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人間は考えるFになる 単行本 – 2004/9/4
- 本の長さ229ページ
- 言語日本語
- 出版社講談社
- 発売日2004/9/4
- ISBN-104062125803
- ISBN-13978-4062125802
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登録情報
- 出版社 : 講談社 (2004/9/4)
- 発売日 : 2004/9/4
- 言語 : 日本語
- 単行本 : 229ページ
- ISBN-10 : 4062125803
- ISBN-13 : 978-4062125802
- Amazon 売れ筋ランキング: - 1,106,476位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- - 1,154位論文集・講演集・対談集
- - 16,226位近現代日本のエッセー・随筆
- - 92,639位ビジネス・経済 (本)
- カスタマーレビュー:
著者について
1957年愛知県生まれ。工学博士。
某国立大学の工学部助教授の傍ら1996年、『すべてがFになる』(講談社文庫)で第1回メフィスト賞を受賞し、衝撃デビュー。以後、犀川助教授・西之園萌絵のS&Mシリーズや瀬在丸紅子たちのVシリーズ、『φ(ファイ)は壊れたね』から始まるGシリーズ、『イナイ×イナイ』からのXシリーズがある。
ほかに『女王の百年密室』(幻冬舎文庫・新潮文庫)、映画化されて話題になった『スカイ・クロラ』(中公文庫)、『トーマの心臓 Lost heart for Thoma』(メディアファクトリー)などの小説のほか、『森博嗣のミステリィ工作室』(講談社文庫)、『森博嗣の半熟セミナ博士、質問があります!』(講談社)などのエッセィ、ささきすばる氏との絵本『悪戯王子と猫の物語』(講談社文庫)、庭園鉄道敷設レポート『ミニチュア庭園鉄道』1~3(中公新書ラクレ)、『自由をつくる 自在に生きる』(集英社新書)など新書の著作も多数ある。
ホームページ「森博嗣の浮遊工作室」(http://www001.upp.so-net.ne.jp/mori/)
●これから出る本→予定表(http://www001.upp.so-net.ne.jp/mori/myst/timetable.html)
●作者による作品の紹介(http://www001.upp.so-net.ne.jp/mori/myst/myst_index.html)
●出版された本の一覧→出版年表(http://www001.upp.so-net.ne.jp/mori/myst/nenpyo.html)
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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表紙の似顔絵が面白い。頭からアンテナを生やした人をぼくはしらないからである。昔のロボットを思い出しつつ膝頭が熱くなった。足がしびれてきたようだ…
このように最高に面白い本であるが、ただ一つの不満はタイトルであります。これはトリッキィであるかのようで大いなる誤謬である。
然り、人間はFになったりしない。
土屋氏のネタに森氏がスルーするという構成も,土屋氏側にしてみるとメリットがあるのかどうか・・・。「(笑)」という文字が,土屋氏側の台詞にあるのが9割以上。ひとりで笑いっぱなしというのも,聴いていて辛いものがあると思うのだが・・・。
内容的には面白い部分は確かにある。惜しい。
森氏の書いたミステリィは、本書の立場を上手く利用したもので、私はまんまと騙された。すぐに二度読みしてしまった。
後ろから読んだら(そんな人いないと思うが)価値が暴落する本だと思う。
今回の対談は後者。
土屋賢二と森博嗣という多くのファンを持つ書き手であり学者である二人の縦横無尽対談集。
対談の場所が大学であったり森博嗣邸であったり料亭であったりと贅沢。
だけど対談の内容はどうも散漫で、印象に残らない。唯一、ラジオのくだり位かな。
巻末にはお二人の書き下ろし短編を掲載。
土屋さんの『消えたボールペンの謎』は、とにかく会話の妙。
詭弁と諧謔が漫才のように繰り広げられます。
森さんの『そこに論点はあるか、あるいは何もないか』は、対談、でもミステリィ?
読後はしてやられた感がたっぷり。少し気づきますけど、でも面白い。
この本で逆に森氏の器の小ささが露見した印象がある。
あくまで真面目な視点で物事を語ろうとする森氏と
あくまで自虐のユーモアを挟み続ける土屋氏。
はたして他人の尊敬を勝ち得ようとしているのはどちらか。答えは明白だ。
土屋氏は遊んでいる。真に知的な人間にとっては論理すらもただのゲームだ。
恐らく内心ではお互いの事を見下しているのではないか。
土屋氏は「作家は詐欺師」「趣味に没頭するのは大人物ではない」「コンクリートってこれ以上いるの?(笑)」等、森氏に対する強烈な毒舌を笑い話と交えながら、それとなく吐く。
森氏も土屋氏をイジる。
まさしく「対談」な内容。
一見、森氏が土屋氏を論理的に負かしている印象を受けましたが、下手に出る技術、人間的な豊かさにおいては土屋氏の方が上であるように思いました。
が、以前のさくらももこさんとの対談と同様、土屋先生のパターンが浮いてしまい、却って森博嗣さんのぶれない生き方に感銘した次第。
土屋先生のミステリー作品は、普段のエッセイの延長でそれなりに笑えました。しかし60年前のボールペンの替芯はどうやって手に入れているのだろうという疑問が湧きました。詳細は本を手に取ってご確認ください。
ただ,帯には「理系×文系÷趣味=オモシロイ!」と書かれているけど,この点には大きく異議アリ。オモシロイのは両氏の趣味世界と語り口によるものであって,決して文系と理系のギャップから来るものではない。その点が期待はずれ。
大学に暮らす者が,文系と理系のギャップとか,大学の内部を描き出そうというのであれば,もっと違う切り口があるはず。授業や研究にかける学生気質とか,大学院進学に対する考えとか,キャリア評価とか,ネタはいくらでもあろうに。
帯につられて手にとって読んでしまったために,野球を見に来たのに日産スタジアムに連れてこられたような場違い感に襲われました。