神戸から東京へ来て、頑張っておられたのだなと思います。
いい方ですが、気に入った人のいう事=真実、好感をもった人がけなす人=悪者と
思ってしまうところがあったなと思い出すことがあります。
「でっちあげ」を読んで、そう感じた自分は正しかったのかもと嬉しくなりました。
則定スキャンダルをくれたのは、あのあたりかなと今にして思い出しますが、
編集部では「郵政省のヤツが辞めて『腹がたつことが沢山あって、
何でも話す』と言っている」と果敢に取材を重ねていらしたようでした。
情報守秘、回数を重ねた取材でそれなりに経費もかかり、
「元・郵政省の人か、ずいぶんピリピリして、気をつかっているね」と感じ、
後日、情報源の方に会う機会を得た時に「郵政省とおっしゃっていた」と
知らせたら「郵政省ですか」と笑っておられました。
たぶん、則定スキャンダルの情報をたくさん集めて、王手、と思って
調子に乗っていたんでしょうけれど、VS和久峻三裁判について、
「神林さんも可哀そうやな、こんなくっだらない裁判のために、
編集の仕事から切り離されて」と吐き捨てるように言っていましたが、
(おや、あの裁判、くだらなくはないけど。不審な点もいくつもあるんだけど。
川端と神林、グルになって、自分たちが都合がいいように歪曲してるフシも
あるんだけど。岡留さんに二人で神妙に謝ってたけど、全ては言ってないようだけど)と
思っていました。情報提供して下さった和久氏の元スタッフさんは、裁判で呼ばれるたびに、
わざわざ上京して法廷で顔出しで証言、それも何年にもわたって、と誠意を見せていらしたのに、
川端・神林の被害者づらを西岡氏が鵜呑みにして、「元秘書さん、いまは一般人なので、
裁判になって腰がひけて、和久氏の情報をださなくなった」と思い込んでいたようで、
裁判のあとのねぎらいの宴席で、何か失礼をするのでは、とちょっと危惧したり、
楽しみにも思っていました。たぶん、何かあったのだろうなと考えておりますが。
おかげで、情報提供者に感謝や、顔バレさせてしまったという謝罪の気持ちが薄く、
川端、神林がやたらとけなす、マイナス情報だけ編集部の飲み会で話すなど、
腑に落ちなかったことが、2001年ごろに全てわかりました。
もしも裁判の後の、ねぎらいの席でお酒の勢いで「神林さんが一日も早く編集の仕事に戻れるように、
いいネタを出さんかい」とかおっしゃっていた事があったのだとしたら、西岡さんに、大感謝です。
和久峻三がらみで、なんかいつもと違うなと記憶にひっかかっていた、元デスク・神林広恵さんの
したことがおそらく、ほぼ全部つながりましたので。
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スキャンダルを追え噂の眞相トップ屋稼業 単行本 – 2001/11/1
西岡 研介
(著)
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仰天スクープはこうして誕生した!
東京高検検事長のクビを取り、首相を窮地に追い込んだ、 若き「ゲリラ記者」の東奔西走奮闘記!
1999年4月9日付朝日新聞朝刊は、一面トップでこう報じていた。
「東京高検 則定検事長に【『女性問題』最高検、異例の調査へ 進退問題に発展も」
記事を読み終えると、すぐさま私はA子さんの携帯に電話。早朝の電話に困惑する彼女に、動揺を抑え、こう言った。
「今からすぐに荷物をまとめてください。今後少なくとも1週間はホテルで生活してもらうことになると思います。1時間後に迎えに行きます。理由は後で説明します……」
法務・検察当局や国会、そしてマスコミを巻き込み、その後1ヵ月にわたって世間を騒がせ、そして私のその後の人生のも少なからぬ影響をもたらした「則定スキャンダル」騒動の幕開けだった。――「プロローグ 未明の電話」より
東京高検検事長のクビを取り、首相を窮地に追い込んだ、 若き「ゲリラ記者」の東奔西走奮闘記!
1999年4月9日付朝日新聞朝刊は、一面トップでこう報じていた。
「東京高検 則定検事長に【『女性問題』最高検、異例の調査へ 進退問題に発展も」
記事を読み終えると、すぐさま私はA子さんの携帯に電話。早朝の電話に困惑する彼女に、動揺を抑え、こう言った。
「今からすぐに荷物をまとめてください。今後少なくとも1週間はホテルで生活してもらうことになると思います。1時間後に迎えに行きます。理由は後で説明します……」
法務・検察当局や国会、そしてマスコミを巻き込み、その後1ヵ月にわたって世間を騒がせ、そして私のその後の人生のも少なからぬ影響をもたらした「則定スキャンダル」騒動の幕開けだった。――「プロローグ 未明の電話」より
- 本の長さ254ページ
- 言語日本語
- 出版社講談社
- 発売日2001/11/1
- ISBN-104062108615
- ISBN-13978-4062108614
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商品の説明
内容(「MARC」データベースより)
『噂の真相』エース記者の豪快スクープ人生。弱冠33歳の記者の記事がきっかけで一国の首相のクビが飛び、検察ナンバー2が辞表を書いた…。新聞記者の職を辞し、『噂真』に飛び込んだ著者のスクープテクの全て。
著者について
■西岡研介(にしおかけんすけ)
1967年大阪府生まれ。’90年、同志社大学法学部卒業。’91年、神戸新聞社入社。’98年1月まで社会部に勤務し、阪神・淡路大震災、神戸連続児童殺傷事件などを取材する。
’98年3月より2001年7月まで、「噂の眞相」に在籍し、「則定衛東京高検検事長の女性スキャンダル」「森喜朗首相の買春検挙歴報道」など数々のスクープをものす。’01年10月より、週刊誌記者として活躍中。
1967年大阪府生まれ。’90年、同志社大学法学部卒業。’91年、神戸新聞社入社。’98年1月まで社会部に勤務し、阪神・淡路大震災、神戸連続児童殺傷事件などを取材する。
’98年3月より2001年7月まで、「噂の眞相」に在籍し、「則定衛東京高検検事長の女性スキャンダル」「森喜朗首相の買春検挙歴報道」など数々のスクープをものす。’01年10月より、週刊誌記者として活躍中。
登録情報
- 出版社 : 講談社 (2001/11/1)
- 発売日 : 2001/11/1
- 言語 : 日本語
- 単行本 : 254ページ
- ISBN-10 : 4062108615
- ISBN-13 : 978-4062108614
- Amazon 売れ筋ランキング: - 1,020,968位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- - 1,198位ジャーナリズム (本)
- カスタマーレビュー:
著者について
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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2004年7月10日に日本でレビュー済み
西岡さんは、週刊文春に引き抜かれた敏腕記者。神戸新聞社時代もスクープ記者として、知られていた。特に「則定衛東京高検検事長」辞任に至ったスクープは見事。この記事以降『噂の眞相』は、大手新聞記者も見過ごすことができなくなった。各マスコミの重要な情報源となったとされている。マスコミ記者だけでなく企業の危機管理担当者にも読んでほしい一冊だ。
2004年4月20日に日本でレビュー済み
この本は現在、週刊誌編集部に身をおく敏腕記者が、過去の取材体験を臨場感たっぷりに描いたものです。阪神・淡路大震災や神戸連続児童殺傷事件などを取材した神戸新聞社時代と、「則定衛東京高検検事長の女性スキャンダル」「森善朗首相の売春検挙歴」などをすっぱ抜いた『噂の眞相』編集部時代が綴られています。
この本の面白さは『噂の眞相』の裏側を知ることができることだと思いますが、確かに私は神戸新聞社時代に経験した震災報道について書かれている部分が印象に残っています。筆者は人々が起こす様々な犯罪、特に殺人事件こそが「究極の人間ドラマ」だと信じ、取材活動を続けていましたが、震災によって「報道とは何か」「新聞記者とは何か」という問いを突きつけられ、揺さぶられます。その後、神戸連続児童殺傷事件で「権力側から情報を取る」ことに限界を感じ、転職に至るわけですが、筆者にとってそれが自然な流れだったのかもしれません。私はこの本を、迷いながら、闘いながらやってきた一人の記者の半生として読みました。
『噂の眞相』は2004年4月号をもって、惜しまれながら休刊となりました。すねに傷をもつ有名人は、ホッと胸をなでおろしていることでしょうね。
この本の面白さは『噂の眞相』の裏側を知ることができることだと思いますが、確かに私は神戸新聞社時代に経験した震災報道について書かれている部分が印象に残っています。筆者は人々が起こす様々な犯罪、特に殺人事件こそが「究極の人間ドラマ」だと信じ、取材活動を続けていましたが、震災によって「報道とは何か」「新聞記者とは何か」という問いを突きつけられ、揺さぶられます。その後、神戸連続児童殺傷事件で「権力側から情報を取る」ことに限界を感じ、転職に至るわけですが、筆者にとってそれが自然な流れだったのかもしれません。私はこの本を、迷いながら、闘いながらやってきた一人の記者の半生として読みました。
『噂の眞相』は2004年4月号をもって、惜しまれながら休刊となりました。すねに傷をもつ有名人は、ホッと胸をなでおろしていることでしょうね。
2009年12月25日に日本でレビュー済み
東京高検則定検事長の女性スキャンダルや森喜朗元首相の買春逮捕歴疑惑が世間を賑わせた時に、詳細が知りたくて「噂の真相」を愛読していたので、その舞台裏を垣間見ることができて興味深く読むことができました。関わらずに生きるわけにもいかず、「まぁ、そんなものだろう」と達観を装ってばかりいても、結局は相手の思う壺。というわけで、やっぱり権力に本能的に抗う、こういうジャーナリストは本当に尊いなと改めて思いました。
2001年12月18日に日本でレビュー済み
本書は「噂の真相」でトップ屋として活躍した著者が書いたもの。東京高検則定検事長の女性問題スキャンダルや森元首相の買春疑惑など、取材の奮戦記は勿論のこと、いかにしてスクープをモノにしたか、その取材の裏にはどんな背景があったのかを詳しく自らの手記で書いています。神戸新聞社から「噂の真相」へ移った経緯や、数々の事件取材を通して取材する側の苦労や努力が伝わってきます。著者と同年代なだけに、興味を持って読みましたが、ネタ探しから取材まで雑誌が出来あがるまでの行程など、トップ屋稼業なついて非常に興味深い内容でした。
2002年8月23日に日本でレビュー済み
噂の真相。人によってはその名を聞けば眉を顰める類の雑誌である。神戸新聞を辞め、噂の真相で数年間記者として「活躍」した著者の、これは歴戦の記録である。検察幹部の女性問題スキャンダル、現役宰相の女性問題・・・、大新聞が後追いしたスクープに著者は関わってきた。モノにしてきた。どうしてそのようなネタに、東京に出て間もない人間が行き当たることができたのか?スキャンダルが露呈した後の火事場始末の一部始終、などなど、興味深い。
噂真読者ならばおそらく知りたいであろうこと、各ページ隅の「一行情報」はどうやって仕込まれるのか?についての疑問もきちんと答えている。
ジャーナリズムのあり方に何某かの感慨を抱いている読者はむろん、何気ない暇つぶしとしても十分に楽しめる。
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