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ゴシックハート 単行本 – 2004/9/14

4.8 5つ星のうち4.8 24個の評価

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ゴシックハート (立東舎文庫)
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ゴシックの精神を明らかにする初の本格評論「ゴシック」とは何か?死と暗黒、怪奇と恐怖、残酷、異形、廃墟と終末などに象徴される精神の形を起源から辿り、その現代的意味と価値を明らかにする本格評論。
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登録情報

  • 出版社 ‏ : ‎ 講談社 (2004/9/14)
  • 発売日 ‏ : ‎ 2004/9/14
  • 言語 ‏ : ‎ 日本語
  • 単行本 ‏ : ‎ 248ページ
  • ISBN-10 ‏ : ‎ 4062125196
  • ISBN-13 ‏ : ‎ 978-4062125192
  • カスタマーレビュー:
    4.8 5つ星のうち4.8 24個の評価

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高原 英理
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上位レビュー、対象国: 日本

2023年12月2日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
綺麗な状態で良かったです。
1人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2021年1月25日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
私はゴシックという文化にさして興味はなかった。

しかしこの本を読んでみると、ゴシック精神とは「西洋で科学と共に誕生した進歩主義に飲み込まれていく社会の潮流に叛逆せんとする心」であることがわかり、一気に見方が変わった。

以下、本書の序文より引用する。
『明日は今日より幸せであるとか、人間精神は改良できるとか、人は平等であるとか、努力すれば必ず報われるといった言葉を信じられなくなったとき、すなわち近代的民主的価値観が力を失ったとき―――現実社会という「誰かのための制度」を憎み、飽くまでも孤立したまま偏奇な個であろうとするゴシックは、そういうクズな世界での抵抗のひとつなのである。』

この本は文学作品を考察の中心とした評論本だが、文化学的側面もかなり持ち合わせており、むしろ著者の「作品を通じてゴシック精神を解剖する」という趣旨はこの側面が強いだろう。

読後、現代で大衆に人気を誇る作品(文学、映画、漫画、アニメ…他にも)の中に「ゴシックハート」が潜んでいることに気づく。「なぜ私・人々はこの作品に惹かれるのか?」という問いに対して我々が曖昧で表層的な言葉でしか表現できなかった答えを、本書は極めて明瞭に言語化してくれる。

ゴシック文化に興味のない方にこそお薦めしたい。
11人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2005年6月10日に日本でレビュー済み
高原英理さんの評論集。
今、というべきか90年代ある少女たちを席巻した、「ゴシック・ロリータ」のことについても言及している。もっとも、そこから書くことを連想されたのかもしれない。
内容は当然、「ゴシック」の語源から端を発し、
その独特の終末観、退廃を愛する心、そして「異形」を思い、「人形」を思う心にある。かの渋沢龍彦、中井英夫の描いた世界、
そして近年映画化された「イノセンス」から、球体人形についても述べてある。
ゴスを愛する女の子たちは確かに流行を追い求めてはいない。
色は「黒」で、もてることなどは考えていない(大半の男の子は、この格好を嫌う)また、先ほどの「異形」を愛する、吸血鬼信仰(といっても、本来のウラド・ツェペシュ公は決して美形ではなかったし、トランシルバニアの吸血鬼神話は、土着的な話らしい)などからか、「リストカット」に代表される自傷行為を繰り返すケースが多い。
すべてとはいわない。
人間を、自分さえも、「生きているもの」としたくないから、なのだろうか。
ここまでくると、一種の社会病理にも思えるのだが、
彼女たちの愛する世界はまさに「人形」なのである。
この分野に興味がある方は、ぜひ読むと面白いと思う。
高原さんの別の著作よりは、読みやすく、理解しやすい部分が多いと思われる。
24人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2017年2月20日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
その昔、学生時代に読みました。

「ゴス」という言葉の、どんな雰囲気かなー?みたいなのを知りたい方には入門書といえますね。

中二病という言葉が流行ったあたりから、「ゴス」は死語となってしまい、
この本に書かれている事柄も書評以外は「ワロスww」みたいなことも多いのですが、それでもやっぱり不気味で野蛮で反社会的な世界観に憧れる気持ちは強く、美しいですね。
8人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2004年11月14日に日本でレビュー済み
圧巻でした…これ。
まずゴシックとは何か?から始まり、それ以降は「ゴシック」に関するキーワード、とも言える
人外・怪奇恐怖・猟奇・両性具有・人形・廃墟と終末等について
文学・絵画・写真・映画・漫画等、多岐にわたって評論してゆきます。
澁澤、中井等の幻想文学の代表達は勿論のこと、
楳図かずお、マリリン・マンソン、果てはデビルマンまで。
それらを個別に論じる事により、なぜゴシックがこんなにも私達を
魅了するのか、時代を超えて志向され続けるのかが
次第に明らかになってゆきます。
そして膨大なる引用の中には私の知らない作家や芸術家も当然出てきます。
必然「あっ今度読んでみよう…」と、なるわけです。
つまりこの本を読むことにより、新たなゴシック世界の発見と
自分がゴシック者であることの再認識ができるわけです。
う~む…ひょっとしてここまで明確に「こんな世界」…つまりゴシックの全体像を本質的・体系的に著わした本って無かったのでは…?
ゴシック的なものに少しでも興味のある方には断然オススメの一冊です!
15人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2004年9月20日に日本でレビュー済み
私自身が、ジャンルを問わずに幻想的なものに魅力される理由について、これまで明快に説明し得たことがなかった。しかし、この著作に示された理論により、今私は、他者に自己の嗜好について語ることができる。
「なぜ、幻想的なものが好きなのかって?この本に全て書いてあるから。この本を読んでみてください」と。私が幻想的なものにひかれる衝動の根底にあるもの。それは、この本の言葉を借りて一言でいうと「人外の自覚」である。

そして、著者は様々なモチーフを自在に泳ぎながら、人であることを悲しみ続ける異端者の内的自覚の物語を紡いでゆく。そうした点において、本書は、作家の命賭けの告白ともいえる。
24人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2005年7月18日に日本でレビュー済み
ゴシッカーさんにとっては家宝とも言えるかも。。。
思わず熟読してしまうのです。
いろいろな観点からゴシックについて調べ上げ、つかみ所のない「ゴシック」という部類をすこしは掴めるようになったかも。。。
友達に勧めるのもヨシ。
自分で大切に扱うのもヨシです!
8人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2005年5月22日に日本でレビュー済み
全12章からなる書き下ろし。
ゴシックの精神から始まり、人外、怪奇、様式美、残酷、身体、猟奇、異形、両性具有、人形、廃墟と、
作者がゴシックと捕らえるカテゴリーについて、小説漫画アニメからも論じている。
全体を通じて言えるのは、選出した作品が何故ゴシックとして素晴らしいのかを論じ、かつ人間の心に潜む残虐さを再確認させる。
故に取上げられている作品のエグさと合い重なり、執拗な1冊に仕上った。
人間として誕生したものに、ゴシックに惹かれない者は存在しないのかと思わせるほど、多用なゴシックについて論じている。
そうなると、自己の深層心理との対話に繋がり、健全に生きれなくなりそうになる。
ゴシックに染まり生きてゆくのは、精神面で負担が大きそうだ。
14人のお客様がこれが役に立ったと考えています
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