まあ面白い。
この本を読むと、いかに小学校から高校までの現代国語教育がなっちゃないかわかる。高度な思考をするためには高度な国語力が必要であるにもかかわらず、そのような国語力養成に対し現在までの現代国語教育法は無力であった。そのような問題点の指摘は面白いが、対策はないのか、とつっこみを入れたくなった。
なお、清水氏の他の著書(「蕎麦ときしめん」、「国語入試問題必勝法」)などと同様で、何本か個別の話が収録されているが、面白い話はごく一部であり、面白い話とそうでない話の差が激しい。本書はもともと雑誌連載であり、そのことも影響しているかもしれない。第一話の「国語って正体不明の学科だった」は上述のように格別に面白いが、他はどうであろうか。全体としての評価は★3程度とせざるをえない。
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はじめてわかる国語 単行本 – 2002/12/1
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いったい何の学問?
文学鑑賞文法漢字書き取り作文――楽しむコツを教えます
西原理恵子とコンビの爆笑お勉強シリーズ。
小学校の国語教育の矛盾や日本語の乱れ、入試国語問題必敗法や文章読本まで、清水義範のいちばん得意な分野のエッセイ。高島俊男、斎藤美奈子氏との対談つき好著。
文学鑑賞文法漢字書き取り作文――楽しむコツを教えます
西原理恵子とコンビの爆笑お勉強シリーズ。
小学校の国語教育の矛盾や日本語の乱れ、入試国語問題必敗法や文章読本まで、清水義範のいちばん得意な分野のエッセイ。高島俊男、斎藤美奈子氏との対談つき好著。
- 本の長さ317ページ
- 言語日本語
- 出版社講談社
- 発売日2002/12/1
- ISBN-104062116073
- ISBN-13978-4062116077
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商品の説明
内容(「MARC」データベースより)
西原理惠子とコンビの爆笑お勉強シリーズ。小学校の国語教育の矛盾や日本語の乱れ、入試国語問題失敗法や文章読本まで、清水義範のいちばん得意な分野のエッセイ。高島俊男、斎藤美奈子との対談つき。
登録情報
- 出版社 : 講談社 (2002/12/1)
- 発売日 : 2002/12/1
- 言語 : 日本語
- 単行本 : 317ページ
- ISBN-10 : 4062116073
- ISBN-13 : 978-4062116077
- Amazon 売れ筋ランキング: - 867,274位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- - 3,178位日本語研究
- - 24,867位エッセー・随筆 (本)
- - 79,899位ビジネス・経済 (本)
- カスタマーレビュー:
著者について
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1964年高知県生まれ。武蔵野美術大学卒。97年『ぼくんち』で文藝春秋漫画賞を受賞。2004年『毎日かあさん カニ母編』で文化庁メディア芸術祭マンガ部門優秀賞を、05年『上京ものがたり』『毎日かあさん』で手塚治虫文化賞短編賞を受賞。著者に『ゆんぼくん』『鳥頭紀行』『できるかな』『女の子ものがたり』『営業ものがたり』『いけちゃんとぼく』『パーマネント野ばら』『この世でいちばん大事な「カネ」の話』など多数。2010年7月には絵本『きみのかみさま』も発売になった。
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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2009年2月21日に日本でレビュー済み
おもしろい本だとは思うが、一番おもしろいと感じたのは本の最
初の1/5くらいである。最初の2章には、小中高学校のころの国語の
授業やテストが話題に取り上げられていて、懐かしく、非常におも
