とは、本谷有希子を読んでしまった、と同義を成す、と言っても
さほど大袈裟ではないかと思う。
こと、文学大全集なる本作においてはそれぞれ作風の異なった世
界をこれでもか、というほど実感させられる。
面白い、とは簡単に片付けられない読後感はある種の疲労感まで
も感じさせるのに、もっともっとこの人の作品世界に浸りたいと
思うこのごろです(完全に入っちゃいましたね、◯スイッチ)。
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江利子と絶対: 本谷有希子文学大全集 単行本 – 2003/10/1
本谷 有希子
(著)
23歳の才能、衝撃のデビュー作!
この年齢でここまで書くか。この年齢だから書けるのか。――朝日新聞文芸時評 関川夏央氏
悪意、ユーモア、溢れる想像力。
やっぱり、おもしろくなければ文学じゃない!
引き籠もりの少女・江利子と“絶対”と名付けられた犬のコンビが繰り広げるぬるい日常を、姉の視線から描く表題作『江利子と絶対』。
頭髪に問題を抱えた中年男・多田と、その隣人の帰宅を生垣に潜んで待つ女、アキ子。ふたりの悲惨な愛の姿を過剰なまでのスケールで描き出した『生垣の女』。
問題児でいじめっ子の波多野君と、その手下の僕と吉見君。3人の小学生が迷い込んだ、窓のない屋敷は……。手に汗握る殺人鬼との攻防を描く、ホラー傑作『暗狩』の3編を収録。
この年齢でここまで書くか。この年齢だから書けるのか。――朝日新聞文芸時評 関川夏央氏
悪意、ユーモア、溢れる想像力。
やっぱり、おもしろくなければ文学じゃない!
引き籠もりの少女・江利子と“絶対”と名付けられた犬のコンビが繰り広げるぬるい日常を、姉の視線から描く表題作『江利子と絶対』。
頭髪に問題を抱えた中年男・多田と、その隣人の帰宅を生垣に潜んで待つ女、アキ子。ふたりの悲惨な愛の姿を過剰なまでのスケールで描き出した『生垣の女』。
問題児でいじめっ子の波多野君と、その手下の僕と吉見君。3人の小学生が迷い込んだ、窓のない屋敷は……。手に汗握る殺人鬼との攻防を描く、ホラー傑作『暗狩』の3編を収録。
- 本の長さ201ページ
- 言語日本語
- 出版社講談社
- 発売日2003/10/1
- ISBN-104062119277
- ISBN-13978-4062119276
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商品の説明
内容(「MARC」データベースより)
引き篭もりの少女・江利子と「絶対」と名付けられた犬のコンビが繰り広げるぬるい日常を姉の視線から描く表題作ほか、悲惨な愛の姿を描く「生垣の女」、小学生と殺人鬼との攻防を描く「暗狩」の全3編を収録。
登録情報
- 出版社 : 講談社 (2003/10/1)
- 発売日 : 2003/10/1
- 言語 : 日本語
- 単行本 : 201ページ
- ISBN-10 : 4062119277
- ISBN-13 : 978-4062119276
- Amazon 売れ筋ランキング: - 1,540,805位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- - 36,434位日本文学
- カスタマーレビュー:
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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2017年9月5日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
だいぶ昔に購入しました。
当時本谷氏がパーソナリティを勤めておられたANNがとても面白くて
その流れですね。
でも、肝心の中身はあまり覚えていないのできっとそこまでの作品ではなかったのだと思います
(自分的に)
当時本谷氏がパーソナリティを勤めておられたANNがとても面白くて
その流れですね。
でも、肝心の中身はあまり覚えていないのできっとそこまでの作品ではなかったのだと思います
(自分的に)
2012年3月3日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
怖かった、、、。変というより、イっちゃってる。面白くはないが忘れられない本です。
2作目は理解不能というかグロすぎ。
猫ちゃんのレンジの下りなんかもう気持ち悪くなるヾ(--;)
登場人物の心の変化が上手く書かれてて、折角理解出来るかもって思えても、何かあまりに過激な描写に、そこばかりが目立っちゃうのが残念でした。
でも1,3作品目はネガティブな登場人物、内容のわりにテンポがいい文章で読み安かったし、人の心(暗の部分)を表現するのがすごい上手かった。
デビュー作品だし、短編なので次は長編を読んでみようと思う。
2作目は理解不能というかグロすぎ。
猫ちゃんのレンジの下りなんかもう気持ち悪くなるヾ(--;)
登場人物の心の変化が上手く書かれてて、折角理解出来るかもって思えても、何かあまりに過激な描写に、そこばかりが目立っちゃうのが残念でした。
でも1,3作品目はネガティブな登場人物、内容のわりにテンポがいい文章で読み安かったし、人の心(暗の部分)を表現するのがすごい上手かった。
デビュー作品だし、短編なので次は長編を読んでみようと思う。
2006年7月29日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
本谷有希子を知ったのはオールナイトニッポンだった。開始当時の挙動不振で自己嫌悪丸出しのしゃべりに、「きっと腹の中にとてつもない闇を抱えてるにちがいない」などと感じて手に取ったのがこれ。この作品は普段小説など年一冊読めばいいほうだった自分を小説が好きだと言えるまでにしてくれた。今まで普通の小説すら読んでいなかったからか、本谷有希子の才能が希有だからか、とにかく予想外のものに出会ってしまった感じ。
「江利子と絶対」は引きこもりの、「生垣の女」は愛の、「暗狩」は恐怖に対する人間の「本性」を垣間見れる。全編通して人間が恐い。「生垣の女」は笑わされたし、「暗狩」なんて恐い作品は苦手なのだがとうとう最後まで読まされてしまった。ちくしょう、恐すぎだあれは。
短編集ですぐに読めるから、本谷作品を読んだことない人はこれを読むことをお薦めする。病み付きになるかトラウマになるか…。
「江利子と絶対」は引きこもりの、「生垣の女」は愛の、「暗狩」は恐怖に対する人間の「本性」を垣間見れる。全編通して人間が恐い。「生垣の女」は笑わされたし、「暗狩」なんて恐い作品は苦手なのだがとうとう最後まで読まされてしまった。ちくしょう、恐すぎだあれは。
短編集ですぐに読めるから、本谷作品を読んだことない人はこれを読むことをお薦めする。病み付きになるかトラウマになるか…。
2019年6月12日に日本でレビュー済み
デビュー作を含む短編3作品。
引きこもり女子と捨て犬(名前が絶対って!)の底辺感漂うタイトル作「江利子と絶対」。さらに陰々滅々感がエスカレートしてこれはホラーだわとしか言いようのない「生垣の女」、閉鎖空間で殺人鬼に狩り立てられる子供たち「暗狩」は真っ当なサスペンスホラー。
著者のお得意(?)のダメダメ状態が顕著なタイトル作がお気に入りである。3作品ともに登場人物がまっとうではないんだが(一般的にアブナイ奴)、それを表現する語り口が輪をかけて毒々しい。口が悪いわぁ...それが良いんだけどね。
引きこもり女子と捨て犬(名前が絶対って!)の底辺感漂うタイトル作「江利子と絶対」。さらに陰々滅々感がエスカレートしてこれはホラーだわとしか言いようのない「生垣の女」、閉鎖空間で殺人鬼に狩り立てられる子供たち「暗狩」は真っ当なサスペンスホラー。
著者のお得意(?)のダメダメ状態が顕著なタイトル作がお気に入りである。3作品ともに登場人物がまっとうではないんだが(一般的にアブナイ奴)、それを表現する語り口が輪をかけて毒々しい。口が悪いわぁ...それが良いんだけどね。
2015年3月19日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
ラジオが好きで購入してみました
よみやすかったけど内容的にはあまりわからなかったです
劇作家なので舞台にすれば多少はわかるのかもです
よみやすかったけど内容的にはあまりわからなかったです
劇作家なので舞台にすれば多少はわかるのかもです
2005年2月7日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
友達にすすめられて、半身浴をしながら読みました。
内容は短編3話なのですが、1話だけ読むつもりが2話まとめて読んでしまいました。
すごくブラックな言葉で溢れてるのに、何故か読んだあと爽快です。
3話目はこれからまた半身浴をしながら読もうと思っています。
背筋が凍る話だと聞いているのでとても楽しみにしてます。
ちなみに、2話目の「生垣の女」は風呂場で真夜中に大爆笑でした。
内容は短編3話なのですが、1話だけ読むつもりが2話まとめて読んでしまいました。
すごくブラックな言葉で溢れてるのに、何故か読んだあと爽快です。
3話目はこれからまた半身浴をしながら読もうと思っています。
背筋が凍る話だと聞いているのでとても楽しみにしてます。
ちなみに、2話目の「生垣の女」は風呂場で真夜中に大爆笑でした。