とても良かったです。
続きが気になったので、うっかり仕事の休憩時間に読んでいて、「何かあったの?」と心配されました。
今年一番感動した本です(まだ一月ですが…。)
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半落ち 単行本 – 2002/9/5
横山 秀夫
(著)
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自首。証拠充分。
だが被疑者は頑なに何かを隠している。
実直な警官が病苦の妻を扼殺。捜査官、検察官、裁判官…6人の男たちは事件の“余白”に迫っていった。
警察小説の旗手、初の長篇
「人間50年」――
請われて妻を殺した警察官は、死を覚悟していた。
全面的に容疑を認めているが、犯行後2日間の空白については口を割らない「半落ち」状態。
男が命より大切に守ろうとするものとは何なのか。
感涙の犯罪ミステリー。
だが被疑者は頑なに何かを隠している。
実直な警官が病苦の妻を扼殺。捜査官、検察官、裁判官…6人の男たちは事件の“余白”に迫っていった。
警察小説の旗手、初の長篇
「人間50年」――
請われて妻を殺した警察官は、死を覚悟していた。
全面的に容疑を認めているが、犯行後2日間の空白については口を割らない「半落ち」状態。
男が命より大切に守ろうとするものとは何なのか。
感涙の犯罪ミステリー。
- 本の長さ297ページ
- 言語日本語
- 出版社講談社
- 発売日2002/9/5
- 寸法13.7 x 2.3 x 19.5 cm
- ISBN-104062114399
- ISBN-13978-4062114394
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商品の説明
内容(「MARC」データベースより)
請われて妻を殺した警察官は、死を覚悟していた。全面的に容疑を認めているが、犯行後2日間の空白については口を割らない「半落ち」状態。男が命より大切に守ろうとするものとは何なのか。感涙の犯罪ミステリー。
著者について
■横山秀夫(よこやまひでお)
昭和32年、東京生まれ。国際商科大学卒。上毛新聞社に勤務後、フリーライターとなる。平成3年『ルパンの消息』が第9回サントリーミステリー大賞佳作に。平成10年『陰の季節』で第5回松本清張賞受賞。同12年『動機』で第53回日本推理作家協会賞短篇部門賞を受賞。
昭和32年、東京生まれ。国際商科大学卒。上毛新聞社に勤務後、フリーライターとなる。平成3年『ルパンの消息』が第9回サントリーミステリー大賞佳作に。平成10年『陰の季節』で第5回松本清張賞受賞。同12年『動機』で第53回日本推理作家協会賞短篇部門賞を受賞。
登録情報
- 出版社 : 講談社 (2002/9/5)
- 発売日 : 2002/9/5
- 言語 : 日本語
- 単行本 : 297ページ
- ISBN-10 : 4062114399
- ISBN-13 : 978-4062114394
- 寸法 : 13.7 x 2.3 x 19.5 cm
- Amazon 売れ筋ランキング: - 564,793位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- - 137,368位文学・評論 (本)
- カスタマーレビュー:
著者について
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1957(昭和32)年、東京生れ。国際商科大学(現・東京国際大学)卒。上毛新聞社での12年間の記者生活を経て、作家として独立。’91(平成3) 年、『ルパンの消息』がサントリーミステリー大賞佳作に選出される。’98年「陰の季節」で松本清張賞を受賞する。2000年、「動機」で日本推理作家協会賞を受賞。現在、最も注目されるミステリ作家のひとりである。(「BOOK著者紹介情報」より:本データは『 看守眼 (新潮文庫) (ISBN-13: 978-4101316727)』が刊行された当時に掲載されていたものです)
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上位レビュー、対象国: 日本
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2024年3月14日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
ぐいぐい読まされてしまいました。扱っているテーマは深いですが、無駄を省いてスッキリまとめているので、一気に1日で読了できます。アルツハイマーに苦しむ妻を殺害した現役警察官の、殺害後から自白までの空白の2日間の謎を巡る騒動を、①警察官、②検事、③新聞記者、④弁護士、⑤裁判官、⑥看守 の6人の視点を借りて描写し、最後に謎が明らかになるという構成です。