しろかった。
「アメリカでは、英語の授業をNational Languageとは言わずに
Englishと言うが、日本では、日本語の授業のことを国語と言い、
日本語とは言わない」という指摘に、まずなるほどと思った。
国語のテストでは読んだことのない文章が出てくるので、勉強の
しようがなかった、という指摘も小学校の頃の実感に合っている。
また、漢字の書き取りの練習で、同じ字を何度も書いていると、
だんだんその字がその字として見えなくなってきて、無意味なマー
クを書き写しているかのような気分になるといった記述は、かなり
鋭いところをついている。
国語の授業の中に、道徳教育が隠されているという指摘も、非常
に納得がいく。特に小学校の国語の教科書に掲載されている文章や、
先生の教え方からは、この筆者が言うように、よい人間を育てよう
というような意図が確かに感じられた。もちろん、全ての文章から
ではなかったが...。
国語のテストは、作者の意図や思いとは関係なく、問題のルール
を知って解く必要があるということもその通りであり、実際、ある
作家は講演で、センター試験に取り上げられた本人の文章の設問の
選択肢はどれも正しい気がすると言っていた。
最初の部分以降は、純粋に日本語の話になっているので、それに
興味がある人にはおもしろいかもしれないが、学校の頃の国語との
話とは離れてくるので、個人的にはそれほど興味を惹かれなかった。
この筆者はなかなか鋭い人だと思うし、読みやすい文章を書ける
人なので、学校の国語について、冒頭付近のような調子で、国語テ
ストのいろんな問題の例を挙げたりして、もっと徹底して論じても
らえるとおもしろかったと思う。
初の1/5くらいである。最初の2章には、小中高学校のころの国語の
授業やテストが話題に取り上げられていて、懐かしく、非常におも
しろかった。
「アメリカでは、英語の授業をNational Languageとは言わずに
Englishと言うが、日本では、日本語の授業のことを国語と言い、
日本語とは言わない」という指摘に、まずなるほどと思った。
国語のテストでは読んだことのない文章が出てくるので、勉強の
しようがなかった、という指摘も小学校の頃の実感に合っている。
また、漢字の書き取りの練習で、同じ字を何度も書いていると、
だんだんその字がその字として見えなくなってきて、無意味なマー
クを書き写しているかのような気分になるといった記述は、かなり
鋭いところをついている。
国語の授業の中に、道徳教育が隠されているという指摘も、非常
に納得がいく。特に小学校の国語の教科書に掲載されている文章や、
先生の教え方からは、この筆者が言うように、よい人間を育てよう
というような意図が確かに感じられた。もちろん、全ての文章から
ではなかったが...。
国語のテストは、作者の意図や思いとは関係なく、問題のルール
を知って解く必要があるということもその通りであり、実際、ある
作家は講演で、センター試験に取り上げられた本人の文章の設問の
選択肢はどれも正しい気がすると言っていた。
最初の部分以降は、純粋に日本語の話になっているので、それに
興味がある人にはおもしろいかもしれないが、学校の頃の国語との
話とは離れてくるので、個人的にはそれほど興味を惹かれなかった。
この筆者はなかなか鋭い人だと思うし、読みやすい文章を書ける
人なので、学校の国語について、冒頭付近のような調子で、国語テ
ストのいろんな問題の例を挙げたりして、もっと徹底して論じても
らえるとおもしろかったと思う。
2013年7月1日に日本でレビュー済み
「もっとおもしろくても**」シリーズのコンセプトを引き継いだ「国語」編である。冒頭で、「お気軽な内容でいく」と書かれているが"本気度"は相当に高い。まず、小中学校で習う「国語」という授業(あるいはテスト)の不可解さ(理不尽さ)から始まり、「国語」問題が一種の教育論・思想論である事を明らかにして行く過程が面白い。かつて、遠藤周作氏も、自身の作品を題材にした大学入試問題がサッパリ解けないとエッセイ中で皮肉を言っていた事を思い出した。
