もっともーっと先まで、続けば良いのに、と読み終わるのが勿体無く感じました
島村洋子さんの数々の本の中でも一番好きです
面白いから沢山の人にお勧めしたいです
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家族善哉 単行本 – 2002/5/1
島村 洋子
(著)
オカン、たよりにしてまっせ。
めげない家族の愛と侠気を描いた長編小説。
大阪の母と娘が、なんと高校の同級生に――。
高校2年で中退して娘を産んだ母親が、一念発起で娘と同じ高校に再入学。情愛を書かせたら大阪一の著者が初めて描いた、大阪らしいヘンな家族の笑いと涙の物語。
自分より大事な生き物がおる、という感情を美佐緒や新哉はいつ知るんやろう。
二人とも好きな異性がおるみたいやけど、そんなものとは比べものになれへんような感情を。
(石井咲子・34歳・主婦・高校2年生)
あかんやろな。なんぼ松田聖子が好きやったからっていって、SAYAKAのこと好きになる男なんかおれへんもんな。
(石井美佐緒・17歳・高校2年生)
俺はストーカーなんかとちゃう。ただ好きな女の子が住んでる家の壁だけでも見たかったんじゃい。
(石井新哉・16歳・高校1年生)
悪いこと言うたり、悪いほうに考えるのはようない。ええことばっかり考えよう。暴走族はコトダマっちゅうやつを大事にするねん。
(石井紘太郎・37歳・トラック運転手)
めげない家族の愛と侠気を描いた長編小説。
大阪の母と娘が、なんと高校の同級生に――。
高校2年で中退して娘を産んだ母親が、一念発起で娘と同じ高校に再入学。情愛を書かせたら大阪一の著者が初めて描いた、大阪らしいヘンな家族の笑いと涙の物語。
自分より大事な生き物がおる、という感情を美佐緒や新哉はいつ知るんやろう。
二人とも好きな異性がおるみたいやけど、そんなものとは比べものになれへんような感情を。
(石井咲子・34歳・主婦・高校2年生)
あかんやろな。なんぼ松田聖子が好きやったからっていって、SAYAKAのこと好きになる男なんかおれへんもんな。
(石井美佐緒・17歳・高校2年生)
俺はストーカーなんかとちゃう。ただ好きな女の子が住んでる家の壁だけでも見たかったんじゃい。
(石井新哉・16歳・高校1年生)
悪いこと言うたり、悪いほうに考えるのはようない。ええことばっかり考えよう。暴走族はコトダマっちゅうやつを大事にするねん。
(石井紘太郎・37歳・トラック運転手)
- 本の長さ333ページ
- 言語日本語
- 出版社講談社
- 発売日2002/5/1
- ISBN-104062111934
- ISBN-13978-4062111935
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商品の説明
内容(「MARC」データベースより)
母が試験勉強をしている、ということは美佐緒も試験だということである。何しろ、2人は同級生なのだから―。オカン、たよりにしてまっせ。めげない家族の愛と侠気を描いた長編小説。
著者について
■島村洋子(しまむらようこ)
1964年大阪府生まれ。帝塚山学院短期大学卒業。證券会社勤務を経て、1985年コバルト・ノベル大賞を受賞して作家デビュー。小説に『色ざんげ』『てなもんやシェイクスピア』、エッセイに『せずには帰れない』『恋愛のすべて。』『メロメロ』などがある。
1964年大阪府生まれ。帝塚山学院短期大学卒業。證券会社勤務を経て、1985年コバルト・ノベル大賞を受賞して作家デビュー。小説に『色ざんげ』『てなもんやシェイクスピア』、エッセイに『せずには帰れない』『恋愛のすべて。』『メロメロ』などがある。
登録情報
- 出版社 : 講談社 (2002/5/1)
- 発売日 : 2002/5/1
- 言語 : 日本語
- 単行本 : 333ページ
- ISBN-10 : 4062111934
- ISBN-13 : 978-4062111935
- Amazon 売れ筋ランキング: - 2,238,955位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- - 52,362位日本文学
- カスタマーレビュー:
著者について
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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2007年4月21日に日本でレビュー済み
めちゃくちゃおもろかった!!
・・・と、東京育ちの私ですが、この本の影響あってか、大阪弁を使いたくなってしまいます。
家族構成がマンガの「あたしンち」と全く同じ、父、母、姉、弟ですね。
似たようなお話なのかと思いきや、お母さん(石井咲子・34歳)の泥強い・・・、砂強い・・、砂利強い・・・いえいえ、意思(石)の強さが全面に出ていて、生きる姿勢や家族への思いに心揺さぶられます。
トラック運転手の父、中退した高校に改めて入り娘とクラスメートになる母、母と姉と同じ高校に通う弟・・・
ありえない、ものすごい設定で、読んでいてぷっと吹き出してしまうくらい面白い本です。
「あの人、関東の人なん?えらいなまってはったでねぇ」
なまっているのはおまえのほうじゃい・・・
という件がありましたが、大阪の人ってこんなふうなんですかね・・・?
最後の「家族写真」のあたりから、急にまとめに入ってしまったようで残念でした。
続編も是非、読んでみなあかんな・・・と思いました。
・・・と、東京育ちの私ですが、この本の影響あってか、大阪弁を使いたくなってしまいます。
家族構成がマンガの「あたしンち」と全く同じ、父、母、姉、弟ですね。
似たようなお話なのかと思いきや、お母さん(石井咲子・34歳)の泥強い・・・、砂強い・・、砂利強い・・・いえいえ、意思(石)の強さが全面に出ていて、生きる姿勢や家族への思いに心揺さぶられます。
トラック運転手の父、中退した高校に改めて入り娘とクラスメートになる母、母と姉と同じ高校に通う弟・・・
ありえない、ものすごい設定で、読んでいてぷっと吹き出してしまうくらい面白い本です。
「あの人、関東の人なん?えらいなまってはったでねぇ」
なまっているのはおまえのほうじゃい・・・
という件がありましたが、大阪の人ってこんなふうなんですかね・・・?
