お届け先を選択
Kindleアプリのロゴ画像

無料のKindleアプリをダウンロードして、スマートフォン、タブレット、またはコンピューターで今すぐKindle本を読むことができます。Kindleデバイスは必要ありません

ウェブ版Kindleなら、お使いのブラウザですぐにお読みいただけます。

携帯電話のカメラを使用する - 以下のコードをスキャンし、Kindleアプリをダウンロードしてください。

KindleアプリをダウンロードするためのQRコード

著者をフォロー

何か問題が発生しました。後で再度リクエストしてください。

筒井版 悪魔の辞典 単行本 – 2002/10/9

4.1 5つ星のうち4.1 10個の評価

商品の説明

商品説明

本書は、19世紀末から20世紀初頭にかけて活躍したアメリカのジャーナリスト、アンブローズ・ビアス(1842-1913)が、1881年から1906年までの間に新聞・雑誌に発表した箴言(しんげん)や警句を、辞書形式にまとめた文明批判の書である。過去の翻訳書が「ほんの少しのところで笑いに結びついていない」ことに歯がゆさを感じていたという筒井康隆が、1000あまりの単語が並ぶ原書を9年の歳月をかけて訳出。詩や歴史の引用、ことわざから聖書の一節のパロディまで、さまざまな表現を使って繰り出す、辛辣で毒のきいたビアスの世界を見事によみがえらせている。

かつて、芥川龍之介がその技巧を称賛した、短編小説の名手でもあるビアスの筆は、あらゆる物事の虚飾をはぎ取り、真の姿をさらけだす、まさに悪魔の筆である。その手にかかると、「弁護士」は「法律の抜け道を見つける熟練者」となり、「大臣」は「権限は大きく、責任は軽い役人」、「平和」は「ふたつの戦争の間にある、だましあいの時期」となる。「生命」にいたっては「肉体が腐らないよう保存している精神の漬け汁」と定義されてしまう。

ビアスの糾弾は、急速な工業化と経済発展を遂げていく南北戦争後のアメリカで、数々の不正や腐敗がはびこった「金メッキ時代」に向けられていた。にもかかわらず、その批判は現代社会に通じるものが多い。筒井の訳は、そんなビアスの文章に秘められた普遍性とおかしみを、平易な訳文と丹念な注釈をつけることで十分に引き出している。日米を代表する諷刺(ふうし)作家のコラボレーションともいえる本書は、筒井が語る「上質の諷刺は時代では風化しない」(『笑犬楼の知恵』より)という言葉をはっきりと証明するものである。(中島正敏)

内容(「MARC」データベースより)

最高に痛快で奥深い「悪魔語」ついに完成。奇才・筒井康隆が、はじめて翻訳に挑戦した。どこからでも、読みだしたらその魔力のとりこに。いままでで一番おもしろい、そしてよくわかる「悪魔の辞典」。

登録情報

  • 出版社 ‏ : ‎ 講談社 (2002/10/9)
  • 発売日 ‏ : ‎ 2002/10/9
  • 言語 ‏ : ‎ 日本語
  • 単行本 ‏ : ‎ 491ページ
  • ISBN-10 ‏ : ‎ 4062115506
  • ISBN-13 ‏ : ‎ 978-4062115506
  • カスタマーレビュー:
    4.1 5つ星のうち4.1 10個の評価

著者について

著者をフォローして、新作のアップデートや改善されたおすすめを入手してください。
アンブロ−ズ・ビアス
Brief content visible, double tap to read full content.
Full content visible, double tap to read brief content.

著者の本をもっと発見したり、よく似た著者を見つけたり、著者のブログを読んだりしましょう

カスタマーレビュー

星5つ中4.1つ
5つのうち4.1つ
全体的な星の数と星別のパーセンテージの内訳を計算するにあたり、単純平均は使用されていません。当システムでは、レビューがどの程度新しいか、レビュー担当者がAmazonで購入したかどうかなど、特定の要素をより重視しています。 詳細はこちら
10グローバルレーティング

この商品をレビュー

他のお客様にも意見を伝えましょう

上位レビュー、対象国: 日本

2016年6月19日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
1人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2014年4月20日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
1人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2004年10月2日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
5人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2002年10月22日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
9人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート