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昭和天皇(上) 単行本 – 2002/7/31
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- 本の長さ348ページ
- 言語日本語
- 出版社講談社
- 発売日2002/7/31
- ISBN-10406210590X
- ISBN-13978-4062105903
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商品の説明
商品説明
「本書の主な関心は、国家の元首および軍の最高指揮官としての彼の名で、その積極的な指揮のもとで行われた戦争の道義的、政治的、法的な説明責任を、天皇が公的に認めずに済んだ点にある」。著者は「ヒロヒト」執筆の動機をこう説明する。つまり東京裁判で免れた昭和天皇の「戦争責任」を改めて問い直そうというのである。そのためにビックスは1500余点にのぼる膨大な文献資料を集め、それを「証拠」として「独裁的天皇制の枠組みにおける単なる御輿であり、軍部の操り人形にすぎなかった」という従来の定説を否定している。
確かに、満州事変から大平洋戦争にいたるいわゆる「十五年戦争」の政策決定プロセスで、国際協調を配慮しながら軍部の拡大政策に引きずられていく天皇の苦悩を生々しく描き出してはいる。しかし、けっきょくは「日本が国外で行ったことに対して、どんな個人的責任も自覚せず、13年11カ月にわたって多くの人命を奪った侵略戦争の罪を1度として認めなかった」という天皇像を導き出している。その前提は「十五年戦争」をパリ不戦条約(ケロッグ・ブリアン条約)に違反した「侵略戦争」と断じた東京裁判判決と軌を一にしているようにみえる。
「満蒙は日本の生命線」といった松岡洋右や「戦争の原因は領土、資源の不公平な分配」とする近衛文磨の考えを、ビックスはいとも明快に「誇大妄想のナショナリズム」「誇張された利己的な国際情勢の解釈」と決めつけている。そして、戦争原因を「領土拡大と戦争への情熱にとらわれていった天皇」に求めるのだが、「列強は人種的な対立につき動かされており、日本がアジアにおける有力な国家として台頭することを望んでいない」という近衛の言葉(論文「世界の現状を改造せよ」)と、それを信じた天皇の国際情勢認識を被害妄想として片づけるほど、あの戦争は単純なものだったのだろうか。そんな疑問が残るのである。(伊藤延司)
出版社からのコメント
内容(「MARC」データベースより)
著者について
■岡部牧夫/川島高峰(おかべまきお/かわしまたかみね)
■吉田裕(よしだゆたか)
【ハーバート・ビックス】
1938年、米国マサチューセッツ州生まれ。ハーバード大学にて歴史学および東洋言語学の博士号取得。30年にわたり日本近現代史に関する著述活動の一方、日米の大学で日本史を講じてきた。2001年まで一橋大学大学院教授をつとめた後、現在はニューヨーク州立大学ビンガムトン校教授。
【岡部牧夫】
1941年、東京生まれ。成渓大学政治経済学部卒業。著述、翻訳業。著書に『満州国』(三省堂選書、1978)『出処進退について――昭和史省察』(みすず書房、1989)『地球環境をめぐる旅』(三一書房、1992)『十五年戦争史論――原因と結果と責任と』(青木書店、1999)『海を渡った日本人』(山川出版社、2002)などがある。
【川島高峰】
1936年、東京生まれ。明治大学大学院終了、政治学博士。現在明治大学講師。著書に『銃後――流言・投書の「太平洋戦争」』(読売新聞社、1997)『敗戦――占拠軍への50万通の手紙』(読売新聞社、1998)などがある。
【吉田裕】
1954年、埼玉県生まれ。一橋大学教授、専攻は日本近現代史。著書に『天皇の軍隊と南京事件』『現代歴史学と戦争責任』『日本人の戦争観』『昭和天皇の終戦史』などがある。
登録情報
- 出版社 : 講談社 (2002/7/31)
- 発売日 : 2002/7/31
- 言語 : 日本語
- 単行本 : 348ページ
- ISBN-10 : 406210590X
- ISBN-13 : 978-4062105903
- Amazon 売れ筋ランキング: - 636,493位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- カスタマーレビュー:
著者について
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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そして、何よりエッセンスを抽出するための「ふるい」が、あまりにも偏っているように感じました。はじめに結論ありきで、それを導き出すために有用な物証のみを(故意に)選んでいる。そんな気がします。そう考えると、(彼が故意に選んだ)事実を考察し、論文として再構築していく作業が細密であることは、まあ、当然といえます。
この本を資料として活用することは有効であると思います。しかし、この本をもって、この時代を理解しようとするのは、少々不十分(あるいは誤解を生む)であろうと思います。
翌年のピューリッツア賞ノンフィクション部門でも日本近代史研究に関する本が受賞したと知ったときには非常に期待したのですが、一読してその質のあまりの落差に驚きました。問題点ははっきりしており、(他の点の辛いレビュアーさんが指摘しているように)出展元の恣意的な選択とビックスの科学者とは言い難い推論方法にあります。一次資料を挙げて、「この資料においては・・・と記されてるが、実際には裕仁は・・・であったに違いない」という非論理的な記述が繰り返し登場するのには笑ってしまいました。
問題は米の読書界あるいはアカデミックがいまだに日本近代史研究における良書と悪書を区別するほどの知識を持っていないということなのでしょう。英語メディアの日本報道の低質さを見ても日米のギャップには暗然とさせられます。
日頃、天皇制に対して無関心な人も関心のある人も、昭和塊のひとつとして、この本を読んで大いに昭和とは何か、天皇制とは何か、一連の15年戦争とは何かを考えてもらうには必読の書である。
「真珠湾」関係の本も同様に外国人の視点で見ることが重要かもしれません。
「昭和天皇」は謎に包まれたままでいたので(20世紀にあれだけ情報が少なかった人も少ないはず)、色々な資料を積み重ねての文章は説得力がある。
人生のレールが敷かれている人物が、悩み・成長する姿が生き生きと伝わってくる。
長くて難しいけれども、読む価値は十分にあります。
それは天皇が人間だからという事実であり、誰もが知っているはずのことである。
天皇がほかの人間と違うのは、ただ国民のためを思い、国民がただ人間のためを思うという無私の存在であるからであり、だからこそ天皇の崩御は、テレビが通常放送をやめるほどの、国民がただ天皇のことを思う、無私の状態であり、ただただ天皇陛下のためである。
私が昭和天皇崩御のときに思ったのは、一つの時代の終わりであり、今崩御に関して思うのは過去という時間の事実と陛下の戦前、戦中、戦後の無私の存在としての大きさである。