最後の「家族写真」のあたりから、急にまとめに入ってしまったようで残念でした。
続編も是非、読んでみなあかんな・・・と思いました。
2005年1月31日に日本でレビュー済み
高校生で妊娠をして学業を断念した母親が、もう一度学業に復帰する決心をし、高校生になるのですが、なんと娘と同じクラスに!
一つ下の学年には息子もいる!
という、絶対ありえないようなシチュエーションがおもしろい。
娘より勉強もできてクラスの人気者の母。
ひそかに憧れているクラスメートもどうやら母が好きらしい・・・この娘の心情はたまんないですよね~。
子供たちと同じ「高校生」になることで、母親は高校生にならなければ気づかなかったであろう子供たちの一面が見えてきます。
そして、子供たちも同様に母の新しい顔もみつけていく・・・。
大阪の言葉で書いてあるせいか、テンポよく読めました。
ユーモアに溢れていてとても楽しい作品です。
テレビドラマ化したらよさそうな気がします。
一つ下の学年には息子もいる!
という、絶対ありえないようなシチュエーションがおもしろい。
娘より勉強もできてクラスの人気者の母。
ひそかに憧れているクラスメートもどうやら母が好きらしい・・・この娘の心情はたまんないですよね~。
子供たちと同じ「高校生」になることで、母親は高校生にならなければ気づかなかったであろう子供たちの一面が見えてきます。
そして、子供たちも同様に母の新しい顔もみつけていく・・・。
大阪の言葉で書いてあるせいか、テンポよく読めました。
ユーモアに溢れていてとても楽しい作品です。
テレビドラマ化したらよさそうな気がします。
2004年8月3日に日本でレビュー済み
再び高校生活を送るオカン咲子さんもさることながら
咲子さんの旦那も正義感と熱血でいい味でてるし
咲子さんの母静代さんも金髪でパンチパーマと
登場人物のキャラクターに痛快な会話
笑って笑顔になれる本
咲子さんの旦那も正義感と熱血でいい味でてるし
咲子さんの母静代さんも金髪でパンチパーマと
登場人物のキャラクターに痛快な会話
笑って笑顔になれる本
2004年1月21日に日本でレビュー済み
母と娘が同じクラスというのが不思議な感じでした
優秀な母と同じクラス…絶対いやです!!
でもその中で娘は母の色々な一面を知っていく…
母と娘の葛藤が笑いあり涙ありで描かれています
また、弟も姉も同じような経験をして意外な所でつながっている!
さすが姉弟!
二人の腫れものに触らないという態度もにもつい笑ってしまいました
この本の表紙の意味は最後に分かります!
それはこの本のオチでもあるような気がする(笑)
優秀な母と同じクラス…絶対いやです!!
でもその中で娘は母の色々な一面を知っていく…
母と娘の葛藤が笑いあり涙ありで描かれています
また、弟も姉も同じような経験をして意外な所でつながっている!
さすが姉弟!
二人の腫れものに触らないという態度もにもつい笑ってしまいました
この本の表紙の意味は最後に分かります!
それはこの本のオチでもあるような気がする(笑)
2005年6月28日に日本でレビュー済み
すごくおもしろい本だった。
島村さんはおーさか人なので、大阪弁の表現がとても上手い。関西人であっても文章は標準語で書く人が多いし、なかなかここまで自然できれいな大阪弁を書ける人は珍しいのではないかな。
また、肝心の感動ストーリーをさらっと流して、なんともちっちゃいところをズームアップして書いているのに、大きな流れから外れていないのがすごいところだ。ちっちゃく笑いながら、知らない間に感動させられている。
ただ「ザ・ピルグリム」とこの本を読んで思うのは、同じようなタイプの出演者が多いこと。これはシリーズ物か?と一瞬思ってしまう。
島村さんはおーさか人なので、大阪弁の表現がとても上手い。関西人であっても文章は標準語で書く人が多いし、なかなかここまで自然できれいな大阪弁を書ける人は珍しいのではないかな。
また、肝心の感動ストーリーをさらっと流して、なんともちっちゃいところをズームアップして書いているのに、大きな流れから外れていないのがすごいところだ。ちっちゃく笑いながら、知らない間に感動させられている。
ただ「ザ・ピルグリム」とこの本を読んで思うのは、同じようなタイプの出演者が多いこと。これはシリーズ物か?と一瞬思ってしまう。
2004年3月29日に日本でレビュー済み
生き生きとした大阪弁が、ぐいぐい引っ張ってくれます。(ただ、作品のテーマには関係ないけれど、大阪弁のイントネーションや早口でしゃべくる感じが掴めないと、ちょっと読者として損かも)石井家の面々はどこにでもいる家族だけど、普通でないのは、母咲子と娘美佐緒が同級生で同じクラスの高校2年生、息子新哉は同じ高校の1年生。美佐緒と新哉、各の恋があり、咲子の母が倒れたり、夫紘太郎のヘンな浮気?がばらされ、咲子の友人親子が離婚しかけで飛び込んできたり、トントントンと、調子よく話が進んでいくのが気持ちいい。大阪のオカンは、酸いも甘いも噛み分けた、小気味のいいお母ちゃんだ。最後の大団円は、喜劇のようなオチだけど、ほろっときます。気楽に“家族愛”を満喫できる本です。