複数の視点を繰り返す手法は多くあると思いますが、本作では、視点が一度移ると、二度と同じ人の視点に戻りません。そのお陰で、各章の密度が高く、散漫になることなく、スッキリと整理されていて、テーマが深い割に読みやすい印象です。その分筆者は苦労したと推測します。
一般人はなかなか伺い知ることができない前述6つの職業人たちの実像。事件に巻き込まれ、それぞれの職域で苦闘し、職場を離れた生活においても、また別の苦悶をし、と、ちょっと昭和を感じさせるような男の働きっぷりと、人間臭さが迫力を持って描かれています。
かくのごとき、話の傍流部分である社会描写、人間描写については、とても優れていると思いました。一方で、話の本筋部分、最後のオチは今ひとつだと感じました。
まず、妻の殺害についてですが、一種の尊厳死だと解釈すれば、当然安楽死という選択肢が浮かぶはずなのですよね。1日2日を争って殺害する動機がまったくないのですから。衝動的に首を締めて殺してしまったとすると、冷静で温厚な犯人像とどうもうまく重ならないのですよね。衝動的に無計画に殺害してしまったからこそ、空白の2日間が生まれることになるので、そこは外せないとなると、ちょっと無理筋だったのかなと思ってしまいます。
あと、オチについてですが、犯人があと1年生き恥を晒そうとした答えとしては、ちょっと弱すぎると思いました。おそらく科学的知見や統計などを踏まえつつも、事務手続き上、エイヤで区切っただけの閾値で、今後変更されないとも限らず。部位を限定する必然性も薄く、他の部位まで考慮すれば閾値も異なってくるでしょうし。
複数の視点を繰り返す手法は多くあると思いますが、本作では、視点が一度移ると、二度と同じ人の視点に戻りません。そのお陰で、各章の密度が高く、散漫になることなく、スッキリと整理されていて、テーマが深い割に読みやすい印象です。その分筆者は苦労したと推測します。
一般人はなかなか伺い知ることができない前述6つの職業人たちの実像。事件に巻き込まれ、それぞれの職域で苦闘し、職場を離れた生活においても、また別の苦悶をし、と、ちょっと昭和を感じさせるような男の働きっぷりと、人間臭さが迫力を持って描かれています。
かくのごとき、話の傍流部分である社会描写、人間描写については、とても優れていると思いました。一方で、話の本筋部分、最後のオチは今ひとつだと感じました。
まず、妻の殺害についてですが、一種の尊厳死だと解釈すれば、当然安楽死という選択肢が浮かぶはずなのですよね。1日2日を争って殺害する動機がまったくないのですから。衝動的に首を締めて殺してしまったとすると、冷静で温厚な犯人像とどうもうまく重ならないのですよね。衝動的に無計画に殺害してしまったからこそ、空白の2日間が生まれることになるので、そこは外せないとなると、ちょっと無理筋だったのかなと思ってしまいます。
あと、オチについてですが、犯人があと1年生き恥を晒そうとした答えとしては、ちょっと弱すぎると思いました。おそらく科学的知見や統計などを踏まえつつも、事務手続き上、エイヤで区切っただけの閾値で、今後変更されないとも限らず。部位を限定する必然性も薄く、他の部位まで考慮すれば閾値も異なってくるでしょうし。
2023年12月17日に日本でレビュー済み
ラスト10ページで全てがわかります。推理小説なので,ネタバレにならないように書きます。
ポイントは,梶警部がなぜ歌舞伎町に行ったのか。そこです。最後まで答えを引っ張ります。
事件の流れは,関係する人物の視点で展開していきます。志木指導官,佐瀬検事,中尾新聞記者,植村弁護士,藤林裁判官,そして古河刑務官です。小説を読み終わったあと,videoも見ましたが,videoの方はストーリーが違います。比べて見るのもいいですね。個人的には,小説の方が好きです。
ポイントは,梶警部がなぜ歌舞伎町に行ったのか。そこです。最後まで答えを引っ張ります。
事件の流れは,関係する人物の視点で展開していきます。志木指導官,佐瀬検事,中尾新聞記者,植村弁護士,藤林裁判官,そして古河刑務官です。小説を読み終わったあと,videoも見ましたが,videoの方はストーリーが違います。比べて見るのもいいですね。個人的には,小説の方が好きです。
2023年4月29日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
警察から判事まで 関わるそれぞれの人々が組織の圧力に跳ね返され続ける組織人の悲哀、感情のもつれを臨場感たっぷりに描いてきたのに、最終章で こんな辻褄合わせに落としてしまうのか?!とがっかりさせられました。
2015年12月25日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
