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ミッドフォード家の娘たち: 英国貴族美しき六姉妹の物語 単行本 – 2005/3/1
英王室、チャーチル、ケネディ家と交わる華麗なる人脈!数多のスキャンダル!不倫、駆け落ち、自殺未遂、投獄……
人気作家、ファシスト党党首夫人、ヒトラーの「恋人」、コミュニストとして……。戦争の世紀を奔放に生き抜いた6人の娘たちの波瀾万丈、ロマンチックノンフィクション!
「はじめに」より抜粋
取材を始めたとき、私が漠然と頭に描いていたイメージは、ふたつの大戦に挟まれた時代に、社交界で繰り広げられたはかなくも華やかな人生の記録、といったものだった。もちろん、ダイアナ、ユニティ、デッカの3人が、後に両極端のイデオロギーを奉じたことは知っていた。幸せだった少女時代は、現実にはあまりにもあっけなく、修復不可能なまでに崩壊し、不和と葛藤にみちた悲劇へと発展していった。姉妹の両親であるデイビッド・フリーマン・ミットフォードと妻のシドニーは、いわゆる良識人だった。普通なら下級貴族として平穏な隠居生活を送るはずだったこの夫婦は、思いがけなくも、やがて国際的なスポットライトを浴びて、ひたすら当惑することになる。すべてはあまりにも非凡な娘たちのせいだった。本書の意図は、姉妹一人ひとりの豊かな人間性を描き出すことである。私は、一家の人間模様を描いて、そこに交錯する愛情や忠誠心、あるいは不信や憎しみ、そして何よりも、あふれるユーモアを浮き彫りにしたいと思っている。一家は不幸のただなかにあっても、決して笑いを忘れなかったのだから。——メアリー・S・ラベル
人気作家、ファシスト党党首夫人、ヒトラーの「恋人」、コミュニストとして……。戦争の世紀を奔放に生き抜いた6人の娘たちの波瀾万丈、ロマンチックノンフィクション!
「はじめに」より抜粋
取材を始めたとき、私が漠然と頭に描いていたイメージは、ふたつの大戦に挟まれた時代に、社交界で繰り広げられたはかなくも華やかな人生の記録、といったものだった。もちろん、ダイアナ、ユニティ、デッカの3人が、後に両極端のイデオロギーを奉じたことは知っていた。幸せだった少女時代は、現実にはあまりにもあっけなく、修復不可能なまでに崩壊し、不和と葛藤にみちた悲劇へと発展していった。姉妹の両親であるデイビッド・フリーマン・ミットフォードと妻のシドニーは、いわゆる良識人だった。普通なら下級貴族として平穏な隠居生活を送るはずだったこの夫婦は、思いがけなくも、やがて国際的なスポットライトを浴びて、ひたすら当惑することになる。すべてはあまりにも非凡な娘たちのせいだった。本書の意図は、姉妹一人ひとりの豊かな人間性を描き出すことである。私は、一家の人間模様を描いて、そこに交錯する愛情や忠誠心、あるいは不信や憎しみ、そして何よりも、あふれるユーモアを浮き彫りにしたいと思っている。一家は不幸のただなかにあっても、決して笑いを忘れなかったのだから。——メアリー・S・ラベル
- 本の長さ620ページ
- 言語日本語
- 出版社講談社
- 発売日2005/3/1
- ISBN-104062123479
- ISBN-13978-4062123471
登録情報
- 出版社 : 講談社 (2005/3/1)
- 発売日 : 2005/3/1
- 言語 : 日本語
- 単行本 : 620ページ
- ISBN-10 : 4062123479
- ISBN-13 : 978-4062123471
- Amazon 売れ筋ランキング: - 1,089,064位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- - 11,827位英米文学研究
- - 72,499位歴史・地理 (本)
- - 150,562位ノンフィクション (本)
- カスタマーレビュー:
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カスタマーレビュー
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上位レビュー、対象国: 日本
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2005年4月17日に日本でレビュー済み
ソーセージを食べることや医者にかかることを禁じられていたりと、何かと庶民とは感覚が違う貴族のライフスタイルを覗きつつ、当時の保守的で旧弊な世界からの自立を目指した六人姉妹の生き方を、写真と伝記でつづった本書は、彼女たちの子供時代の教育から、社交界、恋愛、結婚、仕事、思想、親子・姉妹間の対立と和解、そして死まで、丹念に書かれている点が素晴らしかったと思います。容貌や趣味、友人関係など、各人の個性が分かる逸話が多いので、知られざる貴族社会を垣間見る面白さもあって、長い文章ながらも飽きさせませんでした。本書の白眉とともいえる第二次世界大戦では、最初は、注目を浴びたかったり、親への反発もあって興味を持ったファシズムや共産主義に対して、しだいに傾倒し、深まる姉妹間の確執や、政治的な国内の事情で翻弄される一家の中でも、問題児たちを気遣う母親シドニーの人柄には魅了されました。代表的な英国貴族の館として知られるチャッツワースにまつわる話や、ヒットラーの素顔など、興味深い記述もありますが、なにより、一家に共通したユーモアと機知のセンスが、姉妹の人生にどれだけ救いとなり、家族や人間関係を円滑にしたのかを知りました。
2013年2月3日に日本でレビュー済み
第二次世界大戦前夜のウィンザー侯、英国侵攻を躊躇したヒトラー、「日の名残り」のファッシズムに理解を示してしまう英国貴族、ヘスの英国への単独飛行を探索しているうちにブチ当たったのがこのノンフィクション伝記である。経済的には二流貴族、然し6女1男を個性を殺す事無く世に出し、そのツケを正面から受けとめて逃げない、まさに第一級の矜持を持つ貴族夫婦とドイツファッシズムに傾倒しヒトラーと交流する三女、四女、チャーチルの甥のコミュニストと結婚し生涯左翼社会運動家の五女、すべての家族の葛藤に末っ子故に立会った六女、結局どの男をも自分のものに出来ない恋多き流行作家の長女。英国貴族とは如何なる環境で生活をしているのかも興味在るが、登場人物全員が自我の確立が出来てぶれる所が無い、当然これでもか、これでもか、と言う程我を通す、それでも親子の情愛、姉妹愛には涙腺が緩んでしまう。そこには大家族の良さ、姉妹の多いことの素晴らしさが在る。他人から見たら悲劇の多い家族であろう、でも、ここには子を持つ意味、子を世に出す親の宿命が在る。素晴らしい家族である。生きて闘う人間たちがいる、結局は皆誰でも死んで行く、ならば苦闘の中に活路を見出し、自分流を最後まで捨てず、自分は生きたんだ、と思いながらあの世に行こうと、終盤に来た自分に言い聞かせた。家族とは良いものだ、血は水よりも濃いのだ。
アラフォーの女性には特にお勧めしたい、人生が解り始めたポジションにおられるであろうから。
アラフォーの女性には特にお勧めしたい、人生が解り始めたポジションにおられるであろうから。