日本語における表記の問題に関しても考察が深い。「漢字と日本人」で著名な高島俊夫氏との対談も用意して、漢字を用いて日本語を表記する事の難しさ、当用漢字・常用漢字等を制定して表記の統一化を図ろうとする事の愚かしさ等を的確かつ優しく教えてくれる。旧仮名遣いを守っている丸谷才一氏に対しても著者は好意的である。日本語の未来に関しては、著者は楽観的(何しろ1500年程前に漢字を取り込んで以来の経験を持つから)であるが、最近の(主に若者言葉である)アクセントの平坦化には危惧を抱いている様である。谷崎潤一郎を嚆矢とする「文書読本」を巡る話も面白かった。男性が書く「文書読本」に"蹴りを入れた"斉藤美奈子氏との対談も示唆に富んでいる。
サイバラの関与度は減ったが、内容とはほぼ無関係なその挿絵(著者によれば、絵よりも字の方が多い!)は相変わらず笑える。著者は、当然ながら作家であり、国語教師の資格も持っている事から、「国語」に関して深い拘りを持っている事が窺えた。「国語」の奥深さと楽しさを味わえる快著だと思う
日本語における表記の問題に関しても考察が深い。「漢字と日本人」で著名な高島俊夫氏との対談も用意して、漢字を用いて日本語を表記する事の難しさ、当用漢字・常用漢字等を制定して表記の統一化を図ろうとする事の愚かしさ等を的確かつ優しく教えてくれる。旧仮名遣いを守っている丸谷才一氏に対しても著者は好意的である。日本語の未来に関しては、著者は楽観的(何しろ1500年程前に漢字を取り込んで以来の経験を持つから)であるが、最近の(主に若者言葉である)アクセントの平坦化には危惧を抱いている様である。谷崎潤一郎を嚆矢とする「文書読本」を巡る話も面白かった。男性が書く「文書読本」に"蹴りを入れた"斉藤美奈子氏との対談も示唆に富んでいる。
サイバラの関与度は減ったが、内容とはほぼ無関係なその挿絵(著者によれば、絵よりも字の方が多い!)は相変わらず笑える。著者は、当然ながら作家であり、国語教師の資格も持っている事から、「国語」に関して深い拘りを持っている事が窺えた。「国語」の奥深さと楽しさを味わえる快著だと思う
2007年9月27日に日本でレビュー済み
中学2年の国語の教科書に掲載されている夏目漱石「坊ちゃん」。
1から11までのうち,冒頭の1の部分だけが載っていて,清水が要約するとすれば,「無鉄砲だが正義感が強くてすがすがしい主人公が,さぞ旧弊であろう田舎の先生になって旅立つ。さてどうなることやら」という程度の内容。要するに,すべてこれから,というオープニングに過ぎない。
だが,教科書には「この小説の主題は何か」という設問があり,指導の手引には「主人公の清(注・坊ちゃんを見送る婆さん)への愛」が正解とされていた……。
以上のような,国語という教科のきわどさ,危っかさについて語る「国語って正体不明の学問だった」は一読に値する。短いし。
それと,「国語入試問題必敗法」が,「国語入試問題必勝法」の舞台裏的なところを語っていたので,「国語入試必勝法」を読んだ人にはお勧め。
1から11までのうち,冒頭の1の部分だけが載っていて,清水が要約するとすれば,「無鉄砲だが正義感が強くてすがすがしい主人公が,さぞ旧弊であろう田舎の先生になって旅立つ。さてどうなることやら」という程度の内容。要するに,すべてこれから,というオープニングに過ぎない。
だが,教科書には「この小説の主題は何か」という設問があり,指導の手引には「主人公の清(注・坊ちゃんを見送る婆さん)への愛」が正解とされていた……。
以上のような,国語という教科のきわどさ,危っかさについて語る「国語って正体不明の学問だった」は一読に値する。短いし。
それと,「国語入試問題必敗法」が,「国語入試問題必勝法」の舞台裏的なところを語っていたので,「国語入試必勝法」を読んだ人にはお勧め。
2006年2月21日に日本でレビュー済み
「国語入試問題必勝法」のような受験国語と、日本語としての国語としての内容を取り上げた本。国語の教員免許を持つ筆者が国語について書いているが、もし本気で国語はセンスの教科と思っているなら、多くの人に誤解を与える恐れがある(冗談だと思うが)。そもそも先生の文章解釈を押し付けられるというのは国語のスタンダードな授業ではない。また、自分が書いた文章の問題を筆者が解けないのはおかしいというが、そもそも筆者の本音をヤマ勘で当てる教科ではない。文章の論理から読解するのが少なくとも受験国語。主観的に自分の意図で解釈してしまうと、筆者の方がむしろ正確な読み取りができないはずだ。文章の中から読み取れない問題があるなら、それは悪問となる。受験生はくれぐれも注意して楽しく読みましょう。