後半、同じ境遇の裁判官の奥さんが言った
「あのひとはやさしいから妻を殺した」
という一言
自分自身の手を汚しても
死にたいと言った妻の望みをかなえた夫
人をあやめることは
第三者から見ると正当化しようのないことですが
それが正しかったと錯覚してしまう背景がそこにありました
認知症患者を見守る家族が感じる
なにもしてあげることができない無力感
どんどん蓄積していく自己嫌悪の波
治療期間が長引けば長引くほど精神的に疲弊して
自分自身がネガティブな状況から抜けられなくなってしまう
一般論やきれいごとですまされない現状・・・
一時は自らも死を覚悟した夫
そんな中で生き続けることを選択した夫
なにが夫をそうさせたのか・・・
さすがと言わざるおえない作品です
「あのひとはやさしいから妻を殺した」
という一言
自分自身の手を汚しても
死にたいと言った妻の望みをかなえた夫
人をあやめることは
第三者から見ると正当化しようのないことですが
それが正しかったと錯覚してしまう背景がそこにありました
認知症患者を見守る家族が感じる
なにもしてあげることができない無力感
どんどん蓄積していく自己嫌悪の波
治療期間が長引けば長引くほど精神的に疲弊して
自分自身がネガティブな状況から抜けられなくなってしまう
一般論やきれいごとですまされない現状・・・
一時は自らも死を覚悟した夫
そんな中で生き続けることを選択した夫
なにが夫をそうさせたのか・・・
さすがと言わざるおえない作品です
2017年6月15日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
家事さんの孤独 やさしさ
涙が止まらなかった
登場人物 肩書 組織
多いので メモしながら読んだ
よく理解できた
涙が止まらなかった
登場人物 肩書 組織
多いので メモしながら読んだ
よく理解できた
2024年3月15日に日本でレビュー済み
ミステリーというと大きく分けて2種類ある。社会派ミステリーと本格ミステリー。
本格ミステリーは、密室トリックやアリバイ崩しなどの謎が張り巡らされ、物語の中心は
「犯人探し(Who done it? How done it?)」になる。そこでその絡まり張り巡らされた謎を
解く名探偵が現れる。おどろおどろした雰囲気、怖いもの見たさ、日頃ありえない世界に連れて
いかれる好奇心を刺激するスリルもあって、独特な魅力がある。
しかしその分、なぜ事件は起こったのかという動機(Why done it?)が弱くなり、物語としても
人間ドラマとしても薄味になる。奇怪な事件と、謎解きのための謎解きがあり、人間が描かれて
いない物足りなさ。人が殺され、それが連続しているのに、そこにいる人たちが平然と謎解きや
犯人探しに夢中になるという違和感もある。
名作とされているミステリー小説にも、致命的な欠陥を持つものがある。読者にネタを明かさずに
最後の謎解きになって急にそれを出してくる後出しジャンケン小説(『すべてがFになる』や
『水車館の殺人』)、動機が全く明かされない欠陥品(『占星術殺人事件』)、舞台となる芸術家村の
部屋に鍵がかからないことを前提にしているひどいもの(『双頭の悪魔』)。
そういう欠陥もなく見事に叙述してくれているものに『十角館の殺人』『時計館の殺人』『容疑者Xの
献身』などがある。これらは読後の満足度も高く、ミステリーとして完成されている。
その一方で、社会派ミステリーの多くは、「なぜその事件が起きたか? 動機は何か?」ということが
焦点となる。犯人は最初からわかっていて、どのように事件が起きたかも明かされている。
東野圭吾には『悪意』という「動機」を謎として探っていく小説がある。これは「動機」をテーマ
にした本格ミステリーで、後半になって2転3転していく構成は”本格”の特徴。東野圭吾はさまざまな
ことに意識的で、チャレンジングな作家だから、”本格は動機づけが弱いというなら、それをテーマ
にして1冊、仕上げてみせる”という思いで書いたのだろう。それに対して、社会派は、最初から
最後まで重厚にじっくりと書かれ、物事の真相はあぶり出されるように明らかになっていく。
ミステリーには、それを成立させるためにいくつかの戒めがあり、そのひとつが「ノックスの十戒」
と呼ばれているもので、その第8に「探偵は、読者に提示していない手がかりによって解決しては
ならない」というものがある。「ヴァン・ダインの二十則」では、その筆頭に「事件の謎を解く
手がかりは、全て明白に記述されていなくてはならない」とある。
『半落ち』はこの点を見事にクリアしていて、読者にある情報を伏せて謎としている駄作の上にある。
それは小説の中で、”あれ、この情報、ここに必要なのか?”という形でさりげなく書き込まれている。
未読の方は、その2箇所に注意すると、推理が面白くなるはず。
