「もうちょっとなんとかならないか?」というのが読後感です。前作の「うぐうぐ対談」でも、料亭における缶ビールに関しての事項以外は、興味のわく対談は皆無でした。しかも、やたらと発言の後に(笑)を付けるのは、誠に独りよがりな自己満足と芸の無さと言えますが、この作品もその傾向が変わりませんでした。
かろうじて読ませたのは、大村明彦さんという方とのラーメン談義だけでした。東海林さんと椎名さんは、どうも価値観が合っているようですが、それを言葉にすると単に「ウレシガリ」という体になってします様です。ある面で遠慮し合っているのでしょうか?
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やぶさか対談 単行本 – 2000/12/1
ノーベル賞からラーメン王まで、巨大な才能、ユニークな個性をこのふたりがもみほぐす!
各界の王から楽しく聞き出す帝王術
ケンカ王・田嶋陽子
実演販売王・川口隆史
文学王・大江健三郎
カリスマ・沢野ひとし
発明王・ドクター中松
ラーメン王・大村明彦
美白王・鈴木その子
さらには、すき焼きの食べ方、電車の切符の買い方、三角ベースの楽しみ方まで役に立つ情報満載!
各界の王から楽しく聞き出す帝王術
ケンカ王・田嶋陽子
実演販売王・川口隆史
文学王・大江健三郎
カリスマ・沢野ひとし
発明王・ドクター中松
ラーメン王・大村明彦
美白王・鈴木その子
さらには、すき焼きの食べ方、電車の切符の買い方、三角ベースの楽しみ方まで役に立つ情報満載!
- 本の長さ244ページ
- 言語日本語
- 出版社講談社
- 発売日2000/12/1
- ISBN-104062104768
- ISBN-13978-4062104760
商品の説明
内容(「MARC」データベースより)
東海林さだおと椎名誠が大江健三郎、ドクター中松、鈴木その子、田嶋陽子をはじめとする著名人を迎えて行った対談集。ノーベル賞からラーメン王まで、巨大な才能、ユニークな個性をこのふたりがもみほぐす!
登録情報
- 出版社 : 講談社 (2000/12/1)
- 発売日 : 2000/12/1
- 言語 : 日本語
- 単行本 : 244ページ
- ISBN-10 : 4062104768
- ISBN-13 : 978-4062104760
- Amazon 売れ筋ランキング: - 1,512,337位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- - 1,584位論文集・講演集・対談集
- - 21,182位近現代日本のエッセー・随筆
- - 130,738位ビジネス・経済 (本)
- カスタマーレビュー:
著者について
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1944(昭和19)年、東京生れ。東京写真大学中退。流通業界誌編集長を経て、作家、エッセイスト。「本の雑誌」編集長。『さらば国分寺書店のオババ』でデビューし、その後『アド・バード』(日本SF大賞)『武装島田倉庫』などのSF作品、『わしらは怪しい探検隊』シリーズなどの紀行エッセイ、『犬の系譜』(吉川英治文学新人賞)『哀愁の町に霧が降るのだ』『岳物語』『大きな約束』などの自伝的小説、『風のかなたのひみつ島』『全日本食えば食える図鑑』『海を見にいく』など旅と食の写真エッセイと著書多数。映画『白い馬』では、日本映画批評家大賞最優秀監督賞ほかを受賞している。
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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2023年8月14日に日本でレビュー済み
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東海林さだお氏のエッセイも面白いですが、椎名さんとの対談も面白い!
両者の個性も感じられるし今回はゲストも豪華。特に大江健三郎の回は大江氏のイヤなヤツっぷりが遺憾なく発揮されていてそのカレが義兄・伊丹十三氏を褒めつつ愚痴ってる所が最高でした。
(ただドクター中松の回はいらなかったような…でー☆)
今にしては故人が多いですが東海林氏&椎名氏には頑張って欲しいものです。
両者の個性も感じられるし今回はゲストも豪華。特に大江健三郎の回は大江氏のイヤなヤツっぷりが遺憾なく発揮されていてそのカレが義兄・伊丹十三氏を褒めつつ愚痴ってる所が最高でした。
(ただドクター中松の回はいらなかったような…でー☆)
今にしては故人が多いですが東海林氏&椎名氏には頑張って欲しいものです。
2003年4月12日に日本でレビュー済み
対談集は売れないという話を聞いたことがある。確かに聴覚でおもしろかったことが視覚に訴えておもしろいかどうかは読み切れない部分が多いだろうと思う。「万延元年のフットボール」で文体を変えたという大江健三郎や、客との距離の取り方を話す実演販売川口隆史の話をもっと読みたいなあ、と思うのだが、雑誌で掲載された時点で軽い読み物でよかったわけだし、難しいところだ。読後感は可もなく不可もなし。明日は内容を覚えてないかもしれない。気軽に読み飛ばすにはいいかも。