本書の前書きに非常に興味深い記述があります。
”「何を言われたらカチンとくるか」というテーマで論議をさせると
参加者はみな大変盛り上がる。”
この事例に恐らく啓発される部分があり、本作を著したと思われます。
「この言葉をいったら嫌われる」という内容をジャンル別に区分し、
それぞれに解説をつけています。
記載内容が平易という点では本作に一定の意義を感じますが、
残念ながら「コミュニケーションとは双方向性のものである」
という前提に本書は立っていません。
すなわち、「カチンとくることを言う人間は完全悪で、
言われるほうは非がない。」というスタンスに立っているため
「なぜそのようなことを相手は言ったのか」という観点の議論が
展開されていません。
もちろん、単純にコミュニケーションをとれずにカチンとくることしか
言えない人もいるでしょうが、相手の発するリアクションはそれが
いかなるものであれ何らかの理由があるものです。
従って本書からは居酒屋での愚痴のレベルという印象が残りました。
今作はコミュニケーションの本質には迫ってはいないものの、
”言葉の持つ重要性”については非常に平易な理解が出来る内容です。
従って社会人になったばかりの方、あるいは何故か相手が
怒り出してしまった経験がある方には参考になる部分があるでしょう。
対象属性を選ぶ一冊のため、☆3つとしました。
そして、「もっとコミュニケーションの本質を知りたい!」という方は
カーネギーの「人を動かす」という書物をオススメします。
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嫌われる言葉 ―― 部下と上司の常套句 単行本 – 2004/9/22
齋藤 孝
(著)
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購入オプションとあわせ買い
- 本の長さ154ページ
- 言語日本語
- 出版社講談社
- 発売日2004/9/22
- ISBN-10406212601X
- ISBN-13978-4062126014
登録情報
- 出版社 : 講談社 (2004/9/22)
- 発売日 : 2004/9/22
- 言語 : 日本語
- 単行本 : 154ページ
- ISBN-10 : 406212601X
- ISBN-13 : 978-4062126014
- Amazon 売れ筋ランキング: - 1,922,939位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- - 1,909位リーダーシップ (本)
- - 66,482位投資・金融・会社経営 (本)
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著者について
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1960年静岡生まれ。明治大学文学部教授。東京大学法学部卒。同大学院教育学研究科博士課程を経て現職。『身体感覚を取り戻す』(NHK出版)で新潮学芸賞受賞。『声に出して読みたい日本語』(毎日出版文化賞特別賞、2002年新語・流行語大賞ベスト10、草思社)がシリーズ260万部のベストセラーになり日本語ブームをつくった。著書に『読書力』『コミュニケーション力』『古典力』(岩波新書)『理想の国語教科書』(文藝春秋)『質問力』『現代語訳学問のすすめ』(筑摩書房)『雑談力が上がる話し方』(ダイヤモンド社)等多数。TBSテレビ「情報7days ニュースキャスター」等テレビ出演多数。NHK Eテレ「にほんごであそぼ」総合指導。 (写真提供:草思社)
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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2006年11月13日に日本でレビュー済み
「声に出して読みたい日本語」で超有名な著者。こんな本も書いてるんだ。エッセイというか、ビジネス雑誌のコラム的な内容。
その中で感心したのは、「ホイップクリームや葛湯のように突然固まりだす食品は、仕事に対するイメージ作りに役立つ。やりすぎてはいけなくて、ちょうどよいころあいという時期がある。ずっと同じことをやっていると飽きるが、いつか固まるとわかっている人は、それに耐えられる。」そういうイメージを持つことができれば、仕事の上達は早いとのこと。「もっと感性を磨け!と言われても実際に磨いたことのない人には磨けないのだ」そうかもしれませんね。
その中で感心したのは、「ホイップクリームや葛湯のように突然固まりだす食品は、仕事に対するイメージ作りに役立つ。やりすぎてはいけなくて、ちょうどよいころあいという時期がある。ずっと同じことをやっていると飽きるが、いつか固まるとわかっている人は、それに耐えられる。」そういうイメージを持つことができれば、仕事の上達は早いとのこと。「もっと感性を磨け!と言われても実際に磨いたことのない人には磨けないのだ」そうかもしれませんね。
2004年11月5日に日本でレビュー済み
上司から浴びせられた言葉に傷つき、腹を立て、やる気を失った
経験は決して少なくない。そういう言葉を「浴びせられる」立場の
時代を思い浮かべるとこの本の内容は「喝采もの」である。
時が過ぎ部下を持つようになり、部下を指導する中で、振り返っ
てみれば、この本に出てくるような言葉のいくつかは私自身も使っ
ているし、似たようなことをいうことがあることがわかった。
ただ、上司としてその言葉を発している理由は、自分ではこの本
のような一方的なことではない(と本人は思っている)し、それな
りの脈絡を持っている(と思っている)。
しかし、その言葉を浴びた部下は、かつて私自身が感じた悔しさ、
腹立たしさ、寂しさを感じているのかもしれない。ならば指導の言葉
といえど、もう一回中身を点検して見なければならないのかもしれな
い-そういう気づきを与えてくれました。
経験は決して少なくない。そういう言葉を「浴びせられる」立場の
時代を思い浮かべるとこの本の内容は「喝采もの」である。
時が過ぎ部下を持つようになり、部下を指導する中で、振り返っ
てみれば、この本に出てくるような言葉のいくつかは私自身も使っ
ているし、似たようなことをいうことがあることがわかった。
ただ、上司としてその言葉を発している理由は、自分ではこの本
のような一方的なことではない(と本人は思っている)し、それな
りの脈絡を持っている(と思っている)。
しかし、その言葉を浴びた部下は、かつて私自身が感じた悔しさ、
腹立たしさ、寂しさを感じているのかもしれない。ならば指導の言葉
といえど、もう一回中身を点検して見なければならないのかもしれな
い-そういう気づきを与えてくれました。
2004年10月14日に日本でレビュー済み
どうも私は著者、斎藤孝氏と斎藤一人氏がごっちゃになる傾向があっていけない。全く違う傾向の本なのにねえ。(お二人のファンの方、ごめんなさい)だけど、それだけ、このお二方の本は書店の目立つ場所に平積みになっていて目を引くってことなのですが。
脱線しましたが、斎藤孝氏の本の中には興味深いものもたくさんあります。しかし、この本に関しては今一つと言う印象でした。内容はタイトルが示す通り。表紙に書かれているセリフの数々を見れば「そりゃ、嫌われるよ」と納得してしまう言葉ばかりです。この表紙だけで自分の言葉遣いの至らざる点に気付く賢明な方はわざわざ中を読まずとも自己を律することができるでしょうし、全文読まなきゃ直らない人はこの本に挙げられていない言葉でやっぱり人を傷つけ、嫌われてしまうに違いありません。大人の常識の範囲を言ったに過ぎない本だと思います。
脱線しましたが、斎藤孝氏の本の中には興味深いものもたくさんあります。しかし、この本に関しては今一つと言う印象でした。内容はタイトルが示す通り。表紙に書かれているセリフの数々を見れば「そりゃ、嫌われるよ」と納得してしまう言葉ばかりです。この表紙だけで自分の言葉遣いの至らざる点に気付く賢明な方はわざわざ中を読まずとも自己を律することができるでしょうし、全文読まなきゃ直らない人はこの本に挙げられていない言葉でやっぱり人を傷つけ、嫌われてしまうに違いありません。大人の常識の範囲を言ったに過ぎない本だと思います。