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歴史認識と小説: 大江健三郎論 単行本 – 2002/7/1

5.0 5つ星のうち5.0 3個の評価

産まれたばかりの大江小説の読者のために

大江小説は“歴史”をどう認識しているのか?
そもそも“歴史”を認識するとはどのようなことなのか?
いま最も注目される文芸評論家の傑作評論。

「天皇制を再編成しようとする人々の言葉が、歴史的事実に対する思考と判断を停止させ、真実を歪める方向で、意図的に組織されていった20世紀最後の年に、私自身は、明治以後のこの国の歴史を、世界的な帝国主義と植民地主義の力関係の中で認識しなおす作業をしていた。(略)
同じ1つの歴史上の出来事を、一国中心主義、とりわけ自国中心主義的に認識するのか、それとも複数の矛盾、敵対する力関係の中で認識するのかによって、その見え方や意味が決定的に変わることに、私はこの作業の中で否応なく気づかされることになったのである。(略)
その意味で、この作業を終えた直後から、「歴史認識と小説」という題名で、大江健三郎の小説とエッセイを読みなおし、私自身のこの国の近代から現在にいたる歴史認識を批判的に検証しなおすことが、必然となったのである」――(「あとがき」より)
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商品の説明

内容(「MARC」データベースより)

その作品と作家像の誕生を読みとく傑作評論。「取り替え子」に始まり「万延元年のフットボール」「同時代ゲーム」「懐かしい年への手紙」を中心に大江健三郎という作家の歴史認識の仕方に光をあてる野心的評論。

著者について

■小森陽一(こもりよういち)
1953年東京生。北海道大学卒。東京大学教授。文芸評論家。著書に『漱石を読みなおす』(筑摩書房 95年)、『出来事としての読むこと』(東大出版会 96年)、『日本語の近代』(岩波書店 00年)他がある。

登録情報

  • 出版社 ‏ : ‎ 講談社 (2002/7/1)
  • 発売日 ‏ : ‎ 2002/7/1
  • 言語 ‏ : ‎ 日本語
  • 単行本 ‏ : ‎ 310ページ
  • ISBN-10 ‏ : ‎ 406211304X
  • ISBN-13 ‏ : ‎ 978-4062113045
  • カスタマーレビュー:
    5.0 5つ星のうち5.0 3個の評価

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小森 陽一
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