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All Small Things 単行本(ソフトカバー) – 2004/2/1
購入オプションとあわせ買い
片思いの人との散歩、中学生のときの帰り道、あのときに手をつなげたこと、つなげなかったこと……角田光代がつむぎだす12人の恋模様。
「長谷川カヤノは悩んでいた。32年間生きてきて、はじめて恋人ができたというのに、なんというか、今ひとつもりあがりが足りないのだ。足りないような気がするのだ。(中略)恋愛って、ぱあっと世界が光り輝くようなものではないのか。毎日が画期的に変化してしまうんじゃないのか。恋する女はたとえようもなくうつくしくなるものではないのか。しかし鏡に映る自分はまったくかわりばえせず、太った?と同僚に訊かれた以外、容姿についてだれからも何も言われない。(本文より抜粋)」
100人アンケート収録。「あなたにとって心に残るデートってなんですか?」
- 本の長さ126ページ
- 言語日本語
- 出版社講談社
- 発売日2004/2/1
- ISBN-104062122642
- ISBN-13978-4062122641
商品の説明
内容(「MARC」データベースより)
登録情報
- 出版社 : 講談社 (2004/2/1)
- 発売日 : 2004/2/1
- 言語 : 日本語
- 単行本(ソフトカバー) : 126ページ
- ISBN-10 : 4062122642
- ISBN-13 : 978-4062122641
- Amazon 売れ筋ランキング: - 1,408,033位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- - 33,072位日本文学
- カスタマーレビュー:
著者について
1967年、神奈川県生まれ。早稲田大学第一文学部卒業。
90年「幸福な遊戯」で海燕新人文学賞を受賞しデビュー。96年『まどろむ夜のUFO』で野間文芸新人賞、98年『ぼくはきみのおにいさん』で坪田譲治文学賞、『キッドナップ・ツアー』で99年産経児童出版文化賞フジテレビ賞、2000年路傍の石文学賞、03年『空間庭園』で婦人公論文芸賞、05年『対岸の彼女』で直木賞、06年「ロック母」で川端康成文学賞、07年『八日目の蝉』で中央公論文芸賞を受賞。著者に『三月の招待状』『森に眠る魚』『くまちゃん』など多数。2010年7月には、毎日新聞の連載『ひそやかな花園』も単行本化された。
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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一つの質問が形を変え、また始まりの長谷川カヤノの元に
帰ってくる。
それぞれにリアリティがあってこんな風に
物語がつながっていくのかと思った。
読み終わったあと、あなたも友人・知人に
聞いてみたくなるのでは
「恋人と過ごしたどんな時間が心に残ってる?」と。
思い出に残る瞬間というのは、別段特別だったり、また、王道だったりでもない、でも大切なモノ、その連鎖で成立していく物語です。
日常にごくありそうな、そんな雰囲気の描写が読み進めていく上でドキドキします。
装丁が絵本のようで、厚さも文字の大きさも、読み進めていく上でさり気なくパラパラと読んでいく上で最適でした。
角田さんの作品の中で、今まで1番好きな作品かもしれません。
その結果、著者が発見したのは、みんなの心に残っていることは、他人から見れば「みみっちい地味な出来事」だけど、その対局には「とてつもなくどでかい幸福」があるということだ。
本書は、多くの人間にとって、恋人との最良の出来事」というのは、案外、そういう日常的な地味なところにあるという事実を、明確に描き出した秀作といえる。
代わる代わるの主人公たちが、それを語り繋げていく物語。
恋が成就した瞬間を、その恋の頂点とするならば、
それから下っていくことは、悲しみにしか思えなかったときがある。
それが、若さだと今は思う。
ということを思ったのだから、ぼくは若くはない。
それは悪い意味ではなく、下っていく中にある輝きを、
今ならたぶん、見つけ出せる思考になったと感じるのだ。
All Small Things。
ちいさなしあわせ。
頂上から見た景色は、あまりにも美しくて、
いつまでもそこに立っていたいと思う。
けれど、そこに立ち続けていると、
薄い空気にいつしか倒れてしまったりする。
もう一度見たくなったなら、
下ってまた登っていくことだ。
その下り坂の途中、あるいは休憩しているさなか、
その中に、見つけられる幸せがある。
ドラマチックでもなんでもない、
他の人には何がいいのかさっぱりわからない、そのこと。
それこそ、実は幸せの大部分を握っているような気がする。
あったものが、なくなることは淋しい。
けれど、なくなったわけではなく、
形を変えたのだと思えたなら、
そこに、これからの「All Small Things」を見つけるのだろう。
それ以上にストーリーテリングの巧妙さで、物語に引き込まれました。
主人公(?)カヤノが友達に発した“恋のボヤキ”が、
いつの間にかカヤノ自身に戻ってきたときの心地よさは、格別。
ハリウッド大作みたいな恋なんてねーよ!
って当たり前の事実を実感するだけなんだけど、
誰もがあたたかな気分になる、そんな読後感が味わえる1冊です。
雑誌「FRaU」を好きと公言できる女って…?と思ってたけど、
こんな良書をスピンアウトするなんて。ビバ!FRaU!!
(どの登場人物でも同じ表記なので、作者の癖でしょうが)
さと実、と言う登場人物の文章で、何度も「さと実は」を「実は」と読み違えてしまったり、
その癖、じつは。はひらがなだったり…字面だけで言えば少々読みにくさが目立ちましたが、それを補って余りあるほどに、文章は読みやすく魅力的で、
投げかけた問いかけをきっかけに、どんどん繋がっていく色んな人たちの特別な日常が浮かび上がる構成も楽しかった。
人生におけるスポットライトって、ドラマチックじゃないけどそれが良いんだよね。
そういうの、ちゃんと知っておくべきだと思った。
なるほどなあ〜〜と思った作中の文章であります。
カヤノの恋人の所まで辿りつく
デートって質問を少し変化させるだけで、色々な顔が出てくる
最高のデートだけでなく、最悪や、にやつくのや、幸福なのとか・・・・
それが錯覚だとしても、自分の心に生き続ける時間
私たちは、思い出という宝物をもっているんだと感じさせてくれる本