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テレビ大捜査線 単行本 – 2001/7/1
- 本の長さ222ページ
- 言語日本語
- 出版社講談社
- 発売日2001/7/1
- ISBN-104062107635
- ISBN-13978-4062107631
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商品の説明
商品説明
テレビドラマから映画化されて大ヒットとなった『踊る大捜査線THE MOVIE』のこの名台詞を書いたのが、この本の著者である。『踊る大捜査線』を代表作として、『ずっとあなたが好きだった』、『コーチ』、最近では『ラブ コンプレックス』などの人気連続ドラマを数多く手がけてきた脚本家だ。著者は本書の中で、自分のこれまでの歩みをなぞりながら、経験に基づくテレビ論・ドラマ論を展開していく。
実際彼が書くドラマは、3か月ごとに量産される日本の連続ドラマ界にあって、間違いなく異彩を放っている。わかりやすいキャラ設定なのに話は意外とお約束通りに進まなかったり、地味なドラマだと思っていたら突然ケレン味いっぱいの展開をしはじめたり。そういった一見相反する要素が彼の脚本の中では決して矛盾せずに存在し得ている。放送作家時代に鍛えられた「視聴者の期待するものを見せる」あざとさと、本書の中でも何度か語られる自己批判精神・実験精神がバランスよくミックスされたが故の産物なのだろう。
作品によってはその配合に若干失敗することもあったようだが、それでも常に反省と前進を忘れまいとするストイックな職人ぶりに、こういう人が第一人者として認められているのであれば、なんだかんだ言われがちな日本のテレビ界も全然捨てたものじゃないぞ、と心を強くする1冊である。(安川正吾)
著者からのコメント
この本は、私が仕事をしているテレビの世界について書いたものです。
放送作家としてバラエティ番組を作り、脚本家としてドラマを書きながら、テレビとつき合って、もう二十年近くになります。作った作品は、いったい何本になるでしょう。
前半は、私が脚本を書いた「踊る大捜査線」の二年間にわたる仕事の、まだ誰にも語っていない裏のエピソードを紹介しています。あのドラマは、もうひとつ、作り手の中にもドラマがあったんです。
そして、他の私の作った番組、「チーム」「ずっとあなたが好きだった」「コーチ」「ナニワ金融道」「ラブ コンプレックス」などについても、どうやって作品が生まれて、作られていったのかを、数々のエピソードを交えて綴っています。テレビの向こう側で、日夜奮闘しているテレビマンたちがいることを感じてくれれば幸いです。
それともうひとつ。みなさんが、好きであろうが嫌いであろうが、つき合っていることだけは間違いないテレビというメディアについて、送り手の一人として、日頃ぼんやり考えていたことをまとめてみました。
とにかく、この本と楽しく接してもらうことを第一に思って、書きました。テレビのように。
ちょっとスイッチを入れてテレビを眺めるように、読んでみてください。
出版社からのコメント
君塚ドラマは本でもスゴイ!熱烈なファンを持つ人気脚本家、初の書き下ろしです。
皆が意外に思うのは、君塚さんの出発点が、「欽ちゃん」のバラエティ番組のコントだということです。映画が好きで脚本家をめざしたのに、日大芸術学部の教授に紹介されたのはコメディアンの萩本欽一。しかも、弟子入りしたのに三年ものあいだ、コント一本書かせてもらえない。やっとの思いで書いたコント原稿は、ことごとくボツにされる。
――サラリーマンの主人公と奥さんが茶の間で事件を巻き起こすコメディ番組、トップシーンは当然、「ただいま!」と会社から帰ってくる主人公。萩本欽一は台本の一行目、「ただいま」というセリフを見ただけで、あとは読まずにごみ箱に捨てた。
「おまえは何も考えてない。世の中のサラリーマンはそりゃあ毎日、ただいまと帰ってくる。ただ、一年に一回くらいは、『大変だ、部長になったよ!』とか『ただいま』の前に口から出てしまうほどの事件があるだろ。その日を見せるんだ。それがドラマだ。コントだって、いいドラマだと思って書け!」――
萩本欽一がもうひとつ教えたのは、テレビはまだ草創期のメディアだということ。だから実験しなくちゃもったいない、「つねに冒険せよ、つねに実験せよ」。そう君塚さんに口癖のように言ったそうです。
人は何に感動するのか。愛と友情と勇気を見せればいいのか。ドラマ作りの手法をもっと変えなくていいのか。こんな自問を繰り返しながら、つねにドラマに新しさを追求し、「誰にも真似できないタッチ」と言われる独特の君塚ドラマを生み出していきました。
放送作家やライター志望者はもちろん、「ものづくり」の現場で突破口を開きたい一般ビジネスマンも、絶対に励まされる内容です。表紙の装画は、あの漫画家の松本大洋さん。
内容(「MARC」データベースより)
著者について
脚本家。1958年4月21日、東京都港区生まれ。A型。日本大学芸術学部卒業後、萩本欽一に師事してバラエティ番組などに携わる。その後、単発ドラマの脚本を手掛けるようになり、「心はロンリー、気持ちは「……」」「世にも奇妙な物語」「季節はずれの海岸物語」などのシリーズで頭角を現した。1992年には初めての連続ドラマ『ずっとあなたが好きだった』を執筆、冬彦さんブームを巻き起こした。1997年に放送された連続ドラマ『踊る大捜査線』は映画化され、日本映画史上に残る大ヒットを記録した。
登録情報
- 出版社 : 講談社 (2001/7/1)
- 発売日 : 2001/7/1
- 言語 : 日本語
- 単行本 : 222ページ
- ISBN-10 : 4062107635
- ISBN-13 : 978-4062107631
- Amazon 売れ筋ランキング: - 1,138,205位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- カスタマーレビュー:
著者について
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上位レビュー、対象国: 日本
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「ずっとあなたが好きだった」「コーチ」「ラブジェネレーション」など
多くのヒット作を手掛けてきたことをこの一冊で知りました。
普段何気なく視ているドラマはどうやって作られるのか、視聴率が稼げる
ドラマの作り方の話など読んでいて目から鱗が落ちるおもいでした。
そして師匠である萩本欽一氏の「テレビはたかだか50年。まだやり尽くしていない」
と言うマインドは「最近のテレビマンネリじゃない?」と思われている現代に
与える大きな一石ではないかとも思っています。
ドラマ好き、テレビ好き、そしてテレビ業界を受ける学生がいるのであれば
是非一読して欲しい一冊です。