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涙堂: 琴女癸酉日記 単行本 – 2002/3/1
宇江佐 真理
(著)
日本橋通油町(とおりあぶらちょう)
この町と人々を慈しみ、元同心の妻・琴が綴る笑いと涙と優しさに溢れた日々。
江戸市井小説の名手が描く連作短編集。
「白蛇騒動」
弥生25日。4代目鶴屋南北の「於染久松色読販(おそめひさまつうきなのよみうり)」、大層な評判なり。
「近星」
皐月19日。願人坊主になる物乞い、うたって踊るのが大層流行する。
「魑魅魍魎」
葉月10日。何としたことか米価下落する一方。
「笑い般若」
長月20日。今度はきたな細工の料理が流行す。
「土中の鯉」
霜月晦日。新和泉町、境町、葺屋町が全焼す。火はさらに新乗物町にも及ぶ
「涙堂」
師走大晦日。妾の涙堂、中ぐらい。琴。
この町と人々を慈しみ、元同心の妻・琴が綴る笑いと涙と優しさに溢れた日々。
江戸市井小説の名手が描く連作短編集。
「白蛇騒動」
弥生25日。4代目鶴屋南北の「於染久松色読販(おそめひさまつうきなのよみうり)」、大層な評判なり。
「近星」
皐月19日。願人坊主になる物乞い、うたって踊るのが大層流行する。
「魑魅魍魎」
葉月10日。何としたことか米価下落する一方。
「笑い般若」
長月20日。今度はきたな細工の料理が流行す。
「土中の鯉」
霜月晦日。新和泉町、境町、葺屋町が全焼す。火はさらに新乗物町にも及ぶ
「涙堂」
師走大晦日。妾の涙堂、中ぐらい。琴。
- 本の長さ237ページ
- 言語日本語
- 出版社講談社
- 発売日2002/3/1
- ISBN-104062111942
- ISBN-13978-4062111942
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商品の説明
内容(「MARC」データベースより)
通油町で琴女が過ごしたほのぼのとした毎日。夫の不審死の真相を息子達とともに追いつつ、通油町での日々を綴る琴女のやさしい眼差し。江戸市井を描く連作時代小説。『小説現代』掲載。
登録情報
- 出版社 : 講談社 (2002/3/1)
- 発売日 : 2002/3/1
- 言語 : 日本語
- 単行本 : 237ページ
- ISBN-10 : 4062111942
- ISBN-13 : 978-4062111942
- Amazon 売れ筋ランキング: - 270,112位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- - 75,982位文学・評論 (本)
- カスタマーレビュー:
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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2023年12月10日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
最近、中古本専門に購入しているが、時には字がすごく小さく読みにくい物があるのが残念です。
2016年4月20日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
本が手元に来てから気がついたんだけど、以前にも読んだことありました。というわけで二度目だけど、十分楽しめました。役人の妻だった琴が可愛い末っ子のために長屋暮らしを始めます。幼なじみや初恋の人、5人の子供たちやその連れ合い、私の身近にいそうな登場人物がシングルマザーの子連れ再婚騒動だったり、犬も食わぬ夫婦喧嘩だったり、現代でもありそうな出来事を繰り広げていきます。江戸時代の話なんだけどね。全部ばらさないほうがいいと思うんだけど、最後の伊十の死のくだりは琴さんの気持ちが我が事のようによくわかり、切なくなりました。読後感爽やか。私も日記つけようかな・・
2016年12月26日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
2時間ドラマにも、夫の死をおかしいと思い、自ら調べていく妻がいるが、これも同じようなストーリー
しかし、今と違って江戸時代ともなれば、真実を知ったところでどうにもならない。
今ならマスコミを使って、訴えることもできるが。
女のネチネチした部分が前面に出て、主人公がイマイチ好きになれなかった。
しかし、今と違って江戸時代ともなれば、真実を知ったところでどうにもならない。
今ならマスコミを使って、訴えることもできるが。
女のネチネチした部分が前面に出て、主人公がイマイチ好きになれなかった。
2016年2月4日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
登場人物がみな個性的で、味があって、何度読んでも面白いです。
2015年4月23日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
好きな作家さんの作品で探してました。安価なのにきれいな商品。
2007年1月5日に日本でレビュー済み
主人公一家が、武家の世界と町家の生活を垣根なく生きる様子が描かれており、肩肘張らずに読める。
気になったのは、主人公がちょっとヒステリックで解釈が自分勝手では?と思えるような心理描写が当たり前のように書かれている点。
作品そのものの良し悪しに関わることではないと思うが、あえて粗を探せば、ということで…。
そうした心理描写や体調の変化など、男性作家には描けない女性像が散りばめられた作品ともいえる。
気になったのは、主人公がちょっとヒステリックで解釈が自分勝手では?と思えるような心理描写が当たり前のように書かれている点。
作品そのものの良し悪しに関わることではないと思うが、あえて粗を探せば、ということで…。
そうした心理描写や体調の変化など、男性作家には描けない女性像が散りばめられた作品ともいえる。
2003年5月29日に日本でレビュー済み
宇江佐さんの小説の感想を書くのは本当にむずかしい。彼女の描く情感溢れる小説は、感想を読んでもらうよりはまず作品を読んで貰いたい。
この作品は宇江佐さんの作品の中ではほのぼのとしたテイストの作品となっている。
琴が少し平凡(?)なキャラの為に物足りなさも前半感じた感は否めない。
しかしながら、最終章の「涙堂」はやはりせつなくていい余韻を残す終わり方となっている。
元夫の死の真相を探っていく捕物帖的要素と、琴の周りの人々の日々の生活を描く市井小説的な要素が混じった作品であるが、少し前者の要素が弱いような気がした。
個人的には、伊十の最初の登場の仕方からして、ラストは全然想像すら出来ませんでした。琴が伊十を看取るシーンは最もこの物語で印象的です。
あ!と賀太郎の恋模様も、琴の親心もふまえて上手く描き出してる。
はじめは子供の中で出来の悪いように描かれてる賀太郎が、恋をして成長して行く姿が微笑ましく感じられます。
女性が読まれたらきっと“女性としての愛らしさ溢れる”主人公の琴の行き方に共感できるんじゃないかなあと強く思いました。読後感のいい作品です。
この作品は宇江佐さんの作品の中ではほのぼのとしたテイストの作品となっている。
琴が少し平凡(?)なキャラの為に物足りなさも前半感じた感は否めない。
しかしながら、最終章の「涙堂」はやはりせつなくていい余韻を残す終わり方となっている。
元夫の死の真相を探っていく捕物帖的要素と、琴の周りの人々の日々の生活を描く市井小説的な要素が混じった作品であるが、少し前者の要素が弱いような気がした。
個人的には、伊十の最初の登場の仕方からして、ラストは全然想像すら出来ませんでした。琴が伊十を看取るシーンは最もこの物語で印象的です。
あ!と賀太郎の恋模様も、琴の親心もふまえて上手く描き出してる。
はじめは子供の中で出来の悪いように描かれてる賀太郎が、恋をして成長して行く姿が微笑ましく感じられます。
女性が読まれたらきっと“女性としての愛らしさ溢れる”主人公の琴の行き方に共感できるんじゃないかなあと強く思いました。読後感のいい作品です。