、あーだこーだ批判するよりも、ぼくならこれを入れるよね、という楽しみ方が正しい読み方か。

2人のお客様がこれが役に立ったと考えています

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らんらん

表紙にご注目

2004年9月23日に日本でレビュー済み

Amazonで購入

紹介される作品は、確かに偏りがあるものの、どれも有名なものばかり。
なのに何故この表紙なのだろう。
あまりにもやる気を感じさせない、独特のゆるさ。
いっそのこと無地にしてもよかったぐらいなのに、あえて果物や野菜たちを淡々と並べるという
この描きっぷりに、本の中身の面白さ全てが表現されているような気がする。
こういうゆるさを楽しめるだけの知識と懐の深さのある人たちには
たまらない一冊だろう。

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yoshioki6

買いです。

2007年11月27日に日本でレビュー済み

この手の本はすべての人から満足されることはありえないので、「あの本がなぜ」というような不毛な話はなしにして、冒頭に収められている鼎談にしても、そのあとのランキングにしても楽しめるうちは読み進めばよいし、読み進めるのがつらいほど納得できなければそこまでして読むこともないだろうしで、読むという行為そのものになぜか倦怠感のようなものを感じた時に最適な書物ではないでしょうか。結論から言って本書は、ラテンの本が「百年の孤独」と「伝奇集」くらいしか入ってないことが残念でしたが、概ね説得力がありましたし、一冊ずつの書評もその評者との取り合わせの妙もを興味深く、たいへん楽しめました。ただ、千年紀と銘打っているので仕方ないのかもしれませんが、この三人で選ぶのなら言葉を扱ったものに限るとかの括りがあってもよかったのではないでしょうか。風呂敷が大きすぎるような気がしました。

6人のお客様がこれが役に立ったと考えています

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拳骨

何これ

2008年1月28日に日本でレビュー済み

丸谷さんの愛読者だったので期待してよんだところ大はずれ。まず、本を選んでいるのかと思いきや、音楽あり、建築あり、絵画･映画ありと一体何を選んでいるの？これなら料理やスポーツや戦争も選んでもいいのでは？これだけごちゃまぜだと選んだ基準がさっぱりわからず、単に３人の自己満足としか思えない。作品の紹介も短く、全く読者にどこがいいのか教えようという姿勢が見えない。愛読者だけにあまり言いたくはないが、大物３人が俺たちはこんなに何でも知っているぞというだけの本。これなら仲間内でやってくれ。

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