2006年6月20日に日本でレビュー済み
谷崎潤一郎は『文章読本』で文章の要素には、用語・調子・文体・体裁・品格・含蓄の六つがあるという。初めに、文章は実用的でいいと言いながら、品格や含蓄まで求めるのは矛盾していると著者は指摘する。谷崎の説く論旨には納得できないが、誰にでもよく分かるように「難解な言い方を避け、意味の濁りのないように」正確に伝達することことが文章の目的であると考えている。いい文章は言いたいことがきちんと伝わることであると強調している(雅)
2003年6月8日に日本でレビュー済み
結構多いと思うんだけど、この手の人。
本書に述べられている意見はいずれも「おおっ、眼から鱗」と思う斬新さには欠ける。日本人の20%位、ものによっては過半数の同意が得られるのではないかという正統派のご意見だが、具体例をあげてわかり易く楽しく説明してあるところが好ましい。国語という教科の曖昧さ、難しさが巧く表現されています。
P.S. 4教科を読み終えて。
清水氏は文系の科目について語っているときの方が生き生きしている気がする。
本書に述べられている意見はいずれも「おおっ、眼から鱗」と思う斬新さには欠ける。日本人の20%位、ものによっては過半数の同意が得られるのではないかという正統派のご意見だが、具体例をあげてわかり易く楽しく説明してあるところが好ましい。国語という教科の曖昧さ、難しさが巧く表現されています。
P.S. 4教科を読み終えて。
清水氏は文系の科目について語っているときの方が生き生きしている気がする。
2003年2月6日に日本でレビュー済み
明日、国語の試験があるとき、教科書の漢字だけ覚えてそれで済ませていたという人(勉強のやり方がわからなかったんですよね)、国語の試験でバツをつけられ、回答を教えられても、どうしてそうなるのかよくわからなかったという人、この本を読むと、正体不明の国語というものがいったい何だったのかやっとわかるようになります。いまさら手遅れだといわれそうだが、手遅れだからこそいっそうよくわかるというものもある。
漢字については高島俊男と、文章読本については斎藤美奈子と、今考えられるもっともイキのいいおふたかたとの対談も入れ、人のふんどしで相撲をとっているのが文章読本なんていいながら、ちゃっかり人のふんどしを借用しているのは、さすがに清水義範といったところ。
日本語についての発言は、とかく悲憤慷慨になりやすいが、こんなふうに軽快に、かつよくわかるように書くこともできるのだというベスト・サンプル。清水義範は話すことの教育をまずきっちりとやってもらいたいという。明瞭に、てにをはを省略せず、きちんと口をあけて、さらに正しいアクセントで。声に出して読みたい日本語なら、アクセントについてはもっと見識があってもいいはずだが、じつは方言もからんで、これは緊急の問題ながら難しそうである。おもしろがってみようという方針を、西原利恵子のガハハなカットがさらに後押ししている。
漢字については高島俊男と、文章読本については斎藤美奈子と、今考えられるもっともイキのいいおふたかたとの対談も入れ、人のふんどしで相撲をとっているのが文章読本なんていいながら、ちゃっかり人のふんどしを借用しているのは、さすがに清水義範といったところ。
日本語についての発言は、とかく悲憤慷慨になりやすいが、こんなふうに軽快に、かつよくわかるように書くこともできるのだというベスト・サンプル。清水義範は話すことの教育をまずきっちりとやってもらいたいという。明瞭に、てにをはを省略せず、きちんと口をあけて、さらに正しいアクセントで。声に出して読みたい日本語なら、アクセントについてはもっと見識があってもいいはずだが、じつは方言もからんで、これは緊急の問題ながら難しそうである。おもしろがってみようという方針を、西原利恵子のガハハなカットがさらに後押ししている。