『半落ち』は、ひとつの謎(妻の懇願を容れて考察してしまう警部のその後の空白)をめぐって、
次々に違った立場の人間で進展を語っていく。刑事、検事、記者、弁護士、裁判官を経て、最後は
監獄の看守。こうすることで、作者は、ある事件の真相究明だけではなく、一つの事件に関わる
人々の中にある葛藤や悲哀を描く。その積み重ねの先に、「人生は50年」として、自分の心情
としてはとっくに生きることを諦めている人間が、”自分が誰かのためにもしかしたら役立つ
かもしれない”というその一点で死なないでいるという、”生死を超えた無私”を置く。
看守の役目は服役者たちを見守ることなので捜査は行わないし、行えない。最初からこの物語を
引っ張っている不明点は、そのままの状態。物語の叙述の上では、捜査の進展を見せずに、刑務所
周辺の描写で物語を収束に導くラスト10ページは圧巻。
不意打ちのように真相が明らかになり、劇的な展開が押し寄せる時、読者は感情を揺さぶられる。
自分はかつて見たモノクロ映画『心の旅路』を思い出した。
本格ミステリーは、密室トリックやアリバイ崩しなどの謎が張り巡らされ、物語の中心は
「犯人探し(Who done it? How done it?)」になる。そこでその絡まり張り巡らされた謎を
解く名探偵が現れる。おどろおどろした雰囲気、怖いもの見たさ、日頃ありえない世界に連れて
いかれる好奇心を刺激するスリルもあって、独特な魅力がある。
しかしその分、なぜ事件は起こったのかという動機(Why done it?)が弱くなり、物語としても
人間ドラマとしても薄味になる。奇怪な事件と、謎解きのための謎解きがあり、人間が描かれて
いない物足りなさ。人が殺され、それが連続しているのに、そこにいる人たちが平然と謎解きや
犯人探しに夢中になるという違和感もある。
名作とされているミステリー小説にも、致命的な欠陥を持つものがある。読者にネタを明かさずに
最後の謎解きになって急にそれを出してくる後出しジャンケン小説(『すべてがFになる』や
『水車館の殺人』)、動機が全く明かされない欠陥品(『占星術殺人事件』)、舞台となる芸術家村の
部屋に鍵がかからないことを前提にしているひどいもの(『双頭の悪魔』)。
そういう欠陥もなく見事に叙述してくれているものに『十角館の殺人』『時計館の殺人』『容疑者Xの
献身』などがある。これらは読後の満足度も高く、ミステリーとして完成されている。
その一方で、社会派ミステリーの多くは、「なぜその事件が起きたか? 動機は何か?」ということが
焦点となる。犯人は最初からわかっていて、どのように事件が起きたかも明かされている。
東野圭吾には『悪意』という「動機」を謎として探っていく小説がある。これは「動機」をテーマ
にした本格ミステリーで、後半になって2転3転していく構成は”本格”の特徴。東野圭吾はさまざまな
ことに意識的で、チャレンジングな作家だから、”本格は動機づけが弱いというなら、それをテーマ
にして1冊、仕上げてみせる”という思いで書いたのだろう。それに対して、社会派は、最初から
最後まで重厚にじっくりと書かれ、物事の真相はあぶり出されるように明らかになっていく。
ミステリーには、それを成立させるためにいくつかの戒めがあり、そのひとつが「ノックスの十戒」
と呼ばれているもので、その第8に「探偵は、読者に提示していない手がかりによって解決しては
ならない」というものがある。「ヴァン・ダインの二十則」では、その筆頭に「事件の謎を解く
手がかりは、全て明白に記述されていなくてはならない」とある。
『半落ち』はこの点を見事にクリアしていて、読者にある情報を伏せて謎としている駄作の上にある。
それは小説の中で、”あれ、この情報、ここに必要なのか?”という形でさりげなく書き込まれている。
未読の方は、その2箇所に注意すると、推理が面白くなるはず。
『半落ち』は、ひとつの謎(妻の懇願を容れて考察してしまう警部のその後の空白)をめぐって、
次々に違った立場の人間で進展を語っていく。刑事、検事、記者、弁護士、裁判官を経て、最後は
監獄の看守。こうすることで、作者は、ある事件の真相究明だけではなく、一つの事件に関わる
人々の中にある葛藤や悲哀を描く。その積み重ねの先に、「人生は50年」として、自分の心情
としてはとっくに生きることを諦めている人間が、”自分が誰かのためにもしかしたら役立つ
かもしれない”というその一点で死なないでいるという、”生死を超えた無私”を置く。
看守の役目は服役者たちを見守ることなので捜査は行わないし、行えない。最初からこの物語を
引っ張っている不明点は、そのままの状態。物語の叙述の上では、捜査の進展を見せずに、刑務所
周辺の描写で物語を収束に導くラスト10ページは圧巻。
不意打ちのように真相が明らかになり、劇的な展開が押し寄せる時、読者は感情を揺さぶられる。
自分はかつて見たモノクロ映画『心の旅路』を思い出した。